ナマコを歩く―現場から考える生物多様性と文化多様性

著者 :
  • 新泉社
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787709158

作品紹介・あらすじ

水産資源の減少と利用規制が議論されるなか、ナマコをめぐるエコ・ポリティクスを追う。グローバルな生産・流通・消費の現場を歩き、資源利用者が育んできた固有の文化をいかに守り、地球主体の資源管理を展望できるのかを考えた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ナマコから見た生物多様性と文化多様性。ナマコが以外と様々な場所に生息していてびっくり。一大ビジネスなんだね。ダイナマイト漁法には反対だけど、一口に規制しろとも言えないなあ……。

  • 【アジアを知る】
    ナマコはあくまで手段である。著者の目的は、特殊と言われる日本社会の特徴を捉えることにある。それと同時に、先生の立場として、学生と一緒に日本社会の将来を批判的に構想しようとしている。

  • ナマコにスポットをあてた生物多様性と文化の多様性がわかる本です。
    日本ではなじみの少ないナマコの意外な一面を是非知って下さい。

    【鹿児島大学】ペンネーム:Nossy
    ------------------------------------------------------------
    鹿大図書館に所蔵がある本です。
    〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=11111051588
    -----------------------------------------------------------

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

赤嶺 淳(あかみね じゅん)
1967年大分県うまれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は食生活誌学、食生活史研究。人間による環境利用の歴史をあきらかにするため、水産物の生産から加工、消費までのサプライチェーンの発展過程に着目し、「食からみた社会」、「社会のなかの食」の変容過程をあとづけてきた。目下の関心は、マーガリンの主原料として20世紀初頭に創発した鯨油や大豆油、パーム油などの「油脂間競争」120年の絡まりあいの解明。おもな著作に『ナマコを歩く』(新泉社、2010年)、『鯨を生きる』(吉川弘文館、2017年)、「ノルウェーにおける沿岸小型捕鯨の歴史と変容」(『北海道立北方民族博物館紀要』29号、2020年)、「日本近代捕鯨史・序説」(『国立民族学博物館研究報告』47巻3号、2023年)など。

「2023年 『クジラのまち 太地を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤嶺淳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
国分 拓
クリストファー・...
内澤 旬子
劉 慈欣
タミム・アンサー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×