なぜ生物時計は、あなたの生き方まで操っているのか?

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772695428

作品紹介・あらすじ

<あなたの生物時計に逆らってはいけない>

生物時計は私たちの細胞や代謝のリズムを制御し、
心身の調子のもとになっている。

このリズムは、大きな個人差があるだけではなく、
年齢・性別などによっても変わる。

都市型ライフスタイルも、
私たちの内なるリズムを大きく変えている。

じぶん本来のリズム(クロノタイプ)とのズレ、
恋人や家族とのリズムとのズレ、
社会のリズムとのズレ・・・

さまざまなズレが、心身の不調をもたらし、
やがて生活や人間関係を狂わせる要因となる。

また、クロノタイプと性格、行動、職業選択などの
かかわりも注目されている。

進化によって育まれたリズムに逆らわない生き方がいかに大切か、
こうした生き方をどのように創造していくか――
生物時計研究の国際的な第一人者が解き明かす決定版!

・年間ベストブック!(英国医療協会)

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::著者:: ティル・レネベルク
ミュンヘン大学の医療心理学研究所・教授、「時間生物学」センターの主任。
欧州生物リズム学会・会長。時間生物学の国際的リーダーのひとり。

::主な内容::
・生物時計に逆らってはいけない
・クロノタイプが好・不調の鍵を握る
・男と女のクロノタイプ
・季節のリズムと心身の調子
・睡眠と性格・行動・職業選択
・都市の暮らしが体内時計を変える
・シフトワークが、がんの原因?
・ひどく疲れているのに眠れないわけ
・遺伝子を活性化するスイッチ
・暗くなるまで待って
・他の惑星で暮らしてみたら
・社会的時差ぼけ
・早起きは三文の得なのか
・文化か、自然か
・進化における大きな役割

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

::絶賛!::

私たちが時間の中を生き、時間が私たちの中を生きることについて、
深く考えさせられる。
――『ニューヨーク』

時間生物学の最新研究を盛り込んだ重要な1冊。
――『ウォールストリート・ジャーナル』

菌類や単細胞生物から人間にいたる
何十年にも及ぶ著者の研究成果が結実している。
――『ネイチャー』

複雑な概念を、明解に、説得力をもって語れる才能をもった、
博識な著者によるガイドブック。
――リチャード・ワイズマン『ニューサイエンティスト』

感想・レビュー・書評

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  • 9 健康に深く関わる生物時計のふしぎ[山仲勇二郎先生] 3

    【ブックガイドのコメント】
    「生物時計と健康の関係、クロノタイプ、社会的時差ボケについて解説している。」
    (『ともに生きるための教育学へのレッスン40』67ページ)

    【北大ではここにあります(北海道大学蔵書目録へのリンク先)】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001630445

  • 献本にて頂く。

  • 朝型、夜型などの生活スタイルのことをクロノタイプというそうなのだけれど、ある人々が同じように生活していて、同じように明暗の影響を受けても、持っている遺伝子によって異なるクロノタイプになるそうだ。朝型が立派で夜型がだらしないわけではないそうです。(たいてい、そういうことを言うのは朝型のひとだそうで)また、訓練して朝型にすれば、社会時間にも適応できるからやんなさい、みたいな提案も間違いで、訓練してどうこうというもでもないらしい。そうはいいながら、光を浴びる時間帯、量によって、クロノタイプが変わったりもするそうで、そのへんよくわからなかった。

  • 睡眠について。
    睡眠圧力は睡眠の前半におおきく減る。青少年のクロノタイプは夜型。

    14章ほかの惑星で暮らしてみたら
    →ひとが24時間に同調する謎。
    C0040

  • 要らん。

    半分は関連するストーリー(フィクション)、
    アンとジムの仲が悪かろうが、ド・メランがオジギソウにため息をつこうが、そんな事はホントどうでも良い。

    残りの半分のうち半分は「せやな」
    アインシュタインの睡眠時間が長いとかナポレオンの睡眠時間が短いとかは誰でも知ってる話だし、
    超早起きが良くなくて超遅起きも良くないとか常識的に見て当たり前、
    太陽光が人の1日のリズムに影響してるなんて話は大半の人が知っているし想像に難くない。

