- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777819911
感想・レビュー・書評
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猫だって感情があるし、寒ければ辛いし、嬉しかったこと、好きな人は忘れない。
保護された猫の目線で、語られていきます。
事情が出来たり、捨てられたり、いろいろないきさつがそれぞれあったけど、今は引き取ってくれた家族がいて、幸せに暮らしているのです。
そうそう、猫はいろんなこと覚えてますよ。
小さい頃に辛い思いをした子は、後々までそれに関したことに反応するし。
心から大事にしてくれる人のことは、ちゃんとわかってる。
よかったね!と、繰り返し、言いたくなります。
ご飯食べた? あったかくしてる? 可愛がってもらってる? 家族を幸せにしてあげてね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「道ばた猫日記」(2010)、「しあわせになった猫 しあわせをくれた猫」(2015)、「里山のさっちゃん」(2017)の佐竹茉莉子さん(ライター&写真家)、「猫だって・・・・・。」、2017.12発行です。「しあわせになった猫~~~」の続編ともいえる作品だそうです。個性的な22匹の猫たちが語るそれぞれの愛情物語、心優しい著者が、見事に猫の気持ち、猫の心を代弁しています。「猫と人間に幸あれ」です(^-^)
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幸せになった訳あり猫ちゃんたちの話を、猫ちゃん達の語り口で書かれている。うまくまとめてあると思いました
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ジャケ買いの要素もあるが、我が家でシェルター猫や捨て猫と一緒に暮らす共感が購入動機だ。最初のシェルター猫は、当時、息子の難しい思春期の真っ只中。息子の心を映し出すように、なかなか自分に懐いてくれなかった。今は、捨て猫・迷い猫の2頭が加わり、賑やかな我が家になっている。猫目線で綴られる22+αの物語を読むと、我が家の猫達との出会った時のことを思い出さずにはいられない。
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猫だって……。病気になったら苦しいし、けがをしたら痛いし、優しくしてもらえたら嬉しいし、意地悪されたら悲しいし、そういうこと、ぜんぶ覚えてる。
つらい思いをしながら一生懸命に生きて、生き延びて、そして今、ささやかな幸せをかみしめて生きている猫たちのモノローグ。
ひもじすぎてカエルを食べておなかを壊し、動けなくなっていたところをやさしいマサキお兄さんに助けられたモコはたくさんおしゃべりしたい。
家族にしてくれた人と、2度までも別れを経験し、ひとりぼっちになるのが怖くてたまらないたまは、ずっと一緒にいてくれる家族と、ずっと住める家が欲しい。
車にひかれて大怪我を負った満身創痍のウギャーは、穏やかなしあわせの中で旅立ちたい――。
猫好きさんなら始めから終わりまで、「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛ん゛、よ゛がっだね゛゛、よ゛がっだね゛え゛」って、言葉にぜんぶ濁点つけて泣く勢いで読むんじゃないだろうか。私もそのひとりでありますけれど。
猫は三年の恩を三日で忘れるなんて、誰がいったのか。「猫とはつれない動物である」ことの例えというけど、そんなことはぜんぜんないと思う。 -
やっぱり猫が好きだな〜と実感。全ての猫に幸あれ。