本棚登録 : 
感想 : 
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781620299
感想・レビュー・書評
-
JAGUAR星人ジャガーさんが、地球の仮の姿での半生を綴る。
前口上 第一章 東京大空襲 第二章 長浦
第三章 木更津 第四章 田端 第五章 下総中山
第六章 本八幡 第七章 JAGUAR FIRST
第八章 千葉テレビ 第九章 HELLO JAGUAR 第十章 宝島
第一一章 同級生 第一二章 悲しい手紙
第一三章 アクアライン 第一四章 ファイト！ファイト！千葉
第一五章 ピーナッツのカラの中 第一六章 お母さん！
各章にはジャガーさんの歌詞が挿入されている。
第一七章 LIKE A ROLLING STONE
初公開！ジャガービルの中はこうなっている！
ジャガー 千葉県関連地図
人間の姿は仮の姿で、正体はJAGUAR星の星物なのですが、
人間としての立志伝はなかなかにスゴイ、ジャガーさん。
何でも作るし、経営者としての腕も大したものだし、
バブル崩壊時からの活動休止があっても、復活を遂げてしまう。
そして、人との縁の結びつき。ミュージシャンやみうらじゅん、
チバテレとの関係、「月曜から夜ふかし」！
家族の姿もまた、強烈ながら双方の愛が感じられて、良かった。
所々に現れる時代の変遷は戦後史の一面でとして、興味深い。
地球にいる間に、仮の姿の自分の事を書き残しておこうと、
執筆したのかな？
5
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近は『月曜からよふかし』ですっかり有名になったが、元々千葉のローカル局で番組を配信していたジャガーさんの自伝。
洋服直し屋を経営して成功を収めながら、それだけでは飽き足らず千葉テレビに自分で5分の枠を買って番組を配信して成功を収め、メジャーでもデビューしてという珍しい人生。
みうらじゅんによると成り上がりではなく“上がり成り”。
残念ながら、今はジャガー星に帰ってしまっただけれど、その発想とバイタリティの強さは見習いたいと思った。
1
-
各時期の日本の情勢なども交えながら、ジャガーさんの生い立ち、学生時代、事業のこと、音楽活動などについて軽やかな筆致で描かれている。
とても読みやすいし「その後どうなったの？」と気になって、時間を忘れてページをめくってしまう本だった。
「長浦ってどの辺？」「東菅野の十字路ってどこだっけ？」とGoogle Mapと行ったり来たりしながら楽しく読めた。
戦後の千葉の歴史＝ジャガーさんの歴史と言っても過言ではないのではなかろうか。
バブル崩壊で不動産を手放したり金銭トラブルがあったりで10年以上も音楽活動を停止していたというのは知らなかった。今風に言えば「ジャガーさんの病み期」だろうか。
でも70代になってから夜ふかしで取り上げられたりして、最後にもうひと花咲かせて地球を去っていったのはジャガーさんのキャラと個性、あとは人徳なんだろうな〜と思った。
0
-
少しかっこよく言うと「現代のダヴィンチ」のようなマルチな才能発揮してるところあるのに、
経営者として堅実に歩んできた側面も持ってる、というのある意味すごい。
ネットやIT機器の進化で、個人の情報発信が一般的になってきた今の時代の目線で見ても、
十分魅力たっぷりな人でしょう。
音楽性の路線とか特に自分の好みではないけど、この唯一無二の個性。そうそう出てこない
希少性がすごいな。とただただ驚嘆します。
0
-
以前、どこかのテレビで見かけたことがあり、どんな人かと思い、自伝を読んでみる。音楽を中心とする好きなことも、本業の社長さんも、一生懸命に、真面目に、しかも自分で手を動かして究めていく、当然、パフォーマンスも突き抜けている、そんなエピソードがたくさん。2021年10月には、ジャガー星に帰還したと、所属事務所が発表したらしい。
0
-
月曜から夜ふかしでジャガーさんを知ったのがきっかけでこの本を読んでみた。
夜ふかしでのジャガーさんしか知らなかったので本当は物凄い人だった事が衝撃的だった。ジャガーさんの歴史が知れてとても良い本だ。
大好きなhideちゃんの話も出てきて、この本のおかげで貴重な動画に出会えた事もまた嬉しい。
0
