- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779114144
作品紹介・あらすじ
多数のユダヤ人を救った杉原千畝大使は有名だが、戦前の日・ポ関係は、日露戦争、第一次、第二次世界大戦と続く“戦争と革命”の時代、政治的な交流が強かった。知られざる日本外交の側面を描く好著。国交樹立90周年記念出版。
感想・レビュー・書評
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ふむ
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ポーランドと日本の軍事や政治分野における協力について詳細を記した本。
当時の諜報活動の詳細や、関係者の手紙の引用を行い
2国間の協力がどのように行われていたかがわかる。 -
近代ヨーロッパ史の知識がないと、第一次大戦前後のヨーロッパとポーランド情勢がよく分からない。もっと勉強しないといけない。
第二次大戦中の日ポ間の協力関係(第五章)はスパイ映画を彷彿とさせて面白かった。 -
貴重な文献。著者の情熱がひしひしと。訪日したピウスツキ一行が旅の記念として生き魚を食べるシーンに、思わず苦笑。やはりウォッカは必需品。
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ポーランドと日本の交流を数少ない史料を掘り起こして明らかにした力作。特に第二次大戦前夜から大戦が本格化した頃にかけて、ドイツの侵略によってポーランドという国が無くなり、それに抵抗を続けるポーランド人と、ドイツとの同盟がありつつも、歴史的な友好関係からポーランドに対する協力を続けた日本人の友情に基づいた活動の記録。
ポーランドと日本がこんなに昔から深く交わっていたことに驚いた。