ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 (フェニックスシリーズ)

  • パンローリング 株式会社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775942154

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いにおすすめされたので読んでみました。

    私の座右の銘は継続は力なりなので、この手の本は好きで何冊も読んでいるし、実際いくつかの習慣化は達成しています。(例えばこのレビュー書きは10年以上続けています♪)が、本書は今まで読んだ中で一番わかりやすく、一番納得感があり、実践のための小ステップについても丁寧に解説されていて「習慣」のすべてを網羅している気がしました。

    「小さな変化を積み上げていくと次第に人生の天秤が動き始める」
    とても魅力的じゃないですか。

    以下備忘録。忘れたくないこと羅列しときまーす。
    1行目からときめく~☆

    成功は到達すべき目標でも、ゴールでもない。改善の仕組みであり、果てしなく改良し続けるプロセスである。
    目標には方向を定める効果があるが、仕組みは進歩するのに最適である。目標達成は生活を一時的に変えるに過ぎない。
    目標第一主義の問題は、目標の次の節目まで幸福を先延ばしにし続けることになってしまうこと、目標を達成して成功を味わうか、達成できずに失望するかのどちらかになってしまうこと。
    なので、成果よりプロセスを大切に思えば、幸福になるのに待つ必要はない。

    セルフイメージ(アイデンティティー)に合う行動はストレスにならない。
    よって「私は朝方人間ではない」などのセルフイメージが早起き、という新しい習慣の邪魔をする。
    アイデンティティーを変えるには
    ・どのようなタイプの人になりたいかを決める←なりたいタイプの人になるのに役立つ行動かな?常に考える
    ・小さな勝利で自分自身に証明する←いきなり理想の早起き時間を設定するのではなく、今までより5分早く起きるところから始める
    のがいい。

    悪い習慣化の誘惑に抵抗するより、避ける方が簡単。(間食をやめたいのならおやつは目に見えない場所に置く等)
    自制心に頼っていはいけない。

    ドーパミンを利用しよう。
    ドーパミンは喜びを経験するときだけでなく、予測するときにも放出される。これが放出されると行動へのモチベーションが上がる。
    難しい習慣の直前に楽しい儀式をしてモチベーションを高める。
    現在の習慣と必要な習慣を抱き合わせ、さらにしたい習慣をする。

    習慣は時間ではなく、頻度によって身につく。
    習慣は最適化する前に、標準化しなければならない。(2分以内にできる習慣を積み上げる)

    多くの人は自分の行動に対して、実際より良い行動をしていると思いがち。自分を過大評価している。
    記録をして実態を把握しよう。

    「はっきりさせ、魅力的にし、易しくし、満足できるものにしよう!」

    • あっちゃんさん
      私も読もうと思います。素晴らしい感想ありがとうございます。
      私も読もうと思います。素晴らしい感想ありがとうございます。
      2021/04/11
  • すごく良い本です。
    オーディブルなので、読んだというよりは聞いたのですが。
    この手の本はほうほう成程と読んで終わる事が多いのですが、これは読んでいる途中から読み終えた今まで、自分も心がけよう!やってみよう!と素直に思えました。

    実は今2回目の途中です。再読することはほとんどない自分ですのでかなりのお気に入りです。

    家族にも薦めたいんですが小説と違ってこういう本は勧めにくいですので、このブクログ感想欄で激推ししておきたいと思います。

  • 初めてオーディブルで繰り返し聞き直したいと思った一冊。かなり充実した内容で、各ポイントを細かく具体的に説明されているのでわかりやすかったです。ブクログで高評価なのも納得!ただ、メモや付箋したい箇所がたくさんあるので一回ですべて理解するのはできてそうでできていないと思いました。そのため何回もきいて理解を深めたいです。

    ●継続は根性ではない
    なにか継続したいと思ったときそれができる人とできない人にどんな違いがあるのでしょうか。その答えが根性とか精神論ではないのがとても信頼できました。

    ●複利で伸びる・・なるほど
    この本に興味を持つ方なら、複利の力がいかに効果的か金融資産で学んだことのある方が多いのではと思います。1%の改善を継続すると驚くべき成果がでることが繰り返し述べられています。

    ●習慣を記録する
    記録をしていくと自分がどんな方向に進んでいるかわかるし、習慣の見直しにも役立つ。さらに、日々成果があるなと達成感も感じられるということでいい事づくめなんです。これはぜひ実践を継続していきしたいと思いました。

    ●冒頭の著者のケガがエグすぎる
    本編とは関連があまりないのですが、冒頭の著者のケガ・・聞いててゾッとしました。でも、大怪我なのに入院期間が驚くほど早くてアメリカだなということを感じさせるエピソードでした。

  • 毎日少しでもやる
    量は質に勝る
    習慣にしてから向上していく
    毎日していると変わる瞬間が来る
    負担に感じると続かない

  • 本書を読んで、行動が少しずつ変わった。
    1ページでよいから、毎日読書する。
    スモールステップでも、行動することはとても効果がある。
    実際に、この本を読み終えることができた…!

