- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781611730
作品紹介・あらすじ
いわゆる"虫屋"でも研究者でもない一介のOL・メレ山メレ子が、わたしたちの身近なところにいる20の虫について、日本、はたまた世界へ飛び出し体当たりで総力取材。等身大の言葉でもって語られる虫たちの、なんといとしきことよ…!あなたの中に眠る「虫スイッチ」を押す一冊、ついに誕生!
感想・レビュー・書評
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昨夜の食卓にて。
私「ふふふ…。
実は、クマムシってねぇ。案外身近にいるんだよ。」
娘「は?クマムシ??」←昆虫全く興味なし。
私「路上の汚いコケの中なんかにね。
ブロックの割れ目なんかに生えてるでしょ。
クマムシはそういうトコに生息してるんだって。
いやぁ~、私も知らなかったなぁ!」
娘「…。」
私「あ、クマムシ知らない?
例え、干からびても100度の熱の中でも
凍っても、高圧でも真空でも放射線の中にいても
死なないっていう『最強生物』だよ?」
娘「いや、知らない。
一体、どこでそんな情報を…」
私(ふふふ…。)
著者のメレ山メレ子さん。
どこかで聞いた事ある名前だなぁ~と、思っていたら
青森県鯵ヶ沢にいるブサイク犬『わさお』の名付け親だった。(旅するブロガーさん♪)
豊富な写真と全面に押し出されている昆虫への愛で
フォトエッセィ以上昆虫図鑑未満な本に仕上がっている。とても読みやすかった。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB15436565 -
面白かった。狩人蜂マニア、ほぼ全ての虫屋に嫌われる(笑)
いろいろと変わった登場人物たち。
ダニ、オサムシ、蝶、蜘蛛、カイコ、ゴキブリ
カタツムリなどなど。
蝶の羽化の観察が難しい理由などなるほど。
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くすっとくる秀逸な表現や独特なセンスがちりばめられていて好き
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その年で最後に読了する本は良書である確率が高い法則発動。文句なし★5つ。
独特の表現で綴られる文章がことごとく心地よい。っていうか虫愛が溢れ出ていてグッと来る。
ナミアゲハの幼虫に関する記述
"鳥フン期の次はやっと、なじみ深いナミアゲハ幼虫の姿。いわゆるガチャピン期である。"
には、思わず声を上げて「ガチャピン期言わねーよwww」と突っ込んでしまったwww -
一言では語れない程素晴らしい本。1つ特筆するとすれば、重い事も軽やかに読ませる点で秀逸であり、SC系の人に読んで欲しい。単純に軽く面白く読む事もできるが、それだけでは勿体無く、細部まで読み込むと実に味わい深い。
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色々な昆虫の話。生体だけじゃなくどんな風に採取できるかとか食べるかとか。興味深いけどハマったら泥沼ぽい。
あと読んでて再確認したけど、俺は虫が好きじゃないのよね(´・ω・`)
しかしこんなに世間に虫博士がいるとは。普通に生きてると一生関わり合いにならなそうだ。 -
面白い〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ なんだろう、とっかかりやすくて、すごく読みやすい。全然何も知らない素人が思いつきそうなことに答えてくれてるような。虫、面白いねって、見る目が変わるよヾ(@⌒ー⌒@)ノ それと扉の 虫グッズ、お洒落なもの多くてほしくなる〜。
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虫(蟲)好き女子の蟲の愛が詰まった一冊。全編で20編。
20もの蟲との愛の語り合い、すれ違いが綴られている。
興味の赴くまま、興奮が掻き立てられるまま、綴られるその思いは圧倒されるものがある。
読んでいるこちらも楽しくなる。文体も面白いし、ぐいぐい引き込まれる。こんな本読んでいる場合じゃねえ!外に行って虫といちゃいちゃしなくては!となる。 -
本屋さんで昆虫本のあたりをうろうろしていると、少し毛色の変わった装丁の本書が目に留まる。僕らみたいな元昆虫少年には、ちょうど良い程度の昆虫(昆虫だけではなく、広義の虫)の世界への誘導書だ。
蚕の章では、小学生の頃、飼育していた蚕のすべすべの触感がよみがえり、一齢幼虫には桑の葉をきざんで与えていたことも思い出した。
まだまだ知らない虫は多いし、知っている虫でも生態を知らない事が多い。
時期的に虫の姿を見る機会は少ないが、先週の暖かかった日のウォーキング中に、ゲンゴロウを見たところだし、春が待ち遠しくなる。