- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778311070
作品紹介・あらすじ
スーパー・インタビュアー吉田豪が聞き出す、トップ女性たちの赤裸々人生。
感想・レビュー・書評
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「プロ」インタビュアーの吉田豪氏と色濃く生きている5人の女性芸能人との対談本。
吉田氏は結構鋭くツッコんで聴いている。
話を伺うのもためらってしまうような事もさらっと聴いてしまい、本人は認めながら話してしまうという(笑)マジックに驚かされた。
荻野目慶子編
やはり…90年代初めに世間を騒がせた監督の自殺と不倫騒動の件を淡々と話してしまうところは悟りの境地に入っているのかなぁと。女っぽい妖艶さがムンムンとしていて女優そのものですね。
中川翔子編
早世した父親の影響はかなり受けているよう。
人気オタクタレントとして活躍している しょこたんは、辛い生い立ちが今となっては好転しているようである。
土屋アンナ編
幼少の頃から世間を見据えている感がある人。
自分は自分と、ぶれない生き方で真っ直ぐ。
「下妻物語」で共演した深田恭子のことを「・・・大丈夫、あいつ?」と言ったのには笑った。
麻生久美子編
彼女の表面的な部分とは、全然違う中味にビックリした。
一番笑いウケたかもしれない!
出身地の千葉での子供時代の貧乏話は変過ぎて面白い。
広田レオナ編
若くして将来を嘱望されたバレリーナだったとは。
普通がなくて良いか悪いかをいったりきたりしている人生を歩んでいる。そのぶん、業界人からは魅力ある人として迎えられるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松尾スズキがスーパーバイザーをつとめる季刊誌『hon-nin(本人)』に掲載された、女優・タレントへのロング・インタビューを集めたもの(一部書き下ろし)。
登場するのは、荻野目慶子・中川翔子・土屋アンナ・麻生久美子・広田レオナの5人。ほかに、松尾スズキと吉田豪によるまえがき・あとがき代わりの対談も収録。
半ば伝説化している麻生久美子へのインタビューが読みたくて手を伸ばしたのだが、ほかのインタビューもそれぞれ面白く、けっきょく全部読んでしまった。
「プロ・インタビュアー」という肩書きも使っている吉田豪は、インタビューの名手として評価が高い。
本書は「セキララなオンナたち」の副題どおり、女優・タレントたちが「ここまで言うか」というホンネ・トークをくり広げているが、それも吉田ならではであって、ほかのインタビュアーではけっしてこうはいかないだろう。
その「インタビュー力」の源の一つは、「タレント本収集の第一人者」としても知られる吉田の徹底した下調べにある。本書収録のインタビューでも、相手から「私のこと、なんでそんなによく知ってるんですか?」というたぐいの発言を一度ならず引き出している。
たとえば、広田レオナは次のように言う。
《広田 何でも知ってるね、ホントに(笑)。なんか嫌だわ、私の人生何でも知ってるんだもん。》
ここまで言わせる下調べをやり、相手に「同化」しているからこそホンネが引き出せるのだ。
もっとも、下調べは吉田の名インタビューの必要条件であって、十分条件はほかにある。それは、長いインタビュー経験から生まれた「聴く技術」だろう。
アイドル・オタクが「○○ちゃんのことなら、オレは吉田豪よりもずっとよく知っている」とか思ったところで、その「○○ちゃん」からホンネを引き出すインタビューができるわけではない。
本書の各インタビューでは、相手のダークサイドまで白日の下にさらけ出し、それでいて読者に悪印象を与えないという離れ業が展開されている。ファンが読んだ場合、「○○さんにはそんな暗い過去があったのか。でも、それを知ったことでいっそう好きになった」と感じさせる内容なのである。
たとえば、荻野目慶子へのインタビューでは、一般的インタビューなら避けて通るはずの「あの事件」(恋人だった映画監督が、荻野目の自宅で縊死自殺を遂げた)について、突っ込んだ話が展開されている。
また、中川翔子へのインタビューでは、いじめられて不登校になった少女時代に思いっきり突っ込んでいる。
それでいて、読んでいて不快感はなく、むしろ各インタビューイの核に触れた気持ちになるのである。
麻生久美子へのインタビューも、噂に違わぬディープさであった。いまや有名になったザリガニの話(子どものころ家がド貧乏で、釣ってきたザリガニがごちそうだった、というもの)も当然出てくるが、それ以外にも強烈なエピソード満載で、読みごたえバツグン。
麻生久美子の薄幸顔には、しっかりとした土台と裏づけがあるのだ(笑)。 -
プロインタビュアーの吉田豪が、酷のある若手女性タレントのをインタビューした一冊。
「痛い目に遭っても、結局また信じちゃう(笑)」(荻野目慶子)
「ブログって日々の老いを刻んでることだったりも……」(中川翔子)
「シンプルだね。美味しいか美味しくないかだけ」(土屋アンナ)
「ザリガニは……美味しかったですよ!」(麻生久美子)
「私っていつも病気の最先端をいってるんですよね」(広田レオナ)
タイトルだけで既にお腹いっぱい感じだが、中身はもっとコクのある感じ。 -
麻生久美子さんは好きな女優さんで映画と時効警察のイメージしかなかった。こんな人だったんですね。知ることができてよかった。「いろいろないろ」欲しくなってしまいました。その他、しょこたん、荻野目慶子、土屋、広田レオナのインタビュー。それぞれにホントに濃いです。おすすめします。て、書いてたら、今「TOKYO REMIX ZOKU」に吉田豪さんが出てる。
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面白くてサクサク読めます!
濃いメンバーですね〜荻野目さんのあの真相とか広瀬レオナさんの壮絶過去とか!麻生久美子さん元から好きでしたが、大好きになりました(*´∀`*)貧乏で体操服で学校行ってたとか、自分が一番可愛いと思っていた痛い子供だったとか、全部笑えます。
普通のインタビュー本より力が抜けていて、みんなぶっちゃけててリラックスして話している感じ。事実が一番ドラマになりますね!それぞれの色んな過去が今の彼女達の仕事に反映されているんだなと切に思います。 -
いやースゴい。しょこたんと麻生久美子は逞しく、荻野目慶子と土屋アンナは脆い。広田レオナはナゾ。ちなみに吹越満は難しくも愛すべき人なんだと。
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吉田豪の本が読みたくて買ってしまいました。さすがプロインタビュアーと称するだけあって、下調べすごいしていることがわかります。特に、広田レオナさんのインタビューで。豪さんの笑い声が「ガハハ」となっているのが、ラジオなど聞く分には本当はそんな感じでもない気がするけれど、顔とはマッチしているなあと。麻生久美子さんの貧乏話とか衝撃だったなあ。。。