- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773003833
感想・レビュー・書評
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2013年読了
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2014/06/01
【好き】中編2本+描き下ろし。 ①湊×加持。 ②武井靖之×義兄:鈴原亮一。 借金に追われていた加持は仕方なく請け負った襲撃先で大学生の時つき合っていた湊と10年振りに邂逅する。 893になっていた湊と身を持ち崩した加持との間には忌まわしい過去が…。 湊の加持への執着と憎しみが実は愛情の変形というのが解っていても萌える(笑) 湊に仕える武井の義兄との恋物語と合わせて奥行きを感じられて良かった。 描き下ろしは、加持が撃たれて湊が号泣で終わっていた本編その後の様子。 なかなか甘くてニンマリ。 -
ヤクザ・湊×借金のせいで刺客…というより鉄砲玉にされた男・加持。大学時代に付き合いがあった2人。
お互いが誤解しまくってこじれにこじれて…という感じ。
すべてはこの夜に、夏の花、春宵一刻の3部構成で、夏の花だけは過去話。
湊がかなりゆがんでいる…といっても本人はゆがんでいるのが分かってないのと、加持の煮え切らなさのせいか、結構鬱々とした話になってるけど、ラストまで読んで、CDブクレの書き下ろしも読むと幸せになってほしい2人だな、と。
CDブクレの書き下ろしも読まないと、すべて~と春宵一刻での雰囲気の変化がつかみにくい気もするかな…。すべて~だと優しいというか弱い加持が湊に引っ張られてるようにも思えたし?
愛されるということを知らなかった湊が、加持に愛されておずおずと変わっていってるというのが春宵。まだまだ不器用だけど。 -
魂を持っていかれそうな禿げ萌え!!心があつくなって泣いた。3つの話が繋がって構成されてます。
甘い態度の少ない攻めを理解できず苦悩する受けと過去の真実をキッカケに知る本当の気持、ドラマチックに読む側を揺さぶってくれる。泣く泣く!ちょっとネガ過ぎる受けが普通に狡いオトコで、描き方が人間臭くて私は好き。
もう1組は過去ですが、無口な二人が孤独を埋め合う関係になっていく過程がじんわりと堪らない、年上受けが姉弟ひっくるめて愛ーー!大泣き。燃え萌えです。引き立て役だけで終わらないキャラで、構成がよい〜!
オチも人を大切に思う気持に微笑ましく、温かい気分になれる。大満足でした。場面展開とか心情的な所も引き込まれやすくて好みだなぁ。
電子書籍では挿絵なかったけど、内容が凌駕していて、どうでもよくなったw いや、あればもっと良かったかもしれないけどー! -
ヤクザ×ヒットマン
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(あらすじ)
「選ばせてやるよ_
このまま撃たれて死ぬか、俺に縋って土下座で許しを乞うか」
平凡な生活から一転。熾烈な借金地獄に堕ちた加持に残された道は
「ある男を撃つこと」。
だが、狙いを定めた先に現れたのは、忌まわしい過去の男・湊だった。
端正な顔立ちの男は十年の時を経て、冷酷な雰囲気を纏う極道になっていた。
そして、捕らわれた加持は陵辱されてしまう。
与えられる痛みの中に昔と変わらぬ執着の色を感じた加持は戸惑い…!?
湊(ヤクザ)×加持(一般人)
(感想)
1冊に全3話入っていました。
1話目・過去にいろいろとあった2人ですが、「やっと幸せになるんだ~」と、ちょっと涙目になってたところで、
湊を庇って加持が撃たれてしまい!!!
この後、加持はどうなったのよーっ?!
で、2話目に入ったら「やっぱり加持は死んでしまったのね」と悲しんでいたのですが…
えっ、え、ああ?? 2話目はサブキャラの話なのね(^^;)
結果だけが早く知りたくて、適当にパラパラ読みしてたら、
武井さんが仏壇に両手を合わせる挿絵やシーンがあったので、ものすごく勝手な勘違いをして涙した私でした(笑)
なんだよ~と、2話目はほっといて3話目に…
って、また騙されたーっ!!!
今度こそ「加持は死んでしまったんだっ」と、マジ泣きしながら読んでたら、加持生きてるぢゃん!!
だって湊が(湊がだよっ)墓石の前にひっそりと佇んでいた。
~って、話が続いてれば私じゃなくても思ったはずよっっ
オイオイ、落ち着けよ私… ゆっくり読めよ私…
で、読んでスッキリ(^^)
二人してラブラブだしvv もう湊が加持にベタ惚れですよ(^^;)
湊すごく可愛いキャラになってるしvv
で、ほっといた2話目ですが…
この話は、湊の右腕のような男(武井さん)の若かりし頃のお話。
結構こちらも泣けるじゃないの~っ(T^T)
幸せなままで終わってるけど、3話目思い出してみると相手の人はもう居ないんだな~と、結局涙?!
泣ける1冊間違いなしですっ。 -
英田先生のお話は、もっと人気があるのがあるんだけど、私はこのお話がとても好きなんです。
「すべてはこの夜に」
「夏の花」
「春宵一刻」
と、三つの短編があるんだろうと思っていましたが、全部このお話はつながっています。
それを念頭に拝見するとよいかと思います。
このお話は英田先生の同人のころのお話で、かなり古いらしいのだけど。
正直言って、最近のものより、昔の方が面白い作家さんって多いんだよねぇ~ -
武井さんが好きだっ…!
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リンクもの「夏の花」が切なかったっす。