マネージャーの問題地図 ~「で、どこから変える?」あれもこれもで、てんやわんやな現場のマネジメント

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774198743

作品紹介・あらすじ

累計18万部突破の問題地図シリーズ最新作!
マネージャーが1人で頭を抱えて疲弊する今日を、チームのみんなが笑顔で成長する明日に変えるヒント満載

「昨年以上の成果を出せ」
「生産性を上げろ」「雑談力も上げろ」
「チームの一体感やモチベーション向上も管理職の責任だ」
「ただし予算は増やせない」「人も増やせない」
「残業はさせるな」

そんなプレッシャーと制約で悩む中間管理職の問題、どこから、どう手をつけていけばいいか?

管理職1人で抱え込まず、チームプレイでともに成長しながら乗り切る! そのための方法を教えます。

【巻頭付録】マネージャーの問題 全体マップ

感想・レビュー・書評

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  • 一定のポジションに上がり、プレイヤーからマネージャーに役割が変わる時に参考にすると良い。

  • 終わりのことば
    能力と余力と協力を作る それがマネージャーの仕事 が身につまされます
    現状把握から、始まる定跡と、時間との闘いのなかでこうした羅針盤と、少しでも改善できれば由とする、どこか、さめたメンタルで気負う事なき姿を手本にできたらとおもいます。

  • 自分達が抱えてる職場の問題を俯瞰して見られる地図にしてもらった感覚。合わせて解決の方向感と考え方が書いてあるので、具体策は自分達が考えるでいいと思う。

  • 本文より"「管理」といっても、3つの意味がある。Management、Control、Administration "


    仕事柄、子どもに関わる業務のアシスタントをよくしている。

    この本を自分の職業に置き換えると、きっとリーダー(つまり、マネージャー)にこの3つをすべてやってもらうのではなく、たとえばControlはリーダーにやってもらって、それ以外のふたつに対してアシスタントとして責任を持つとか、

    アシスタントもマネージャーの一員として、役割をうまく分担するべきということ。なのだろう。

    ・・・

    ティーチングとコーチングの使い分け。

    ・・・

    読んでいくうちに、読み方によっては、子育て/教育とか、夫婦関係(夫に対して?笑)とかにも使える一冊なような気がしてきた………。笑

  • 沢渡さんの著書を読むと、分かってくれてるなあという感じがして、とても承認要求が満たされるというか、安心感を得られるように思う。「マネジメントの一部を外注する」という方法は、なかなか考えつかないアイディア。

  • 問題地図シリーズのマネージャー版。
    耳に痛い話も書かれていて、確かにそうだ!
    と思えることが事例としてグサグサ書いてある。

    マネージャーって、ポジションがメンバーと少し離れて
    いるように見えがちなので、コミュニケーションが
    滞らないよう自分が配慮しておく必要があるが、
    多忙だからという言い訳で積極的にケア出来ない。

    プロジェクトにおいては、どれだけ正しい情報が
    タイムリーに展開されるか、決断すべきときに決断して
    いるのかといったことが大事で、それをするためにも、
    事実の確認や決断するためのネタ収集に奔走する必要が
    ある。それも結局はコミュニケーションなので、
    マネジメントの大半はコミュニケーション不全が原因
    と言っても言い過ぎでは無いかもしれない。

    【勉強になったこと】
    ・管理とは正確には3つある
     Management:やり繰り
     Control:統制
     Administration:事務執行

    ・マネージャーに求められる9つの行動
     ①ビジョニング
     ②課題発見/設定
     ③育成
     ④意思決定
     ⑤情報共有/発信
     ⑥モチベート/風土醸成
     ⑦調整/調達
     ⑧生産性向上
     ⑨プロセスづくり

    ・なんでもかんでもマネージャーが抱えてしまう背景
     ①現場を離れるのが寂しい
     ②自分のこだわりを捨てられない
     ③部下を信用していない
     ④仕事の範囲や権限があいまい
     ⑤自分の仕事が整理出来ていない
     特に②に気を付けたい。資料の骨子やデザインで、
     独自のこだわりを持たないように気をつけたい。

    ・仕事を任せる際に心掛けたいこと
     ①最低限のコミュニケーションルールの合意
     ②ティーチングとコーチングを使い分ける
     ③依頼者側の役割を明確にする
     ④依頼された側の使えるリソースを明確にする
     ⑤緊急時はマネージャー自ら牽引する

    ・情報を円滑に発信する環境を作り上げるためにも、
     マネージャー自ら積極的に発信し、かつ発信者の
     内容に必ず反応するように心がけること。

    ・情報が流れてこない=相手が自分に興味が無い
     ということの裏返しでもある。
     逆に厳しいコメントでも指摘があるということは、
     しっかりコミュニケーションを取ろうとしてくれて
     いるということでもある。

    ・育成時に気を付けたい4つのポイント
     ①改善や育成を検討する時間を取る
     ②とっとと決める
     ③任せきる
     ④いったん受け止める

    ・「マネージャーの仕事は、チームに能力と余力と
      協力を作ること」

  • マネジメントの現場のあるある問題を面白おかしく解説している本。
    面白さに力を入れているためか、結局どうすればいいのか頭に入ってきづらかった。

  • マネジャーになったら直面するようなあるある話をちゃんと知っておくの、それなりに意味ある。

  • おすすめ読書家さんの本棚から辿って読了。部課長レベル(やや課長寄り)のマネージャーがやるべきことを具体的な事例を交えて記載してくれている。そんなに目新しいことは書かれていないが、マネージャーに求められる9つの行動なんかはチェックリストとして使えそう。ビジョニングについての問いかけもあるので、足りない部分を自チームのビジョンに盛り込もうと思った。部課長レベルの人が対象な割に表現が若者向けで少々違和感あり。

  • わかりやすい解説。
    あとはどう自らに落とし込んでいくかかな。

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著者プロフィール

作家/ワークスタイル&組織開発専門家
あまねキャリア株式会社CEO/株式会社NOKIOOアドバイザー/
株式会社なないろのはな 浜松ワークスタイルLab所長/
ワークフロー総研フェロー
日産自動車、NTTデータなど(情報システム・広報・ネットワークソリューション事業部門などを経験)を経て現職。350以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。

「2023年 『悪気のないその一言が、職場の一体感を奪ってる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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