ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 1396
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781671000

作品紹介・あらすじ

「仕事やお金や人生設計に関して、もっと自由に発想し、もっと合理的に判断できれば、今という時間を楽しむことを、もっと優先する生き方ができるはず…そう考えてこの本を書きました」(「文庫化に寄せて」より)世の中が大きく変化していく中で、どう考え、どう生きていけばいいのか。「世の中」「お金」「働き方」についての具体的で実用的な考え方が満載。日本一影響力を持つブログ「Chikirinの日記」の著者によるベストセラーが遂に文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • これを手に取ったということは、最近の環境変化とか自分の内面的な部分で何か欲しているからだろうと思った。
    人と比べて何になる、自分は自分、他人からどう思われようと同調圧力に臆せず正直に生きていけば良いのだなと再確認しました。

  • 戦略的に「ゆるく」考える一冊。10年前の作品ですが2022年でも十分新鮮な気持ちで読むことができます。ブログ記事がベースなので1つの話が短くスキマ時間でどんどん読めます。ただ、自分の頭で考え続けているちきりんさんの本なので、ゆるゆるスローライフのススメの本ではないので注意です。肩肘張りがちな現代人が自分の頭で考えてゆるっとしたたかに生きる本という感じです。

    ■一点豪華主義
    他の方のレビューにもありますが、この本での印象的な考え方。選ぶ時に何を一番重要視しているか。どうせ選択したものはどれを選んでもそのうち不満がでてくるので一番重要視しているものに特化したものを選ぶと満足度が高い。これ、奥深いんです。本書を読んで、先日メリットAに特化したものを選ぼうとしたのですがどうしてもデメリットBが大きくて選べませんでした。つまり、自分の中ではメリットAが大切と思っていただけで本当はデメリットBがない方が重要だったんです。全然「ゆるく」ないですが笑 この経験から、わたしはどれを選んでも不満が残るなら最悪変更しやすいものを選ぶようにすると「ゆるく」考えても気が楽なのではと気が付きました

    ■防災グッズは必要?
    ちょっと笑いました。大きい地震があるとメディアでは防災グッズ推しになります。きっと効果があるのでしょう。しかし、お金で買えないものが災害では重要・・これはうなづけます。ゆるくないですがとても重要な視点です。

    ■ハラハラした3種の儲け方
    紹介されているやりかたがインターネット上にありまくるのでびっくりしました。ここで紹介するやり方が軌道に乗れば「ゆるく」儲けることができるんですね・・。
    ゆるい気持ちでこれらのサービスや言葉に惑わされないようにしないとなと逆に気を引き締めました。

  • 約10年前の本になるが、ちきりんさんの先を読む力や社会に対する考えって今読んでさえハッとする。流行と不易をしっかりと把握し、「自分自身で自由に生きたい!」という信念のもと、それを考え続け、実行するところに憧れる。「憧れる」のではなく、自分自身でも気づき考え行動せんかい!と思いますが(笑)

    ■「旅に出て、自分の存在の小ささを実感する」に共感。自分がいてもいなくても、世界は回っている。そのことを思うと、日頃思い悩んでいることがどうでもいいことに感じられるのが旅の効用。

    ■「インプットを最小化する」…自分がインプットだけして満足していることが多いことにはっとする。そのインプットで、どんなアウトプットを出せるのかということが重要。「アウトプットにつながるインプット」を意識してインプットしていこう。

    ■食べること=生きること。おいしいものしか食べたくない。その「おいしいもの」というのは「高級食材」「高級レストラン」ではなく、自分が本当においしいと思うもの。食事がおいしいと感じられるのは、様々な条件が揃わないと楽しめない。平和、健康、精神的安定、一緒に食べる人との好ましい関係、時間的余裕、良い食材と良い料理に、最低限の経済力…。そのとき、自分が選択できる最高のものを食べたい。それはTKGやうどん、カップラーメンであっても、心と体を整えていただきたい。

