カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン: 神の食べ物の不思議

  • 幸書房
3.62
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本棚登録 : 96
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784782103579

作品紹介・あらすじ

「神の食べ物」であるカカオがチョコレートになるまでの長い歴史を振り返りながら、その中で重要な役割を果たしてきたさまざまなサイエンスに光を当てる。

感想・レビュー・書評

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  • 2011/10/20:カカオの栽培方法やチョコレートの精製などについて科学的に考察した本。

  • *⇔*――*⇔* 企画展示 *⇔*――*⇔*
         気になるチョコレート
    *⇔*――*⇔*――*⇔*――*⇔*――*⇔*

    原料であるカカオの栽培についてや、その歴史、チョコレートの効能やおいしさの理由にいたるまで、チョコレートに関する知識を広く解説。

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  • カカオと言ったら、熱帯で比較的乾燥しているところにできるものだと思っていたが違っていた。
    カカオは作るのに物凄い手間暇がかかる(毎日カビの類がついていないか見て回らないといけないなど)そうだ。
    食料問題があるのであれば、止めちゃえばいいのにねと思う(自分は全く困らないから)。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425928.html

  • これは難しい本なので小学校にはむかないが、食品科がある高校や、興味のある人がいる学校は買ったほうがいい(中学生でも、将来の夢、ショコラティエ、とか、いまはいるから)と思う。
    チョコレートについて全般、よくわかるように説明してくれているから。
    チョコレートに関しては、こういう冷静な解説書と、写真の素敵なレシピ本、児童労働の話を取り揃えるといいと思う。
    そうしてバレンタインの今しか出てこない本もあるので、書店や図書館にチェックしにいったほうがいいよ。
    ただし、書店では、データを盗んではいけないが……。

    2020/02/18 更新

  • カカオ豆の成長から始まり、カカオ豆からチョコレートになる過程を辿る。章が変われば、カカオとヨーロッパの人々との歴史が語られ、最終的にはチョコレートの美味しさは何で決まるのか、チョコレートの誤解を解くための情報まで、とにかくマニアックな視点でひたすら書かれている。笑 ちなみに、チョコレートを食べても他のスイーツと大差はないので、チョコを食べる=太るは誤解だそうです。ニキビができるというのも、チョコレートとは無関係なんだとか。

  • チョコレートができるまで、を、歴史から、工程から、わかりやすく解説してくれる。
    南米、アフリカ、スペイン、ポルトガルオランダスイスベルギー、長い歴史と世界中の人々の手によって、今やっとこのおいしいチョコレートがあるんだなぁ、と感謝しきりです。
    これからチョコレートを食べるときの楽しみが、何倍にも膨らみました。

  • 図書館で。
    前に読んだ本と似ているような所あり。まあ歴史は似てるも何もないんだけど。
    それにしても今自分が美味しくチョコレートを食べられているのは色々な歴史の積み重ねがあってなんだよなぁと思うと感慨深い。搾取の歴史とかは読んでいて辛いですね。

  •  ココアバターとココアパウダーの違いが、いまいち分かりませんでしたが、おもしろかったです。帰りに、さっそく明治の板チョコを買いました。88円でした。
     スペインの新大陸での所業は、何度読んでもイヤなものです。中で引用している 『メキシコ征服』 ベルナール・ディアス・デル・カスティーヨ著の日本語訳が、三浦朱門さんなので読んでみたいのですが、手近な図書館にはありませんでした。この方面の本は、ない事が多い気がします。『インディアスの破壊についての簡潔な報告』もありませんでした。

  • チョコレートは奥が深い。カカオ豆の品種や産地だけではなく、発酵や乾燥という現状ほとんど制御されていないプロセスで味や香りが大きく変わるんですって!チョコレートはますます美味しくなっていくのね~。

  • カカオの歴史を語るなかで、どうやって工夫され続けてきたかを科学的に(図まで用いて)語った本。

    なんと香りとか粘性とその操作によってどう変化するかの表まであるんですね。科学の実験のレポ^トみたい。

    アステカ~オランダのヴァン・ホーテンやスイスでの革新まで長い長い歴史がわかりやすくまとめられてます。
    科学的な話は少しこんがらがってしまいましたが、もっとじっくり読めば…わかるはず…

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著者プロフィール

1968年生まれ。91年、横浜国立大学経済学部卒業。98年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。2001年、博士(経済学)取得(東京大学)。(財)国際東アジア研究センター研究員、横浜国立大学経済学部助教授・准教授・教授を経て、2013年より横浜国立大学国際社会科学研究院教授(現在に至る)。Managing Currency Risk: How Japanese Firms Choose Invoicing Currency, Cheltenham, UK: Edward Elgar刊(共著、2018)にて、日経・経済図書文化賞受賞(2019年)。

「2023年 『円の実力 為替変動と日本企業の通貨戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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