幕末外交儀礼の研究-欧米外交官たちの将軍拝謁-

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  • 思文閣出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784218509

作品紹介・あらすじ

近代外交の夜明けは幕末に―。
 日本と欧米の国との正式な外交関係は、安政4(1857)年、アメリカ総領事タウンセンド・ハリスの登城・将軍家定拝謁をもって幕を開けた。
 本書が取り上げるのは、徳川幕府終焉まで計17例を数えた、欧米諸国の外交官による将軍拝謁。幕府は自らの儀礼伝統に則り、同時に西洋の慣習とも齟齬のない形で、その様式を完成させていた。
 当時、対外関係の第一線にあった幕臣たちのその努力こそ、わが国が世界の舞台に立つための第一歩であった。政治交渉の過程とは異なる次元で展開した外交儀礼の形成過程は、従来の研究で見落とされてきた、もうひとつの幕末史である。

著者プロフィール

京都大学教育学部教授

「2018年 『英文翻刻・注釈版 駐日英国公使パークス・英国外務次官ハモンド往復私信 幕末期編 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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