    ■「よかった確認」物事の良い面をより多く見て、生きていけば楽しく暮らせる。

  • 今の私に必要な本でした
    色んなものにがんじがらめになって、このままではいけないけれど、どうしたら良いかわからない

    たまたま本屋さんで昨日見かけて、すぐ買ってしまいました

    少しだけど、どうにか一歩を踏み出す勇気をもらえた気がします

    本の内容はグイグイと勇気を勧めてくれていたので、あとは私の心です

  • インプットを制限すれば
    生産は上がる

    この言葉が刺さった

    時短勤務だと時間に限りがあるので
    働きづらさを感じていたが、
    そうではなく、むしろ限りある時間の中で
    どう効率よく仕事をこなすか
    確かに毎日考えている

    だらだら残業するより
    よほどいいのかな?

  • 自由に生きよう!が刺さりました。10年前に読みたかった本をいまさら読みました笑。

  • 人気ブロガーちきりんさんの「毎日を楽しく生きるための極意」です。
    ゆるく考えよう、というのは、あるべき論から解き放たれよう、ということだと思うんです。

    世間で常識と言われていることや、「こうあるべき」ということに対して、 "そんなことに囚われることなく、自分が何を欲しているのかにフォーカスして肩肘張らずに生きようよ" というメッセージが頼もしかったです。

    思考停止が悪いことだとは思いませんが、ちゃんと考えることは、主体的に生きる上で必要なことだと思います。
    なんとなく傍観者として日々を過ごすより、自分は何が欲しくて、どんなものを選び取っていくのか意識して生きていくと人生は楽しい。

    35年ローンなんて、分不相応だよね。というのは今やイケダハヤトさんをはじめ、ある程度言及されてることかもしれませんが、5年前は私も「家は35年ローンで買うもの」と信じて疑ってませんでした。
    世界の動きが速い今だからこそ、それがいいとか悪いとかではなく、「自分にとってどうなのか」ときちんと考えられる人になりたい。

    そして、何かを選び取る上で「一点豪華基準」の考え方はすごくすごく共感できるものでした。
    そして、「大事なものはコストで決めない」というのにもはっとさせられました。コピーして手帳に貼っておきたいくらい。

    全体的にとても読みやすく、すっきりと整理された情報が頭の中に届くのが快適でした。
    もっと難しい内容が書かれているんだと敬遠していたのがもったいなかったくらい。人生に悩んでいる人がいたら贈ってあげたい1冊でした。

  • ≪目次≫
    文庫化に寄せて
    はじめに
    第1章  ラクに生きる
    第2章  「自分基準」で生きる
    第3章  賢く自由に「お金」とつきあう
    第4章  仕事をたしなみ、未来をつくる
    第5章  ストレスフリーで楽しく過ごす
    おわりに

    ≪内容≫
    ブログも有名な「ちきりん」の最初の本。(2011年イースト・プレス刊の本の文庫化)。今後の日本の行く末を考えると、A首相がキモい声で声高に「日本復活!」と叫ぶよりも、自分の将来を考えて、身の丈の範囲で「ゆるく」生きるに限ると思う。そのために、周りに流されることなく、自分の足で歩くかなければならない。そのためには、かなりの「知恵」も必要だし、「勇気」も必要。この本にはそうした「知恵」や「勇気」の元が載っている。むろん、この本だけでは全然足りないが、「こういう生き方をすればいいんだ」という「知恵」「勇気」は確実にもらえます。