    残った1/4は「ふーん」。
    遺伝子的な話は多少面白いかもしれない。

    たぶんちゃんと整理すればこの本は20ページくらいになる。
    帯に「ベストブック」と書いてあるが、この本の一体何がベストだったのか。

  • 著者:Till Roenneberg(1953-)
    原題:Internal Time, 2014

    【目次】
    はじめに 生物時計に逆らってはいけない 008

    第1章 クロノタイプが好・不調の鍵を握る 016
     「ひばり」と「ふくろう」╱大きな個人差」
    第2章 早起きは三文の得なのか 026
     時間の生態系・時間の経済╱生物時計の進化
    第3章 ひどく疲れているのに眠れないわけ 036
     睡眠を制御するもの╱特に眠れない時間の後に、最高に眠れる時間帯が訪れる
    第4章 オジギソウの眠りの秘密 045
     不可思議な内部時計
    第5章 なぜ体内時計は正確ではないのか 051
     最も体調がいいと感じる時╱いいかげんな体内時計に進化した背景
    第6章 光は体内時計をどう同調させるか 065
     未知の受容体の発見╱未解決の疑問
    第7章 異常なリズムの原因はなに? 081
     時計遺伝子をさがす╱外部時計との関係も変わる
    第8章 一日のリズムを生む多くの仕組み 089
     負のフィードバック・ループ╱複雑な遺伝子のかかわり
    第9章 遺伝子を活性化するスイッチ 100
     事故が起こりやすい時間╱体内時計が代謝をコントロールする
    第10章 変化する環境で生き抜くために 108
     光と栄養というジレンマ╱単純な生物が教えてくれること
    第11章 暗くなるまで待って 119
     脳の温度に注目╱睡眠を分ける文化
    第12章 若者が夜更かしをするわけ 126
     「ディスコ仮説」は間違いだ╱夜の狩人」
    第13章 学校の始業時間を遅くせよ! 138
     朝早くて、勉強や仕事に集中できない人たち╱生徒に学校に来る時間を決めさせる
    第14章 他の惑星で暮らしてみたら 149
     かくれんぼゲーム╱木星や土星で生活できるタイプ
    第15章 私の内臓はいつ到着するんだ? 166
     最悪の時差ぼけ╱ばらばらになるリズム
    第16章 社会的時差ぼけ 178
     習慣になれば、朝型・夜型も変えられるのか╱慢性的な睡眠不足がもたらす影響
    第17章 文化か、自然か 193
     早起きの社会主義者、寝坊の資本主義者?╱体内時計が文化をつくる
    第18章 都市の暮らしが体内時計を変える 206
     自然の中で過ごすと早く眠れるわけ╱自転車通勤は睡眠時間を増やす
    第19章 夏時間に体は適応できるのか 217
     夏時間は、体内時計にどう影響する?╱変更に適応できない人
    第20章 シフトワークが、がんの原因? 231
     体内時計への脅威╱光害
    第21章 男と女のクロノタイプ 242
     パートナーと寝起きの時間が合わない╱年齢による違い
    第22章 季節のリズムと心身の調子 254
     なぜ自殺率は夏至のころに高くなるのか╱受胎のピークが春分のころになるわけ
    第23章 睡眠と性格・行動・職業選択 268
     成功しやすいのは朝型・短時間睡眠タイプか?╱夜型は神経質で創造的
    第24章 進化における大きな役割 280
     方位も示す体内時計╱夜を手に入れた哺乳類の祖先

    謝辞/注/解説(真柴隆弘)

  • 資料番号:011614575
    請求記号:491.3/ロ

  • あなたは「ひばり」か、「ふくろう」か? 昼型・夜型とよく言われるが、睡眠のタイプはかなり個人差が大きく、自分の体内時間に自覚的になることが人生を豊かにするコツだと説く。
    全部で24章、それぞれの章が実例→解説、という形になっているが、これが少々冗長に思える。もうすこしコンパクトになっていてもよかったかも。以下、本書から得られたトリビア。
    ・内部時間計測システムは遺伝性で、朝型・夜型を自在にコントロールできるわkではないらしい。
    ・ティーンエイジャーが夜更かしするのは、彼らが人生の中で最も夜型のクロノタイプを持つからだ。また、女性は男性よりやや朝方の傾向がある。著者は学校の開始時間を遅くしてはと提言している。
    ・旅行で生じる時差ぼけは、東へ向かう(一日が短くなる)より、西へ向かう(一日が長くなる)ほうがラク。
    ・生物時計を「合わせる」には、光が重要。明るい光を昼間に浴びていると、時計は朝型にずれる。自転車通勤や、朝のジョギングなどを行うと、夜に早く眠くなる。

  • 途中までで時間切れ。

  • 夜型と朝型は結構時計に支配されていてあまり変更がやさしくないと。若い人は夜型になりやすいと。さて、夜型の娘と年取ってますます朝型の私とはどう折り合うべきや。

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著者プロフィール

ミュンヘン大学の医療心理学研究所・教授、「時間生物学」センターの主任。欧州生物リズム学会・会長。時間生物学の国際的リーダーのひとり。

「2014年 『なぜ生物時計は、あなたの生き方まで操っているのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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