  • 小さな習慣、毎日使う言葉や考えはその人となりを作り上げてゆくものとして大切なのですね。

    この大切さをもっと若い頃に知っていれば
    味わった痛い思いも
    少しは減っていたような気がするなぁ。

    最後に老子の言葉が引用されていて
    とても素敵でした。

    「習慣のマイナス面」もハッとしました。
    知ることは宝です。

  • 激推し!オーディブル無料対象。習慣によって人は作られる!良い習慣の始め方、悪い習慣の止め方を具体的に記載。 こちらもエピソードが秀逸です。 とても良い本なので読み終わってから紙の本買いました

  • 習慣って何?と思いながらレビューの多さのおかげで手に取ったこの本。
    複利ってまた、投資みたいに。何をおっしゃって…と思いながら読んだ結果。

    「(凡人の私には)人生一発逆転なんてものはあり得ず、昨日までの積み重ねの上に今の自分があるんじゃない!
    そしたら未来も同じで、なりたい自分になるためには何よりも今、何をするか、そして何を続けるか。
    今の習慣が未来を作り、また、今の習慣でしか未来を変えることはできない!」

    と、鼻息荒く人に言いふらしてしまいそうな自分がいます。(実際こうしてレビューして言いふらしている。)

    という即効性のあるサプリのような効果もありつつ、ではその習慣をどう始めるのか、続けるのか、そしてやめないか。ということまで言及されており、それがまた秀逸だと感じました。

    アイデンティティを小さく保つ。人生は絶えず変化している。

    これってなかなか、盲点。

    でも大切にしたいことを大切にしながら望む結果を出す。
    最小習慣から私はできているのであれば、それを日々大切にすれば大きく道を外れることもない。そしてまた、自分を信じることができる。

    すごくシンプルだけど大きな拠り所となる、いいループに入れるな。と。

    良書でした。

  • ・改善について考えるとき、わたしたちは結果を変えなければと思いがちだ。しかし結果は問題ではない。本当に変えなければならないのは、結果をもたらす仕組みである。永久に改善するためには、仕組みレベルで問題を解決する必要がある、入力するものを直せば、出力結果はおのずと直るだろう
    ・行動はたいていアイデンティティの反映だ。あなたがすることは意識的であれ、無意識であれ、自分はこういうタイプの人間だと信じていることを示している、行動がアイデンティティと完全に一致すれば、もう行動変化を追い求めなくてもいい
    ・習慣を変えるのに最も効果的な方法は、達成したいものではなく、なりたい人に意識を向けることだ
    ・最高のバージョンの自分になるには、常に信念を修正し、アイデンティティの改善と拡大をする必要がある
    ・行動を変えたいときの質問
    - どうしたらはっきりする?
    - どうしたら魅力的になる?
    - どうしたら易しくなる?
    - どうしたら満足できるものになる?
    ・無意識を意識しない限り、それはあなたの人生を支配し、あなたはそれを運命と呼ぶだろう(カール・ユング)
    ・行動変化のプロセスは、常に自覚から始まる。自分の習慣に気づかなければ、変えることはできない
    ・習慣:わたしは〈いつ〉〈どこで〉〈なにを〉する
    ・習慣の積み上げとは、新しい習慣と、現在の習慣を組み合わせるという方法である
    ・人はモノを選ぶとき、それが何かというより、そこにあるからという理由で選ぶことが多い
    ・それぞれに場所と目的がある安定した環境は習慣が形成されやすい環境である
    ・〈現在の習慣〉をしたら、〈必要な習慣〉をする。〈必要な習慣〉をしたら、〈したい習慣〉をする
    ・仲間に属することほど、モチベーションを保つものはない。共有するアイデンティティが、個人のアイデンティティを強化するようになる
    ・つらい習慣でも、ポジティブな経験と結び付ければ、もっと魅力的なものにできる。「~しなければいけない」ではなく「~してもいい」に変える
    ・人間の行動は最小努力の法則にしたがう。わたしたちは、必要な仕事量が最も少ない選択肢を自然に選ぼうとする
    ・わたしたちは、経験して満足すると、その行動を繰り返しやすい、香りと泡立ちの良い石鹸で手を洗うというような小さなことでも、楽しいという感覚は脳に「これは気持ちいいぞ。今度もまたやろう」と記憶して繰り返す価値のある行動だと脳に教え込む
    ・遅れて得られる喜びを待てる人のほうがSATの点数が高い。ほぼどんな分野でも成功するにはどこかで即時報酬を無視し、遅延報酬を選ぶ必要がある
    ・回避したことをはっきり示す:~を我慢したらxドル貯める
    ・習慣トラッカーはなりたいタイプの人に表を生じているという証拠になる。これはうれしいもので、すぐに得られる本質的な喜びだといえる
    ・年に一回信念とアイデンティティを見直す
    ・アイデンティティの喪失をやわらげる鍵は、もし役割が変わってもアイデンティティの重要な側面を保てるように自分を再定義することだ。「わたしはCEOだ」→「わたしはものを創り上げるタイプの人間だ」
    ・幸福とは要するに、願望がない状態である

  • きっかけ→欲求→反応→報酬のプロセスを繰り返すことで事前に習慣ができて行く。

    やめたい習慣は、きっかけから報酬までのプロセスの原因を突き止めて、勝手に手が伸びないような設計をして行く。

    逆にいい習慣については、魅力的な報酬を設計したり、日常のいいことや習慣にプラスする形で追加する。

    暗い部屋に入ったら電気をつける、ほど自然に習慣づけができたらいいなぁ。

    またゴールとしてはヨガを30分するでも、まずはマットをひくという習慣からスタートしたら良い。
    (きっかけとなる行動)

    ヨガをしたら、マッサージを受けて良い。(報酬)

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