  • ■ 退屈な時間を楽しもう
    そもそも「充実した休日」って言葉として矛盾しています。なぜ休日が「充実」している必要があるのでしょう?休日は「休みの日」なんだから、1日ごろごろしていて疲れがとれたらそれで充分です。
    平日も休日も同じですが、「予定の多い方が充実している」という考えは、下品です。時間に追いまくられることが、あるべき姿ではありません。
    旅行も同じです。あそこに行って、ここに行って、あれを見て、これを食べて…。「旅行は疲れる」と言う人はそういう旅行をしているのでしょう。せっかく個人で旅行しているのに、まるでパッケージ旅行のように何から何まで予定を立てて予約を入れて、時間に追いまくられて旅行をする。
    予定がないと不安になるから事細かに予定を立てる一方で、予定通りに進まないことが出てくると焦ったり怒ったり罪悪感を覚えたりする。これでは一体何のために旅行しているのか分かりません。
    仕事に関してなら予定を立てて効率的に進めるのは当然でしょうが、休日なんて効率的に過ごす必要はありません。私も休日の予定を立てるのは大嫌いで、1日に複数の予定は絶対に入れたくないと思っています。 退屈すること、予定が入っていないことが怖くなると一種の現代病です。

    ■ 人生の主役を生きる
    騙される事、利用されること、傷つけられることを必要以上に怖がり、器用に避けて生きる必要はないでしょう。それらを恐れて何もしなければ、楽しくて嬉しくて素晴らしいことにも出会えないのだから。良いにしろ悪いにしろ感情大きく喋ることが何もない人生なんて全くつまらない。他の作家の言葉である「人生の傍観者になるな。観客席に座っては座っていてはいけない。舞台に上がって自分の人生の主役を演じるのだ「閉じると言うのも同じ意味でしょう。

    ■ 人生設計3 × 3
    人生の時間の使い方には大きくくれば「仕事」「趣味」「家庭」の3つがあり、人生のある時期、この3つのうちどれが選ぶかと言う選択肢が与えられています。
    ただし一時期に3つとも選ぶのは誰にとっても非常に大変で、 この3つの中から最大2つを選ぶという選択が人生設計です。本体から見ればどれか1つあきらめる、という選択なのです

    ■維持費が蝕む自由
    家計が苦しくなり節約が必要になったとき、多くの人が食費や旅費等変動費の切り詰めを始めます。けれど重要なのは変動費ではなく、固定費の水準を下げることです。
    自分の持っているものに、自分が苦労してやっと手に入れたものに、縛られて生きるので、なんと馬鹿げたことでしょう。

    ■ 稼ぐべき時、払うべき時
    「学びたければ金を稼げ、金を払っている場合じゃない」と言うのは一般的な法則です。大学も同じで、学費を払って1年間学生として勉強するより、一定の講師料をもらい1年間授業を任されたら、その方が圧倒的に多くのことを学べます。 仕事にすれば、お客様がいます。旅行が好きなら、お金を払って旅行するべきです。お金を払えば自分の好きなように設計すればよし、他人に合わせる必要はありません。「好きなことを金を払ってやれ、もらってやるな」と言うことです。

    ■ 宗教の定義
    世間に否定された落ち込み、苦しんでいる自分を肯定してくれるからこそ、人は宗教を信じます。科学を超越する力を吹聴することも重要です。これが神者に「救い」を与えます。世の中には、社会が解決できないでいる問題がたくさん存在します。その多くは、宗教がカバーする領域となります。 あなたを救ってくれるように見えるものの名称が「セミナー」や「〇〇道場」や「〇〇の集い」であっても、この4つが揃えばそれは宗教だと言うことを覚えておいてください。
    1教祖や神など、絶対的立場のシンボルが存在する
    2現実の世の中を否定している
    3現在の科学レベルでは不可能なことを信じている
    4集客と集金のシステムがある

    ■ 勝てる市場を選ぶ
    最も良い方法は、あまり背伸びをして大企業の一流企業に入らないことです。必死で背伸びをしてようやく寺届いたような企業に入社すれば、内定をもらった時点では、にも昇るほど嬉しいかもしれませんが、自分が最後までその組織ピラミッドに分かれる可能性は非常に小さくなります。
    一方、業界下位の企業に入社したり、人気のない業界でキャリアをスタートした人の中にも、最後まで有意義な職業人生を送る人がたくさんいます。
    勝つことが難しい市場で必死に頑張るより、「勝てる場所」を選ぶことの方が、勝つためには最も重要なのです

