地球の声に耳をすませて -地震の正体を知り、命を守る- (くもんジュニアサイエンス)
- くもん出版 (2011年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774320250
感想・レビュー・書評
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地震の正体って一体なんだろう?そこで新進気鋭の地震学者・大木さんがナビゲートする、特殊地底&海底調査船モグルン号の旅に出かけよう!Nスペ「MEGAQUAKE」で巨大地震が引き起こした衝撃的な映像を観て「地震怖いよ(>_<)もうオワタ」とか思っちゃう大人にも、この本では地震のメカニズムわかりやすく説明してくれる。震度とマグニチュードの違いなんて、大人でも意外とわからないもんだよね。
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「第58回青少年読書感想文全国コンクール」の課題図書になっている本書.中学生を対象に,わかりやすく地震と地震防災をテーマとして,地震学者によって書かれた本書.内容もとてもわかりやすい.また,印税はあしなが育英会を通して,震災遺児に寄付されるとのこと.
このような取り組みが,地震から多くの人の命を守ることに繋がると思う. -
★★★★☆
地震学者である著者が、地震とは何か、地震が教えてくれること、地震が起きたとき何が起こるかを、著者自身が体験してきた地震のこと、地震学者を目指そうとした理由もおりまぜて語る。
モグリンで地球内部にもぐっていく章が面白かった。地球の中ってキラキラときれいなんですね^^
(まっきー) -
地震の正体を知り,命を守る。
―I.Y.先生 -
小学校高学年向けサイエンス
地震はなぜ起きるのか、津波はなぜ発生するのか、地球の内部はどうなっているのかなどを、小学生にもわかりやすく書かれています。
地震や津波について正しい知識を持っていると、いざ地震が起きた時に、自分の身を守る行動を がとれる確率が上がるのではないでしょうか?
著者も、そういう思いで、地球の声のメッセンジャーとして、いろんな人たちに向けて情報を発信しようとしています。
本書と防災についての本を合わせて読んで、地震について、科学的知識と生活情報の両方を身につけておくことが安心への一歩だと思いました。
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地球の声を聞こうとする研究の道では人を救うことはできない…自分は無力である…、阪神大震災で傷つく人々の姿に、筆者は一度、挫折をした。でも、自分や他人や世界や地球について考え直し、また蘇った。そんな風に自分と向き合い、乗り越えてきた人が持つ、情熱や優しさ、潔さがある本だと思う。だから惹きつけられたのだと…思います。
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子ども向けの本とはいえ、地震について、詳しく、そして何より分かりやすく書かれている。
防災の観点からの注意点も繰り返し述べられていて、著者がご自身の使命と考えていることが強く伝わってくる。