みんなの映画100選

著者 :
  • オークラ出版
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本棚登録 : 696
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775525456

作品紹介・あらすじ

インターステラー、スターシップ・トゥルーパーズ、魔女の宅急便、リトル・ミス・サンシャイン、ユージュアル・サスペクツ、ダークナイト…永久保存版!心を打つシーン&セリフ。

感想・レビュー・書評

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  • 昨年、NHKテキスト『シネマレッスン』を読んで、初めて『ローマの休日』を最初から最後までちゃんと観た。とても素敵だった。

    映画は観なくても困ることなく生きてはいけるけど、観れば困ったことが起きても生きていける何かが見つけられる、そんな気持ちになった。
    やっぱり「知ってるつもり」になってるだけで終わっていてはもったいないし、あんまり意味ないよね。

    今年に入ってそのテキストから、こちらも知ってるつもりだった『スタンド・バイ・ミー』も観たんだけど面白かった。わたしにとってこの作品は、子どもの頃に観るよりも、大人になってから数十年の時間が過ぎ去った今だからこそ、よけいに面白く観ることができた映画だと思ってる。
    そう思うと、恋とか愛とかと一緒で、映画とか文学とかにも出逢いのタイミングってあるよね。今年はわたしと映画が出逢い、愛を深めていくタイミングなのかもしれない 笑。

    と、ここで長年本棚で眠っていたこの本を取り出した。2016年発行だって。やだ、6年近くも待たせちゃった。
    この本を買ったときは、たぶん心の余裕が少しできて、さて趣味を広げようかしらんと思ってた時期。結局、そのまま広げられなかったのだけれど。
    好きな言葉をノートに書き出すタイプのわたしは、「心を打つシーン&セリフ」を載せていることがとても気に入っていた。
    でもこの本を選んだいちばんの理由は表紙が可愛かったから。『レオン』のワンシーンだよね(これも知ってるつもり)。
    イラストは長場雄さん。長場さんが好きな映画から好きなワンシーンを抜き出して描き、ライターの鍵和田啓介さんがその映画から好きなセリフを抜き出して解説を書いたもの。
    「青春を謳歌したくなる映画」、「現実から遠ざかる映画」など6つのジャンルに分け、100作品が紹介されている。
    『スタンド・バイ・ミー』から選ばれたセリフは、わたしもいちばん印象的だったもの。でも『ローマの休日』の紹介で選ばれたのは意外なシーンの意外なセリフだった。なるほどなぁ、そしてそれがまた観たいと思うきっかけになるんだよね。

    この本の作りは大好きなんだけど、わたしは選出されたセリフは、なるべく頭に残さないようにして映画を観るほう。いつ、そのセリフが言われるのか気になり過ぎて落ち着かなかったり、「選ばれた」セリフに気持ちが引っ張られそうだから。
    観終わったあと、自分の好きなセリフをページの余白に書き込みながら、さまざまな気持ちを味わっている。わたしだけの映画ノートになっていくようで、とても楽しい。

  • そして、笑顔を忘れずにね。 ー魔女の宅急便ー

    観たことのあるえいがより、もちろん初めて知った映画多数。わかりやすくポップな絵で読みやすく、栞をつけて何を次見たいかな?と思わせてくれたので出会えて良かった参考本。
    一本の映画から著者の一言をずばり抜き、それらと絵だけで進められていく。

    観た映画は、掲載されていた100作品中なんと9作だった。(ちょい見、うろ覚えはいれず)

  • 映画の名シーン、名セリフを100個集めた本。
    英語のセリフ、日本語訳とそのシーンの説明、簡単なイラストが描かれている。
    青春を謳歌したくなる映画、現実から遠ざかれる映画、スリルを味わえる映画、家族に会いたくなる映画、愛について考えさせられる映画、笑って悩みを飛ばせる映画それぞれに分けて紹介されている。
    メジャーな映画もあるが、マイナーすぎて知らないだろうという映画まで幅広い。

    私が見たことがある映画は100個中17個しかなかった。
    が、チョコレートドーナツとダージリン急行を取り上げてくれていたのは個人的に嬉しかった。
    本の背表紙が綴じ方がそのまま見える形になっていて、珍しい。

  • おっ、これこれ。と観たことのある映画には共感し
    へぇ、気になるな。と観たことのない映画は早速チェック。
    映画好きには嬉しい一作です。

  • プレゼントで頂いた。普段見ないタイプの映画が多く、「チョコレートドーナツ」等、意外にドスンと来る話っぽいな、というのを初めて知る。まだ映画は観ていない。

  • 映画のセリフをピックアップしてコメントを書く、と言うスタイルはよくある中では、No. 1で絵が可愛い。
    ただ、コメントが私には合わなかった。句読点の打つ場所によって修飾語のかかりがよくわからなかった箇所があったこともそうだし、なによりこの手の本では、台詞にかかる部分以外のネタバレをすべきではないと感じるからである。
    映画好きにとっては少し薄く、これから映画を見る人にとってはネタバレになってしまう、少しばかり物足りない本という印象。

  • 知らない映画を知れるので

  • ソーシャルネットワーク、オタクだからモテないとおもってるみたいだけど、それは違うわ。あんたの性格が、クソなさだからよ。it'll be because you are an asshole.
    ネバーエンディングストーリー、決して諦めなければ、幸運が君を見つけてくれる。good luck will find you.
    インディジョーンズ、富と栄光のために命をかけるか?かもしれないな、でも、いまじゃない。
    名セリフが映画の評価やそのセリフの主のキャラクターを決める。
    何度読んでも、違うとこらが気になるのが本書の面白いところだ。

  • 「映画」ってやっぱり凄い!
    そして同じ映画でも見る人によって、
    感じるものが異なるのも凄い。

    自分の人生を形成しているのは、
    間違いなく「人、旅、読書、映画」だと思った。
    ミニマムライフな考え方で、
    限られた時間をどう使うかを改めて考えることができた。

    また、映画には人の選択肢を広げる力があると思う。
    次は、ゆめはいたつにんを読もう。

  • 映画が2ページで、シンプルなイラストと、1つの台詞で紹介されている。

    シンプルな構成だが、意外と、映画のことをよく表せているのではないかと感じる。秘訣は、イラストが映画の雰囲気をよくとらえているからだと思う。

    ああ、こんなセリフあったなと思いだせるものもあれば、どこで出てきたんだろう、この台詞?というものもあり、どちらにせよ、改めてその映画のことを思い出させてくれる、古い友達(好感のもてた)に街角でばったり会ったような、少し得したような気分になれる本。

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