- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781614922
作品紹介・あらすじ
B BOY PARK、UMB、戦極で優勝した"フリースタイル・ゴッド"が、ラップの基礎テクニックからMCバトル必勝法まで、すべてを伝授!
感想・レビュー・書評
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最近聞いて、はまったラップ。
なので見かけて買ってみた一冊。
読む前はないラップの知識。
読後は踏んでみた韻一式。
中身は豊富な具体例。
スラスラ読めてわかりやすい。
ラップ初心者読んでみて本書。
そしたら感謝するこれ本当。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビートに合わせて即興でラップをするフリースタイル・ラップ(トップ・オブ・ザ・ヘッド)をどのように始めたらいいのかを教えてくれる指南書。
最初は韻を踏むことにこだわるのではなくて、ビートに合わせておしゃべりするところから始めようというように、とにかくラップへのハードルを下げている。
どのようなことをラップすればいいか、対戦相手がいる場合、どのように戦っていけばいいかということまでMCバトルに関することは多岐に渡って語られている。
見よう見まねよりも、このような指南書があることでラップを始めようという人もいるだろうし、始め方はどこからでもいいだろう。
ラップをしてみたい編集者の質問に晋平太さんが答えていくという形で本書が進められているため、ラップをしたい人が抱きがちな質問や不安に答えてくれる。
回答も、些細な質問をバカにすることなく、そういう不安はあるよねと受け止めつつ、晋平太さん自身の考えを答えている。
そこには、ラップ・HIPHOPを一過性のブームではなく、文化として根付かせたいという気持ちが現れている。
巻末にあるR-指定さんとのMCバトルに関する対談も面白かった。うまいラップだけでは勝てないと気付いたR-指定さんが、地元を背負うことや熱量・気合などの精神的な「何か」が必要だと気づき、UMB三連覇につながったという話は初めて知った。
晋平太さんとR-指定さんが言っているが、対戦相手を罵るMCバトルだけではなく、複数人で輪になって即興でラップをしあう「サイファー」の文化が根づいてほしいと願っている。路上や学校などでラップをする。そういう光景が増えるのは面白いと思う。
楽器も、なんならマイクさえも必要としないラップという「遊び」を始めてみたい方におすすめ。 -
ラップを始めてみたい人はもちろん、ただフリースタイルラップを観るのが好きな人にも読んでほしい1冊。
MCバトルはじめの一歩と書かれているように、フリースタイルラップのテクニックやメンタル的なことが書かれています。
MCバトルを見たことがある人なら分かると思いますが、ちょっとやってみたいなと思ったことがあると思います。
でも自分にもできるんだろうかとか思いますよね。
ハードルが高そうと感じますよね。
ですが、この本を読めば気持ちはとても軽くなります。
最後のR-指定さんと晋平太さんの会話の中でも
「ヒップホッププレーヤーがもっと増えて、半分プロみたいな人が多く出ればいいのに」
「プロやから偉いとかは全然ないし、ラップ好きなやつは誰でもやればいい」
と書かれていました。
自分の気持ちを伝える一つの手段としてラップがある。
みんな何かしら伝えたいことはある。
どう伝えるか迷った時にこの本を読むのもいいかもしれません。
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なぜか友達にプレゼントされた本
たまたま見ていたyoutubeで著者である晋平太さんを知りました。
本書は全く知識のない人をフリースタイルラップの世界の入り口を覗かせてくれたり、入るために背中を押してくれる本といえる。
基本的にひと昔のオリコンヒットチャートに登場しくるようなラッパーしか知らないような知識だったが、バトルの実例解説や近年活躍しているフリースタイルラッパーの実名が多く登場しており、本書と合わせてyoutubeなどで映像をチェックするとより楽しく読むことができる。
副題にあるようにまさにフリースタイルラップの初めの一歩といえる優しくかみ砕いて教えてくれる本
Q&Aがラップになっていることも注目。 -
閃く為のルートを作る フリースタイルの醍醐味って、やっぱり言葉のキャッチボールだから、相手がいた方が楽しいよ。 コミュニケーション能力を高めて、人生をプラスの方向に導くツールに使ってもらいたいな。 相手の話を聞く能力と、それに答える能力(アンサー)の両方を高めることができる。 ラップの続け方には「韻を踏む」か、「意味をつなげる」かの2パターンがある… 韻を踏むか、違う回路で文章を続けるか、それを判断しながらスラローム(回転競技)を繰り返す、みたいなイメージだね。 一長一短 細かな「てにをは」を調整してリズムを作ってく 1、2、3、4のリズム「海賊王に俺はなる!」 ←パンチライン 相手の尊敬しかねるポイントを突く セルフボースト(自己賛辞/自己顕示) N.W.A『ストレイト・アウタ・コンプトン』 「リアルよりもリアリティ。無理すぎたらイマイチ。」 「意味がつながらなきゃダジャレ。意味と韻がつながればオシャレ。」 あらがえない抗えない面白さとスリルがライムにはある 脚韻 敢えて倒置法 独特の語順 頭韻は印象が弱い 韻を踏みやすい英語の語順に日本語を並べ替える 頭にアクセントをつけよう 「ライムは2小節のストーリー。なってないとされる素通り。」 「まるで○○」「like a ○○」みたいな「比喩表現」をすると、自然に固有名詞をケツに持ってこられるよ。 「いい単語に一目ボレ。した時はきちんとメモれ!」 記憶に残るセンテンス 「流れる川のように続く。ビートに合わせて韻を紡ぐ。」 「韻を考える→じゃあそれをつなぐ文章って何だろう?」って順番だね コモンセンスになっている情報を盛り込んでいく 喪黒福造 ピロートーク 「準備したことを言うのはフリースタイルじゃない」みたいに言う人もいるけど、自分が先攻になる可能性もあるのに、何も考えずに本番に臨んでいる人なんていないから。そういう批判をするヤツは、風俗に行っておきながら風俗嬢に説教するヤツくらい意味がわからない(笑)。 基本的に埼玉県民はあんまり埼玉愛がないし(笑)。 人に何を言われても動じない心の準備。あと、「俺がぶちかましてやるぜ!」って意気込み。バトルに出るということは、「勝ちに行く」ということだから、その心の準備は絶対にしたほうがいい。 「自分に似合った無理ないファッション。だけど一番大事なのはパッション!」 「和気藹々 俺から言わせりゃ そりゃまじナイナイ」 さかのぼる遡る
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深夜とはいえ地上波のフリースタイルダンジョン見てる人は多い。しかし、実際にやるとなると何から始めていいかわからない。それでもやりたいヤツは見よう見まねから始めるだろうけど、何から始めていいかわからない人へ、そして、誰でもどんなきっかけでも始められるんだと敷居を下げ、興味を持っている人たちの背中を押してくれる立場からの実践的な内容になってます。
誰でも始められるものとして日本のヒップホップ、フリースタイルの発展のために裾野を広げようという晋平太のヒップホップ愛を感じました。 -
フリースタイルをしたいけど、怖い人多そうだしなんか難しそう…という人にぴったりな本。
晋平太さんの韻を踏むセンスが散りばめられているので、初心者でも退屈することなく読み進められる。
私も頑張ってフリースタイルを習得していつかはラップをしてみたいと思わせる。
最後のR-指定さんとの対談も、HIP HOPシーンの中心にいる二人だけに、かなり興味深い。 -
背ラベル:764.7-シ
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764-S
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