これからの時代を生き抜くための生物学入門

著者 :
  • 辰巳出版
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本棚登録 : 291
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777820542

作品紹介・あらすじ

今テレビで話題の生物学者・五箇公一氏による“大人”向け生物学入門書!

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    まえがき
    第1章 性のしくみ
    第2章 生物学からみる人間社会
    第3章 遺伝
    第4章 遺伝子優性論
    第5章 生物の多様性
    第6章 生物学と未来
    第7章 私と生物学
    あとがき
    2020.09.26 読書開始
    2020.10.19 読了

  • テレビでのビジュアルが衝撃的過ぎて、その解説がなかなかすんなり頭に入ってこないというSNSでのコメント多数。カリスマ的な先生の生い立ちを知る一冊。こんな先生が身近にいたら、きっとみんな生物学に興味が湧くと思う。生き物ぞっこんのオタクではなく、人が好きだというところに好感が持てる。

  • 面白いが、誰に向けた本なのかよくわからなかった。
    基礎的なことも簡単な言葉で丁寧に説明されているためはじめは子ども向けかと思ったが、たとえが古すぎるし時事ニュースは当然知っている前提で違和感があった。耳障りのいい言い方が多く価値観が固定される懸念もある。
    生物学を全く知らない大人向けとしても偏った情報が多くこの本だけで完結すべきではない。口述筆記がもとになっているということで、まるで居酒屋で雑談しているように感じた。
    だが、最終章を読んでそれも「環境問題への間口を広げるため」という信念があってのことだと納得した。
    くしくもコロナ禍を予言した形になっているのも興味深い。

  • 外来種のくだりで、生物多様性の保全についての記載があるが、色々な人たちのエゴで生物多様性という概念が形成されているというのは、ホントそれって感じ。
    人間本位の考えであることを前提にするしかないが、地域性にもとめるというのは腹落ちする理解だと思った。

  • 大学の研究室の先輩の五箇さんの本。
    と言っても在学期間はかぶってないけど。でも自分が学生の時もちょくちょく顔見せてくださった。
    この本の最終章で知ったのだけど、博士号取って国立環境研究所に移られた直後くらいかな。

    生物学そのものよりヒトに興味がある、という言説には納得。
    自分にとっては割と共感できる、というか半ば当たり前の感覚のことが綴られていたけど、一般向けの書籍としてはいいんじゃないかと思う。
    進化に対する説明は比喩を使いつつも誤読がないように注釈を入れてて、実はかなり気を使ってるように感じた。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC02442212

  • 生物学の基礎から学べました。

  • TV界の著名人とは知らずに読み始め、諸々の事柄についてとかく断定調で喋っており居心地の悪さを感じていたが、やおら最終章で語りだした個人伝が面白くて、他の部分(コロナ禍を「予測」した章を除き)はどうでもよくなった。

  • ニュースにもなるトピックを
    平易に、わかりやすく書いた好著

  • 次女に送るために買った本。
    彼女、農学部系なので…。

    面白い本です。
    生物学の目線で、今起こっている社会現象を解説しています。

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著者プロフィール

1965年富山県生まれ。国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室室長。1990年京都大学大学院昆虫学専攻修士課程修了、同年宇部興産株式会社農薬研究部に入社。1996年京都大学博士号(論文博士)取得(農学)、同年国立環境研究所入所。主な研究分野は保全生態学で、外来生物や化学物質による生物多様性への影響評価を進め、マスコミを通じての普及啓発活動にも力を入れている。趣味は生きものをCGで描くこと。著書に『クワガタムシが語る生物多様性』(集英社)がある。

「2016年 『外来生物ずかん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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