人魚のうたがきこえる (こどもプレス)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 166
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781607757

作品紹介・あらすじ

サンゴにぐるりとまもられたラグーンの中、人魚はいつも歌いながら暮らしている。ある日、ラグーンの外、外海へ出てみた。そこは深い青の広く美しい世界。新しい世界に人魚達は喜び歌い踊る。しかし、外の世界は一方で危険な世界でもあった。巨大生物に襲われ逃げまどい、人魚達はラグーンの中へ逃げ帰る。しかし、それでも外の世界を見つめ続ける1匹の人魚が。『海獣の子供』『魔女』『リトルフォレスト』などで人気を集める漫画家、五十嵐大介の初絵本。自然、生きものの本質を捉えて描かれた渾身の1作。

感想・レビュー・書評

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  • 子供にはちょっとこわいかもだけどおすすめできる絵本。
    人魚の歌の音(きゃいー、ころろろ等)がふしぎと耳に残る。
    よかった。

  • 「サンゴにぐるりとまもられたラグーンの中、人魚はいつも歌いながら暮らしている。ある日、ラグーンの外、外海へ出てみた。そこは深い青の広く美しい世界。新しい世界に人魚達は喜び歌い踊る。しかし、外の世界は一方で危険な世界でもあった。巨大生物に襲われ逃げまどい、人魚達はラグーンの中へ逃げ帰る。しかし、それでも外の世界を見つめ続ける1匹の人魚が。『海獣の子供』『魔女』『リトルフォレスト』などで人気を集める漫画家、五十嵐大介の初絵本。自然、生きものの本質を捉えて描かれた渾身の1作。」

    人魚怖い。美しい。

  • 斬新な尾ヒレ(トビエイ) !!
    文字は少ない(背景に紛れ込んでちょっと読みにくい笑)
    内容もわかり易い
    肉食の人魚だからちょっと怖い

    五十嵐大介さんの『海獣の子供』の映画版を観て、コミックス読書中
    『海獣の子供』の中でも海中生物が唄っている
    人魚も唄っている

  • <夏>きゅららら・・・きゅるきゅるきゅる
    少し変わった人魚の姿の絵本

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • ありのままの海の世界が描かれている。おとぎ話のような人魚は出てこない。ただあるのは生存競争のみ。

  • 20160728

  • 2015年8月6日

    プリンティングディレクター/佐野正幸
    装幀/羽島一希

  • 人魚の絵本。
    透明度の高い海の水と光がものすごくきれい。
    細部がリアルだから、本物な生き物とファンタジーの生き物が違和感なく共存している。

    この人魚は動物っぽさが強いエイの人魚。
    おとぎ話の人魚よりも、神話のケンタウロスやセイレーンを連想した。
    結合部がだいぶ上だから見た目がそっちっぽいってのもあるけれど、神話にありそうな気高さと荒々しさ。

    話は正直そんなにピンとこなかったんだけど、絵だけでも読ませる。
    著者は漫画家だそうな。
    こんなに綺麗な色を使う人が白黒でどんな絵を描いてるのか見てみたくなった。

  • 青の向こう側。

  • 珊瑚に囲まれたラグーンになか、人魚たちの歌が聞こえる。
    ・・・
    ・・・
    ・・・
    人魚の姿が、普通に思い描く魚ではなく、エイ的な人魚。手には水かきもある。 獲物を狩ったり、むさぼり食うところとか、眠っている姿でさえ なんだか不気味・・・。

    ラグーンの外には 怪物のような生き物もいて危険。でも、1匹の人魚は 外へでた。
    その人魚がどうなったか だれも知らない。
    ・・・
    ・・・
    ・・・
    とか言いつつ、イラストでは 海獣の影に、悲鳴のような人魚の歌?声?が・・・

    可愛くはない、
    恋もない、
    でも なんだかリアルなかんじがします。

    子ども向けではない絵本。

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著者プロフィール

五十嵐 大介(いがらし・だいすけ)
1969年生まれ。マンガ家。2004 年『魔女』(小学館)にて文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2009 年『海獣の子供』(小学館)にて第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。同作は 2019年にSTUDIO 4℃制作によるアニメーション映画も公開され好評を博した。その他画集に『海獣とタマシイ』(小学館)、絵本に『人魚のうたがきこえる』(イースト・プレス)などがある。

「2020年 『バスザウルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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