政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃないーー私たちが人口減少、経済成熟、気候変動に対応するために

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768458723

作品紹介・あらすじ

今の政治や経済、社会の停滞のメカニズムを分かりやすく解き明かし、アベノミクスや「反緊縮」とは前提を異にする、まったく新しい見地からの経済政策と社会のビジョンを提示する。人口減少時代を迎え、従来の人口増加時代の経済認識やアプローチを転換させることが不可欠であり、インフレ誘導や国債発行などの対症療法ではなく、政策決定過程の透明化や民主化等を通じた根治的な経済・社会の体質改善が迫られていることを丁寧に説く。
もう「野党支持者には対案が無い」なんて言わせない!

感想・レビュー・書評

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  • 賛同できない政策提案もちらほらありましたが、首相が嫌いだから自民党を指示しないのではなく、体制と不可分の存在だから交代が必要だというなぜ交代が必要かというタイトルに対する答えには賛成です。
    待機児童問題と都市化・土地の所有の問題が絡んでいるという分析はおっしゃる通りで、短期的な利潤有線で都市計画の規制が緩すぎるであること、土地利用規制の緩さ故に日本の重要なストックが蔑ろにされていることは前々からこの本でも書かれていましたかー。再生可能エネルギー装置の増設のために自然が破壊されるという異常な事象もこうした短期的な利益や経済成長偏重から生まれたものであることは改めて言及しておきたいです。

  • 東2法経図・6F開架:334.3A/Ta84s//K

  • 政治の話をしていて疑問に思うことがたくさんある。一向に改善しない人口の減少率。それをもたらす経済政策の失敗。人手不足なのに上がらない実質賃金...。本書は詳細な資料とともにそんな疑問に答えていく。扇情的なタイトルに反して実に実直で真面目に考えられた本。

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著者プロフィール

千葉商科大学基盤教育機構准教授、博士(政治学)。明治大学大学院政治経済学研究科博士後期課程修了。国会議員政策秘書、明治大学助手、横浜市、内閣府、内閣官房、長野県、自然エネルギー財団などを経て、2019年4月から現職。著書に『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない』(現代書館)、『国会質問制度の研究』(日本出版ネットワーク)、『信州はエネルギーシフトする』(築地書館)などがある。

「2021年 『国家方針を転換する決定的十年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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