- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784770411198
作品紹介・あらすじ
著者は大手百貨店に三十四年間在籍、そのうち八年間は「お客様相談室」を担当した。その間、処理した苦情・クレーム数は約一三〇〇件以上に上る。その経験を実例を交えて紹介。「お客様の気持ちになる」問題解決の基本を説く。
感想・レビュー・書評
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主に職場の休憩時間に読んだ。建設関係は、顧客からの理不尽な苦情が多い。そのくらい自分でやればいいのに、と言うものや、技術的・予算的に無理、と言うもの。本書は百貨店の苦情対応に関するノウハウを集積している。巻末には、他業種の対応も収録しているので、とても参考になる。奥付を見ると、およそ10年前に読んだ本だった。
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4770411197 255p 2006・12・5 1版2刷
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これぞ苦情対応のプロという著者によるその極意。
実体験を交えながら書かれているだけに説得力がある。
以下にエッセンスを示す。
やくざへの対応は、素直な気持ちで聞く。その場はメモる。そわそわしない。言葉尻に注意する。
苦情内容を正確に聞く。
忙しい職場では上司に対応させた方が良い場合がある。
「高速でそっちに行く」で高速代を求められるときもある。
相手の申し出の裏を読め。
落ち度無いときは毅然とせよ。
相手の趣味、立場をたて、話を聞き、昔の苦情も話させよ。
苦情対応の時はテー物の上の物に手をつけてはならない。
ダメな申し出は間を置かずに拒否する。
クレーマー情報は関係機関から収集すること。
「○○長は知っているのか」といわれたら、しっかりその辺の経過は○○長に伝えておく。
問題置き方すぐ現場検証を。
こちらに非がないなら、どんな相手でも目を見てにこやかに話す。
人のものあづかるな。
逃げの姿勢を見られるな。
相手の気が収まるまで話を聞く。
弱者への金品要求は恐喝になることがある。
まず急いでコンタクトすると、情報不足を指摘されることもあるので「とるものもとりあえず電話した」と言うこと。
預かり証に「傷あり」とか書いていないと、傷があったとは言えない。
苦情興した本人からしっかり状況を聞くこと。 -
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