- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772603447
感想・レビュー・書評
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イケハヤさんのブログからテラ・ルネサンスの鬼丸さんの存在を知り、鬼丸さんの著書「ゼロから世界を変える方法」を読んで、子ども兵問題をもっと知りたいと思いこの本を読んだ。
胸が締め付けられる思いをしながらなんとか読みきった。
読んでいて、どうしたって4歳娘と1歳息子の姿が重なる。。
昔は戦争なんて遠い国のできごとだし関係ないやって思ってたけど、子どもができると感覚が変わるものなんだな。
本の最後にある参考文献を読み進めてみようと思う。
まずはこの問題をもっと知りたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小型武器の脅威、なぜ紛争は終わらないのか、そして、平和への近道とは何なのか、考えさせられました。私の将来の夢は国際機関に入って貧しい人たちを助けることです。世界の戦争なくすためにはまず貧困を解決しなければなりません。できるだけ多くの人にこの問題についてしっかり考えてもらいたいです。そして小さな事でも始めることが重要なんだと思います。
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子供でも手軽に読める内容かと思いきやそうでもなく、だけど元兵士だった子供の告白を交えながらわかりやすく「少年兵」という悲惨かつ、非人道的な問題を読み解いてゆく。彼らが非人道的という事ではなく、その問題を取り巻く環境が、社会が、世界が、私たちが最も卑劣な仕打ちを彼らにしている。少なくとも30万人。この数字は果たして多いのか少ないのか。わからない。
彼らは悪くない。人を何人も殺した元少年兵だった子供たちは私たちよりずっと、平和の意味を理解していて、望んでいて、未来を見つめ、夢を持っている。そして今も、過去の過ちに苦しんでいる。そんな彼らの事を知り、許すことが求められている。実際に私が家族を殺されたら、許すかどうかなんて本当のところわからない。だけど、彼らがなぜそんな状況にあったのか、なぜ殺さなければいけなかったのかを、私は知っている。少しだけども知っている。彼らは悪くない。
無関心は一番タチの悪い、そして一番私たちが得意な習癖だ。このくそったれな壁をぶち壊してみんなを巻き込む方法を僕は知っている。
でも怖い。だけどやらなきゃいけない。 -
武器を作るから悪いと強く感じた。また、紛争の原因が複雑で、解決が難しいこともわかりやすく説明されており、深く考えさせられた。日本がG8で唯一武器を輸出していないということに関して、誇りに思えた。(こうやって文字にすると自分が単純に思えるが事実そう思った。)
とても良い本だが、若干自団体の宣伝が多く感じたので星は4つ。 -
[2021年11月現在、墨田区はひきふね館内のみなので、他区で借りよう]
「ぼくは13歳、任務は自爆テロ。: テロと戦争をなくすために必要なこと」を登録しようとして見つけた本書。筆者は異なるものの、ほぼ同じ題名で、地域は知らないけれど恐らく同じような状況からの著書と思われるもの。ただ、こちらはすぐには入手出来なさそうなのでそのうち機会があったら。 -
配置場所:2F書架
請求記号:369.4||O 66
資料ID:W0180212 -
開発目標8:働きがいも経済成長も
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB00136831 -
子どもが兵士として戦わされている、という悲惨な現実は、想像するだけでもおぞましい。
この本を読むと、何とかしたい気持ちと、自分の小ささを感じる。
日本の良さは、小型武器の輸出に制限をかけているということ。
この本が出版されたのは2005年だが、今はどのような状況になっているのか、ということを知りたいと思った。
デジタルが新たな悲劇を生んでいるという噂も聞いている。
状況が悪化していないことを祈りたい。
【memo】
「武器輸出三原則」
①共産国
②国連議決による武器輸出禁止国
③紛争のおそれのある国
には、武器の輸出を認めない。
武器のビジネスと、資源採取の利権
紛争の原因の1/4は「資源採取」
民族紛争というよりは、
一部の権力者・武器を売る軍事産業・戦争後のビジネスを狙う欧米
によって、代理戦争させられている。
国連 ミレニアム開発目標MDGs -
世の中には「恵まれていない」子どもたちが多くいますが、中でも悲惨な状況に置かれている、その最たるものが「少年兵」ではないでしょうか。
もちろん、日本でも「いじめ」や「貧困」「格差」など解決しなければならない問題は少なくありませんが、地球全体の改善しなければならない社会病理の一つとして、すべての人々が「子どもが兵士として前線に立たされている」という状況があることを知る必要があると思います。
元子ども兵たちの社会復帰を支援する団体の著者が、彼らの体験談や現在の状況を紹介しながら、子ども兵が存在する原因や彼らを取り巻く周囲の環境、その解決策について書いている本ですが、平易な言葉で書かれているので中学生以上であれば問題なく読むことができると思います。
「命の危機」に晒され続けていない、という点からいえば、少なくとも日本の(多くの)子どもたちは恵まれているでしょうし(この本を読むことができる環境にある子どもたちはほぼ間違いなく)、そういった子どもたちが成長して社会人となっていく際に、自分たちに想像もつかないような環境に生活せざるを得ない人間がいるということを知ることは、決して無駄ではないと思います。
SDGsでも掲げられている「貧困の撲滅」がこの問題の解決の鍵を握っていることは間違いないでしょう。
いま社会を担っている社会人だけでなく、これからの社会を回していく、中学高校生にもぜひ読んでもらいたい本です。
そして、この本を読んで感じたことをぜひ何らかの機械で話し合ってもらえたら、これからの世の中が一歩ずつ改善にむかうのではないか、と思います。 -
気になるのはコレが現時点で10年前出版な事。ハヨ石油やダイヤ買うと損するようにならんと。殺し合いが利を産むのが元凶なんだよな。結局。宗教や民族差は扇動に利用されてるだけの後付けされた結果だという当事者の意見に身がつまされる。