世界とつながるハプスブルク帝国: 海軍・科学・植民地主義の連動

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779122651

作品紹介・あらすじ

ハプスブルク帝国のイメージを刷新する労作!

「ハプスブルク帝国に海軍はあったのか?
海外に植民地を持っていたのか?」
素朴な疑問を持つ人は多い。

 近代のハプスブルク帝国から受けるイメージは、
内陸部に広大な領土を有し、多様な民族を統治する
「大陸帝国」の姿である。
そこには「植民地主義」や「海軍」といった言葉は
そぐわないように見える。

 だが、ハプスブルク帝国は、
世界を目指したヨーロッパという
一団に属する大国であった。
帝国主義という時代精神のなかで
ハプスブルク帝国もその例外ではなかった。
実際、ハプスブルク帝国は海外世界へアクセスする
ための海軍と科学を自前で有し、世界へ、
とくにインド洋から太平洋島嶼へは
学術調査という特異な“進出”を展開していた。

 この帝国が海の外の世界とつながっていた実相を
解明することで、従来の歴史学に見られる
西の「海洋帝国」と東の「大陸帝国」という
固定観念を打ち破る。

著者プロフィール

おおいとものり
明治大学、鳥取大学非常勤講師。1977 年生まれ。
明治大学学院博士後期課程修了、明治大学政治経済学部助教、
ベルリン自由大学客員研究員を経て現職。博士(政治学)。
共著『ドイツ史と戦争
──「軍事史」と「戦争史」』彩流社(2011 年)。論文多数。

「2016年 『世界とつながるハプスブルク帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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