    ■「成長したい!」だけではダメ
    こういう人に「成長して、何がやりたいの?」と聞くと「え?」と怪訝な顔をされることがあります。「成長して〇〇が出来るようになりたい」と言う具体的な目標があって初めて、成長する事は意味を持つのです。
    私は日ごろから「インプットとアウトプット」のバランスを意識しています。アウトプットの目標がないのにインプットに時間やお金をかけるのは馬鹿げていると考えるようになりました。昔は英語も「とりあえず」勉強していましたが、今は、仕事や趣味に必要な英語力だけ獲得・維持できればいいと思っています。それ以上のインプットは、私にとっては無駄なインプットなのです。
    就職や転職時に取れるのは「あなたは何がアウトプットできるの?」と言うことです。履歴書に輝かしい学歴や資格を書き連ねて「僕はこれだけインプットしました!」とアピールする人がいますが、問われているのは「そのインプットで、どんなアウトプットを出せるの?出してきたの?」と言う点です。大事な事はインプットではなく、「アウトプットにつながるインプット」なのだと言うことを忘れないようにしましょう。

    ■ インプットを最小化する
    働く時間が一切触れないようにしてしまえば、人は必ず生産性を高めようと考えます。明日の夕方が締め切りの仕事を、今日の夜ではなく明日の朝始めるとか、今日も明日も一切残業をしないなどと決めれば、より早く終わらせられる方法を考えざるをえません。
    そうなれば人は、不要な仕事をし分けてやらないことを決め始めるし、やることの優先順位を強く意識するようになります。当然、やり方も工夫するでしょう。を働く時間を減らさない限り仕事が早くできるようにはなりません。一般には真面目な人ほど、仕事が終わらないと働く時間を延長します。 生産性はどんどん下がります。
    生産性とは「アウトプット÷インプット」で計算する比率です。分母のインプット=働く時間」を増やしたら生産性(=仕事の効率」はどんどん落ちます。やるべき事は「より長く働く」ことではなく「働く時間を少なくする」ことなのです

    ■ アドバイスの正しいもらい方
    相談を受ける側の人は、相談をする人の何倍も幅広い知識や経験を持っている場合が多いです。でも質問をして得られる事は、その相手の持つ知見のうち「質問者が思いついた質問の回答だけ」で それが「他に何かありませんか?何でもいいです」と問えば、相手は自分の経験と知識の大海の中から「その相談者に最も有益なメッセージ」を探し出して語ってくれます。だから、自分が思いつくレベルの質問をさっさと切り上げ「相手が大事だと判断すること」「相手が言うべきだと思ったこと」を聞く時間を十分に確保することが重要なのです。

    ■ 相手の受診体を理解する例えば学生だけで話す、同じ職業の人だけで話す、同じ年代や性別の人だけで話す、同じ国の人だけで話す、と言う生活をしていると、人は自分が所属するコミュニティーに属する人の受動体や 感動を「当たり前のもの」と思い込み、意識しなくなってしまいます。そしてたまに異なる受動態の人と話すと「なぜ伝わらないの!」と驚くのです。
    コミニケーション能力とは、話せ技術等発信側のスキルではなく、「受信側のシステムを理解するスキル」なのです。だから、他者の受信メカニズム、感動や感情のバリエーションに関する知識や理解こそが重要なのです。
    様々な受動態を持つ人と付き合うことこそが、コミニケーション能力を鍛える最善の方法なのです。

