釜石の奇跡 どんな防災教育が子どもの“いのち"を救えるのか?
- イースト・プレス (2015年1月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781612812
作品紹介・あらすじ
アメリカ・ドイツ・中国など国内外で受賞多数。NHKスペシャル「釜石の"奇跡"いのちを守る特別授業」を書籍化。子どもたちの"犠牲者ゼロ"を生み出した防災教育と危機管理術。
感想・レビュー・書評
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大学の入試で「釜石の奇跡」を語ってから3年が経ち、改めて読む。
子どもたちの命が助かったのは、
奇跡ではなく、教育の賜物
「防災教育の実績」である事実だからこそ
もっと防災に力を入れていこうと刻みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童のほとんどが下校済みだったにも関わらず一人の犠牲者も出さなかった釜石小学校の事例を軸に、あるべき防災教育と危機管理の形を見せてくれる。
釜石小学校の子どもたちは教えられた通り素直に避難したから助かったのではない。それぞれの子がそのとき自分の置かれた状況を分析し、最善を尽くした結果として助かることができた。学校の限られた時間の中でここまでの教育ができるものなのかと驚いた。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/757252 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/757252 -
3月11日が近づくたびに、読み、話題にしたい一冊
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実際に動ける工夫。
いのちを守る。いのちを生かす。
サイエンスとアート -
「自分のいのちは自分で守る」(p138)。
正常性バイアス。
「子どもがいれば、大人は生きる目的を見いだせる。(中略)だからこそ強く主張したい。災害で子どものいのちを消してはならないと」「想定外の大災害の中でも、生き抜くことができると、釜石の子どもたちは教えてくれた。だが、その力を育むのは、私たち大人の責任だ」(p256)。 -
津波が来た。
そのとき何をしたらいいのか。
教員として、津波が来ることはないが
自然災害に見舞われることはある。
そのとき、どう動けばいいかがわかった気がする。
どう動けばいいか、
それを知るために自分で防災について検証することが大切。
誰も悪くない。二つの小学校の児童の命を分けたものは意識の差。 -
一読の価値あり。