こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した

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  • こう書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769609735

感想・レビュー・書評

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  • [第2版]2008年7月1日

  • 地雷、小型武器、子ども兵、平和教育の4つのドメインで活動をしている、NPO法人「テラ・ルネッサンス」の鬼丸氏が、今までどのような考えで活動をしてきたかが書かれている。

    始まりは、カンボジアでの地雷除去作業を見た事、そして「すべての人に未来をつくる能力がある」という言葉だ。

    インパクトは大きくはないが、内容が濃く、非常に読みやすい。人の顔写真が所々に入っていて、親身になって読める。

    2005年に出版された書籍『ぼくは13歳 職業、兵士。』と合わせて読んでいただきたい。

  • 公演を聞いたあとだったので内容がすっと頭の中に入ってきた。
    覚悟の違い。
    自分には、なにをするにもここまで覚悟はない。
    子ども兵の問題については、周りの多くの人にも聞いてもらいたいと感じた。

    じゃあ自分が動けばいいんじゃない?
    と言われそうです。

  • NPO法人「テラ・ルネッサンス」の代表、鬼丸昌也氏の本。
    どのようにして活動をしてきたのか、綴ってある。

    余りにも早く行動をしてきたのか、一つ一つの行動に対する葛藤とか悩みとかが無くて、本当の所、著者はどのような人なのかが分からなかった。本当に一つ一つのことを想いの力でやり遂げてきたから、そこまで悩まなかったのか、悩む場面もあったけど、あえて省いたのか、それは分からない。

    でも、凄く共感した言葉がある。

    「本当にやりたいことに明確な動機はない。」

    自然と出てくるやりたいこと、なんでそれをやりたいんだろう?って考える時はあるけど、結局答えなんて出ない。
    やりたいから、やる、ただそれだけの話。
    やりたいことが目の前にあるのに、何故それをやるのか?ってわざわざ理由を考えて二の足を踏んでいる場合じゃないんだ。

    一つのことに突き進む、大切さを改めて思いださせてくれました。

  • 地雷や「子ども兵士」を本当になくしていかないといけな​い、と強く思いました。2日間で一気に読みま​した。具体的な行動の一つとして、テラ・ルネッサンスの​個人会員に先ほどWebで申し込みました。

  • 鬼丸さんの生き方に触れると自分はなんと見栄っ張りな人間なだろう、とちょっと自己嫌悪に陥ります。

    しかし、気持ち、思いがどれほど生きることに大切か思い知らされました。僕も自分らしく世界を変えるための一歩を踏み出そうと心の底から思えました。

  • 大学在学中に地雷除去のためのNGOを設立した青年の話し。
    著者の行動力には、普通にすごいと思いました。

    「全ての人に未来を創る能力がある」

    この本において一貫しているスピリッツはこの言葉に凝縮されていると思いました。

    ただし、文章として思うことは、時系列がすぐに飛んでいくので、そのあたりは整理して書いた方が良かったのではないかと感じます。

  • 学生だから、田舎だから、そんな「~だから」じゃ何も変わらない。誰でも強い意志があれば、何事も成し遂げられる。そう感じさせる、本だった。

  • 読書時間 2時間(日数 4日)

    NPO法人「テラ・ルネッサンス」理事長である著者が、地雷撲滅・子供兵問題に取り組む過程において、「自分に出来ることとは何か?」ということについて真正面から向き合って書かれた本。

    <気になる要点>

    「自分には何もできない」から、その事実を「伝えよう」伝えることだけはあきらめないでいこう。

    「働くこと」は、お金を稼ぐことやキャリアアップしていく手段だけではない。自分の命を使って自分とたしゃを輝かせることのできる素晴らしいものだ。

    「好きだからやる。やると決めたからやる」そのような思いで始めてこそ、本物だと感じている。

    命には限りがある。だからこそ、輝くことができる。

    <所感>
    私は、ボランティアというものをやったことがない。どうしてもそういう気持ちになれないからである。もしかしたら著者のいう「自らに見返りを求めることがある」人間なのかもしれない。
    「自らの思いを実現することや自らの成長のためにボランティアをする」
    といった視点は持ち合わせていなかった。
    これを機会に「自分にできる最小限のことを意識する」ようにしたい。

    『自分の想いを伝えるためには、「人間は言葉やジェスチャーなどのコミュニケーション手段を与えてもらっているの」だから、言葉を発し、ジェスチャーをしなければいけない。以心伝心はありえないのである。』という筆者の言葉には、心を打たれた。
    人間にはそれができるのに、駆け引きや思惑ばかりで誤解を生み、それが戦争を引き起こす一因になっているように思う。

    それでも生まれてくる新たな未来の担い手のために
    「すべての人に未来をつくる能力がある。」ことを信じて自分の出来ることがあればやっていきたいと思う。

  • 世の中にはすごい人がいるのだなと感じました。そして自分も思い切って一歩踏み出せばこの本の作者である鬼丸さんに少し近ずけるかもと思わせる良い本です。

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