    ■ 性格は変えられる
    「うつ病になりやすい人の特徴」としてよく、「真面目で責任感が強い」「内政的」「心配性でネガティブな方向に考えがち」「几帳面」といった項目が挙げられますが、それを聞いているといつも「まさに自分の性格だなぁ…」と感じます。
    今のところまだ、うつ病を患った事はありませんが、その理由の1つはすごく気をつけてきたからだと思います。「自分だけは大丈夫」と思っている人が危ないと聞きますが、私の場合はその反対で「自分は気をつけないと病気になるかも」とずっと心配してきました。
    何に気をつけているかと言うと、まずなるべく「モノを考えない性格の人」と付き合うようにしています。これはもちろん悪口ではありません。楽観的で何でも前向きに考えて、失敗しても大笑いして済ませることができる人たちと一緒にいると「こんなに大変なことでも、こういう風に受け止めれば良いのだ」と学ぶことができます。あまりにのんきに見える友人たちはみんな大事なメンタルコーチです。
    反対に、自分と同じように内省的で考えすぎる人に出会うと、深く理解しあえるメリットがあるのですが、一方で「生きる意味は?」「これが人生で今やるべきことなのか?」と答えのない議論を突き詰めたり、傷口を探しあてお互いにピリピリしてしまい、ときには強く感じることもあります。
    もう一つ気をつけているのは「一定以上の努力が必要な事はしない」ことです。別の言い方をすれば「自分の能力を大きく超えた目標立てない」ことです。
    真面目な人は、1段高い目標を立てると最後まで頑張ってしまいます。適当に済ませることができず「できなくてもいいや、仕方がない」と思えません。そうなることが目に見えているので、私は最初から「がんばらなくてもできそうなことを回)を目標にします。やり始めたことでも「これはかなりの努力をしないと無理だ」と分かった時点でやめます。「お前ならできるはず」などと、おだてられてやる気になったりしないよう気をつけています。
    私は「性格を変えられる」と確信しています。昔と今の時間比べればその変化はかなり大きく、「よくがんばった」と自分で15褒めて位です。大抵の人にとって「成長」とはスキルが向上したり、知識が増えたり、判断力に磨きがかかったりすることを意味するのでしょうが、私にとっての成長とは「できるだけ鈍感になること」「あまり考え込まないようにすること」であり、振り返ればそのための性格改造こそが成長の目的であり軌跡だったと思います。

    ■ 自分の表現方法と出会う
    人間は皆自分の中に「何か」を持っています。それを払わな中の表現方法として伝達可能な形にしないと他人には理解されません。 誰かに自分のことを伝えたい、理解してほしい。自分自身、今自分の中にあるものを理解したい。これは誰もが持つ自然の欲求です。だから、その「自分の中の何か」をうまく表現できる方法やツールを手に入れられたら、とても幸せでしょう。 そういうツールとしては、
    話し言葉、書き言葉、短歌・俳句、詩、コピーのような言葉、韻文、漫才、写真、絵、デザイン、意匠、楽器、メロディー、曲、リズム、声、踊り、体操、表情、演技、映像、料理、プログラム、創造物、働き方、ビジネス、 など、いろいろあります。実はこれが中義務教育の段階で体験することです。

    ■旅の効用
    上することのメリットは後10分間本地球上の生物の1答えに過ぎないということを体感できることです。地球上にはあまりに多くの人が存在していて、自分1人いようがいまいが何の影響もありません。特別な存在でも特別の人生でもないのです。
    人は生活の中で様々なものを手に入れ、寿司を食べごとに自分の持っているものー 仕事やキャリア、家族や人間関係、環境や資産について、ものすごく大事で尊いもののように思い始めます。そしていつしか、それらを手放すことが強くなります。
    ところが全く違う場所に行くと「そんなに必死で守る必要があるんだっけ」と思えたりします。どちらの見方が正しい、と言うわけではありません。同じものを2つの視点から見えるようになるのです。自分の存在を信じているものの価値を相対化できるようになるのでしょう。
    だから海外で強烈な体験をした曲するときには、精神が少しだけ解放され、一歩自由になった自分を感じることができます。それが、私にとっての海外旅行の大きな効用なのです。

  • いろんなことに、諦めって大事だなと思った。
    それが人生をラクに生きるコツかもしれない。

    ちきりんさんらしい切り口で、とても面白い本だった。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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