きみが選んだ死刑のスイッチ (よりみちパン! セ)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781690216

感想・レビュー・書評

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  • 死刑にまつわる制度や他国との比較などが中高生向けにわかりやすく書かれている。

  • 今現在殺人事件の容疑者の顔が、当たり前のようにテレビに出ている状況がおかしいことなのだとこの本を読んでわかった。有罪にならない限り無罪である。これを皆、心に刻んでおかないととんでもないことになるような気がする。死刑は、まだわたしは賛成派。でも考える。何が何でも賛成派なわけじゃない。知りたい、知らなくちゃ何も言えない。まだまだ考えることが必要。

  • 想像以上に良かったです。

    死刑制度については、学生時代勉強したので、一通りのことは流し読み程度だったけど、特に裁判員制度について。とても勉強になりました。
    よりみちパン!セシリーズは、10代、特に中学生向けに作られた本のようですが、知らないことを最初に読み説くのに最適だなーと思います。
    「わかりやすいことがいかに危険か」という森氏、これをきっかけに、死刑制度や裁判員制度について、もう少し知識を深めていきたいと思いました。

    死刑制度、裁判員制度についての、最初の一冊にオススメです。

  • わかりやすいことがいかに危険か。
    人は人を裁く重さを考えさせる。
    矛盾と危険だらけの裁判員制度。

  • この「よりみちパン!セ」というのは中学生向けのシリーズのようです。
    死刑制度とか裁判員制度のことなどがかかれています。
    死刑制度云々問題は一概にこうとはいえない難しい問題ではあるけど、裁判員制度はやっぱりなんだかおかしな制度だなというのは感じた。
    人が人を裁くということは、それ相応の覚悟をもってすべし、ということだな。

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著者プロフィール

森 達也(もり・たつや)
1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。佐村河内守のゴーストライター問題を追った16年の映画『FAKE』、東京新聞の記者・望月衣塑子を密着取材した19年の映画『i-新聞記者ドキュメント-』が話題に。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書に、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『職業欄はエスパー』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『ご臨終メディア』(集英社)、『死刑』(朝日出版社)、『東京スタンピード』(毎日新聞社)、『マジョガリガリ』(エフエム東京)、『神さまってなに?』(河出書房新社)、『虐殺のスイッチ』(出版芸術社)、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』(ミツイパブリッシング)、『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』(講談社現代新書)、『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館)、『増補版 悪役レスラーは笑う』(岩波現代文庫)など多数。

「2023年 『あの公園のベンチには、なぜ仕切りがあるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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