世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ)

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  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781690193

作品紹介・あらすじ

世界が、人間が、取り返しのつかない過ちを犯すのは、メディアの使い方をあやまるからだ。メディアはときに人を殺し、ぼくらを殺すことすらある。ならば、なにをどう信じるべきなのか。いま、なによりも必要なリテラシー。

感想・レビュー・書評

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  • 10歳くらいでも十分読める。全ての文字にルビがふってある。メディアリテラシーの発達し過ぎた私にとっては何て事ない内容だが人生においてとても大事なことが書かれてある。テレビが全てと信じる大人と若者に。http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-71.html

  • テレビを中心としたメディアは
    なぜ間違えるのか。
    とてもわかりやすく解説。
    ヒトラーの引用が2021年現在にも当てはまる
    ことに震える。
    異なる角度からではあるが
    マンガ「ボーダー」とともに
    小学生、中学生には是非読んで頂きたい。

  • 1.メディアは人だ。だから間違える。
    2.メディア・リテラシー、だれのために必要なの?
    3.キミが知らない、メディアの仕組み
    4.真実はひとつじゃない

    2006年出版のため、少し情報は古いが、簡単な言葉でメディアのことを良くとらえ、伝えている。
    メディアは真実のように見えるが、間違えることも有り、故意でなくても、必ず編集という人の手が加わっている。
    事実を良くとらえ、確認することが大切になる。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「世界・社会」で紹介された本。

  • メディアや情報はときに人を殺し、我々を殺すことすらある。ならば、我々はなにを疑い、なにをどう信じ、考えていったらいいのだろうか?大学生として、社会人として必要な「リテラシー」について語られた著作。

  • 最近メディアのあり方について色々考えたり、疑問に思ったりするようになり、気になって読みました。中学生以上を対象とした本だけど大人が読んでも納得する一冊だと思います。
    テレビや新聞から得た情報をすべて鵜呑みにするのではなくて少し見方を変えて自分で考えて情報を消化しなければいけないなと感じる本でした。

  • 川崎市の中学生向け100冊に入っている本で、そういう年代に向けて書かれたものだが、ほとんどの中学生には難しいかもしれない。
    ヒトラーのことばと言われている箇所を引用する。
    青少年に、判断力や批判力を与える必要はない。彼らには、自転車、オートバイ、美しいスター、刺激的な音楽、流行の服、そして仲間に対する競争意識だけを与えてやればよい。青少年から思考力を奪い、指導者に対する服従心のみを植え付けるべきだ。国家や社会、指導者を批判するものに対して、動物的な憎悪を抱かせるようにせよ。少数派や異端者は悪だと思いこませよ。みんな同じことを考えるようにせよ。みんなと同じように考えないものは、国家の敵だと思いこませるのだ。

  • 中学生くらいで、こういった本を通読することはとても大切なことだと思う。
    著者の「魂」が感じられて、子供には響きやすそうだし。

  • メディアの性質を分かりやすく書いてくれています。
    マスコミ業界を志望する人にはぜひとも読んでおいてもらいたい一冊です。

  • 情報やメディアを慎重に扱おうと思った

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著者プロフィール

森 達也(もり・たつや)
1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。佐村河内守のゴーストライター問題を追った16年の映画『FAKE』、東京新聞の記者・望月衣塑子を密着取材した19年の映画『i-新聞記者ドキュメント-』が話題に。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書に、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『職業欄はエスパー』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『ご臨終メディア』(集英社)、『死刑』(朝日出版社)、『東京スタンピード』(毎日新聞社)、『マジョガリガリ』(エフエム東京)、『神さまってなに?』(河出書房新社)、『虐殺のスイッチ』(出版芸術社)、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』(ミツイパブリッシング)、『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』(講談社現代新書)、『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館)、『増補版 悪役レスラーは笑う』(岩波現代文庫)など多数。

「2023年 『あの公園のベンチには、なぜ仕切りがあるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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