メディアの罠―権力に加担する新聞・テレビの深層 (vita)

著者 :
  • 産学社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784782570005

作品紹介・あらすじ

「ウソ」だらけの報道は構造的に生み出されていた!内幕を知るジャーナリストたちが大メディアの危機の本質を語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 青木氏、神保氏と僕の好きなジャーナリストの対談。中身自体は目新しくは無いのだけど、311を通じての既存大手メディアの数々の失態をまとめて聞いて、ウンザリですよ。腹立たしい事に、何事もなかったかのように震災前の閉鎖的かつ保守的な状態に戻ってしまったということ。メディアが保守的になったらおしまいですよ。

  • 大メディアに属していた三氏が権力に加担する新聞・テレビの深層を語り合うというもの。

    再販制度、クロスオーナーシップ、そして悪名高き記者クラブ制度、権力に保護してもらっている大メディアが権力に立ち向かえるはずがない。

    福島原発事故と報道において、従軍記者、嘘八百の大本営発表が国民の前に露呈してしまった。

    しかしながら、権力と大メディアの癒着はそうそう簡単に解消しない。

    インターネット世界の進展が従来の癒着構造を切り崩すことができるのか、それは、真の市民社会を希求する市民のリアリティ溢れる連帯を深めるということに答えを求めるしかないのであろう。

  • 2012/0/27津市津図書館---芸濃図書館。

    2012/05/10 再借用(延長)

  • 20120416読みたい

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著者プロフィール

1960年生まれ。法政大学卒業後、1986年に北海道新聞社入社。経済部、東京政治経済部などを経て、報道本部次長、ロンドン支局長を務める。2011年に退社。フリージャーナリストを経て、2012年から高知新聞記者。北海道新聞時代の1996年、「北海道庁の公費乱用」報道の取材班メンバーとして新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞奨励賞を受賞。2004年に「北海道警察の裏金問題」報道の取材班代表として新聞協会賞、菊池寛賞、JCJ大賞などを受賞。著書・共著に『権力vs.調査報道』『希望』(以上、旬報社)、『真実――新聞が警察に跪いた日』(角川文庫)、『@Fukushima――私たちの望むものは』『メディアの罠』(以上、産学社)など。2017年4月より東京都市大学メディア情報学部教授。

「2019年 『「わたし」と平成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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