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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779121364
作品紹介・あらすじ
偉大な音楽教育者にして、20 世紀音楽の陰の功労者!
ストラヴィンスキーや、フォーレ、サン=サーンスら
当代一流の音楽家との交流、天才作曲家である妹リリの存在、
そしてコープランド、シェリング、バレンボイム、マルケヴィッチ、
リパッティら、数々の演奏家、作曲家への指導……
現代音楽へはかりしれない影響を及ぼした
マドモアゼル・ブーランジェ(Nadia Boulanger, 1887- 1979.)の生涯を辿る。
弟子は世界に1200 人!? その影響力はクラシック界にとどまらない。
ブーランジェの指導がなかったら、
タンゴで有名なアストラ・ピアソラも生まれなかったかもしれない——
「長い時間にわたり彼の作品を聞いたブーランジェは、熱心に、
「これがあなたの分野です。交響曲などやめて、
タンゴにあなたのすべての力を注ぎなさい」と告げた。
そして彼はやがて、タンゴの王となったのである。
ピアソラは、よくナディア・ブーランジェについて
自分の第二の母親だと語っていた。」(本文より)
感想・レビュー・書評
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20世紀前半。音楽史では男性作曲家ばかりが注目されるけれど、こんな才気あふれる作曲家・演奏家・教育家がいたことはもっと注目されるべきだ。
いや、読んでいる分には十分注目されているけれど、やはり物珍しさ半分といった感もありそうだ。
それはさておき、本書はナディア・ブーランジェの活躍は詳細に書かれるが、肝心の、音楽に対してどのような考えをもっていたのかがほとんど書かれていないのがとても残念だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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