- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776207658
作品紹介・あらすじ
事件はどうぶつ病院&どうぶつ園で起きていた…!?どうぶつってこんなにかわいい。そして怖い…でも面白い。コミックエッセイ。
感想・レビュー・書評
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動物園の獣医を経て、今は町の病院で獣医をなさっている北澤先生。
彼が今まで遭遇した珍事件や、動物についての豆知識を
愛玩動物飼養管理士1級の資格を持つ漫画家、ユカクマさんが漫画化した
楽しくてためになるコミックエッセイです。
犬、猫、ハムスターはもちろん、チンパンジーやシマウマにまで噛まれて
「噛まれるエキスパート」を自認する北澤先生ですが、
今までに噛まれていちばん痛かった相手は、肉食動物と思いきや
なんと草食でおとなしそうなシマウマとのこと。
シマウマは人に懐かない上に、麻酔も効きにくく、
上下の歯が揃っているので噛まれるとものすごく痛いんですって。意外ですよね。
その他、犬に噛まれたら引っ張らず、犬歯の向きに沿って押すようにすれば
苦しくなって口を開けてくれるとか、目からウロコの情報満載♪
こういう知識を披露するまで、どれほど動物に噛まれ続けたのでしょうね。。。。
なんと、チンパンジーに注射しようとして、
反対にぷすっと注射針を刺されたこともあったとか。おいたわしや。。。
他にも、ウサギは舌に味を感じる「味蕾」が人間の倍以上あるのでグルメだとか
羊の毛を、刈るのではなくネットと一緒にペロリと脱がせる方法を開発したのが
なんと醤油メーカーのヒゲタ醤油だったとか
思わず「おお!」と感心するような豆知識がいっぱいです。
動物好きな方は、ぜひ♪ -
動物病院の院長の北澤先生のお話を漫画で紹介したものです。
北澤先生は動物園で獣医をされたこともあるのだそうです。
馬の調教・獣舎設計も行い、クレーン免許も取った話、噛まれると一番痛いのはシマウマである話が特に印象的でした。 -
原案の北澤功さんは動物病院の院長だが、動物園で働いたこともある。その経験談を漫画家のユカクマさんがコミック仕立てにした「コミックエッセイ」である。
軽い読み物かと思うと、活字の量も多いし中身も濃くて読み応えがある。
「爆笑」とあるとおり、概ね笑える話なのだが、笑った後にふーんなるほどと感心したり、そうなのかと考えさせられたり、ほろりとしたり。
人間と動物との「常識」の違い、心が通じ合ったと思わせる出来事、生態系の奥行きを感じる話など。
帯に”「人に話したくなる」ストーリー”とあるが、なるほど、印象的なエピソードが多い。
身近な話で役に立つものとしては、犬が咄嗟に噛んだときの対処法。何かに驚いたり、痛いところに触ったりして飼い犬に噛まれてしまったら、まず噛まれた人が落ち着いて冷静に話しかけること。そして噛まれた手などを引っ張るのではなく、逆に押す。こうすると歯の向きが逆になり、喉も苦しくなるため犬は口を開く。噛まれないに越したことはないが、噛まれたら試す価値はありそうだ。
動物園の動物の場合、大型の肉食動物に噛まれたら一大事なのはもちろんだが、意外に侮れないのがシマウマ。上下の歯が揃っていて、しかも草を噛み切ることができるわけだから力も強い。警戒心が強く、麻酔もなかなか効かないので、治療をするときは大変なのだそうだ。
オランウータンとチンパンジーとゴリラはいずれも類人猿だが、それぞれにタイプが異なり、単独行動を好むもの、好奇心が強いもの、穏やかなものとかなりの違いがある。飼育員さんの側でも好みや相性が分かれるようである。
カエルツボカビ病やペンギン会議など生態系に関わる話が織り込まれているのも、読者の視野を広げてくれる。
読み応えがあるものにしている1つの理由は、北澤さんが動物園と動物病院の両方を知っていることだろう。ペット動物だけでなく、猛獣や珍獣、多様な動物が登場する。
そして日々がっつり動物に向き合い、身近にじっくりと観察をした蓄積の厚み。困った事態が起これば、事例の少ない種の動物であっても、とにかく対処しなければならないという切迫感。
動物好きの人には楽しく読める1冊だと思う。 -
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動物園での治療の話がわかりやすく描かれていますが、大人には物足りない感じ。
動物に興味のある子供向きかな。
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背ラベル:649-ユ
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面白い!
シマウマとコモドドラゴンが印象に残ってます。
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面白かった。心がほっこりした。
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獣医師のエッセイ漫画。
こんな動物の治療して困った!とかだけでなく、
飼い主としてもっと、ペットのことを考えてあげて、とか、環境のこととかまでも考えさせられて・・・面白かった!
特に、キーストーン種の話。
ラッコが乱獲などでいなくなった海では、食物連鎖の鍵となるラッコがいなくなったために、結局、何の生物も育たない砂ばかりの海となってしまったとか。
犬とかハムスターならできるのですが
シマウマって・・・身近じゃないから?と思ったのですが
ライオン...
犬とかハムスターならできるのですが
シマウマって・・・身近じゃないから?と思ったのですが
ライオンだったら想像できるなあと。
ということは噛みそうにないのかもしれません、
わたしのなかで。(笑)
ほんとですよね、あんなにおとなしそうなのにね?
なんでも、草食動物って上顎に丈夫な歯がはえていても
下顎にははえてない...
ほんとですよね、あんなにおとなしそうなのにね?
なんでも、草食動物って上顎に丈夫な歯がはえていても
下顎にははえてないタイプが多いらしくて
そういうのにはガブッ!と噛まれても、あんまり痛くないんですって。
ライオンとかの猛獣は、噛まれたらハンパじゃなく危険なので
動物園ではしっかり麻酔してから治療するので、噛まれたことがないらしいです(笑)
私も我が家のにゃんこたちとの遊びで
ねこパンチや高速ねこキックを浴びて、腕や手は傷だらけですが
シマウマにだけは噛まれたくありません(*'-')フフ♪