TOKYO BOOK SCENE (玄光社MOOK)

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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768304105

感想・レビュー・書評

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  • ブクログの献本企画に応募いたしましたところ何とこれが当たってしまいまして、やったぜこんちくしょう! と喜び勇んで読了し感想をここに記すものでございます。

    本書はタイトルの通り、東京で起きている新しい本の楽しみ方を紹介するものでございます。と申しますからには今までにない本屋さんやらブックカフェ、読書会といったお店に限らない情報の紹介ともなっておりまして、そこが本書の魅力ともなっております。


    レッツ・読書会!

    特筆すべきは読書会でございます。本屋さんに関しましては恐縮ながらがらワタクシ既に存じておりまして、ブックカフェにつきましてはも同様であります。
    ですが、読書会。こちらに関しましては全くのノーマークでございました。強いてあげるとすれば「猫町倶楽部」と「マンガナイト」くらいでありましょうか。しかも内容に関しましては無知も同然でございました。ところがどうでしょう。本書の丁寧な解説によって「ほほぉ、こういうものか。どれ、ワタクシも
    ひとつ参加してやろうじゃないか」とそう思えたのでございます。その中でも目を引いた読書会が「Pippoのポエトリーカフェ」でございます。こちらはなんとフレンドリーな雰囲気のなかで詩の勉強と朗読を行うことができるという画期的な会でございます。ワタクシ寡聞にして聞いたことが詩の朗読会なるものが現在行われているということを存じ上げませんでした。いえ確かにあるだろうと想像はしておりましたが本書のようなオシャレな装丁な本で紹介されるような存在であろうとは考えもしなったのです(失礼な話ですね。大変申し訳ございません)。しかもそれがフレンドリーな雰囲気であると。これは参加したくて仕方がなくなるではありませんか。未知の領域でえありいながら大変興味深く感じておりました詩の世界を覗き見ることができるだなんて。新し物好きのアンテナがビンビンに反応しております。もうハチ切れんばかりです。

    本好き本屋好きの皆様方に置かれましては本書を軽いご興味と共に手にとって頂きその素敵雰囲気を丸ごと切り取ったかのような写真に心を奪われつつ掲載店・掲載読書会ぜひ参加してみてみることをここに進言いたす所存でございます。

  • 本と人との関わり方は、もっと自由でいい。
    もっと、様々な形があっていい。
    本は特別なものじゃない。 教養を与えてくれる事もあるし、時に人生を少し変えちゃう事もある。
    でも同時に、単なる娯楽にもなり得る。
    ここに出てくる本屋のあり方、本とのかかわり方は、そんな自由さを感じる。 こういう場が身近にある人たちが羨ましいし、できれば自分も、その手伝いがしたいと思う。 本屋だし。

  • 「本」好きにはたまらない一冊でした。

    本屋、ブックカフェ、読書会、ブックフェスティバルと、
    「本」と「読書」への様々なアプローチが、てんこ盛りです。

    単に「本」を売るだけの場所ではなく、何かと出会う体験の提案、
    影に日向に求めているモノと出会うような、創り出せそうな。

    これは情報サービス学でも出てきた「セレンディピティ」とも色濃くつながり、
    「情報を共有」するってのは、昔から変わらずに求められているのだなぁ、とも。

    SNS時代の今だからこそ、より一層に、捗っているのかもしれませんけども。
    最近朝活で知った「ソーシャリアル(socireal)」とのフレーズと併せて、実感です。

    ん、『TOKYO図書館紀行』や『TOKYO図書館日和』と併せて、
    ぐるりと東京を彷徨ってみたいところですね、、息子次第かな(汗

  • これを読んだら、ずっと気になっていた読書会に参加してみたくなりました。今でもわたしは、読書はひとりでするものだと思っているので、読書会というものにはちょっと抵抗があって…でも気になっているのも事実。確かに、ひとりでするもの良いけど、それを誰かと共有するのはもっと楽しいかもしれない。この本の中には行ってみたい本屋さんとブックカフェがたくさんありました。2013年は、いろいろ挑戦してみようかな。

  • 東京で本を楽しむための提案本。
    いわゆる普通の本屋さんでなくて、
    何かわくわくするような仕掛けがあるスペースの紹介、
    また対談や読書会などのイヴェントも紹介されている。

    まだまだ知らない本屋さんがたくさん載っていた。
    その中で行ってみたいところ

    BUNDAN COFEE & BEER (文学)
    Rainy Day Bookstore & Cafe (旅、雑誌)
    古本酒場コクテイル (グルメ、コミュニケーション)

    たくさんの写真で紹介されているので
    雰囲気も伝わってきてトラヴェル・ガイドブックに近い。

    ぱらぱらとめくっていると突然、「作家が愛した」レシピが出てくる。

    森瑶子のヨロン丼
    村上春樹のストラスブルグ・ソーセージトマト煮込み

    をそのシーンの文章とともに紹介。
    村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』より
    「いよいよ今日で世界が終わる……彼女の部屋の台所に立つ……
     冷蔵庫からトマトを出して……食事ができたら彼女を起こす」

    と、なかなか気が利いている。
    ちゃんと地図までついているので
    本書を携えて東京本屋巡りを楽しめそう。

    眺めるだけでも楽しいお洒落なガイド本。

  • 読書は一人でするものと思ってたけど、最近はSNSやネット書店のレビューなどで読んだ本の感想をシェアしやすくなったよなー
    とか思っていたら!
    読書会、書店のイベント、ブックカフェ、古本市などなど、本を介してリアルで人とつながる機会もぐんと増えました。
    そんな『読書体験をシェアする。新しい本の楽しみ方ガイド』がこの本です。

    個性的な品ぞろえや、楽しそうなイベントをする素敵な本屋さんやおしゃれなブックカフェが
    綺麗な写真で紹介されています。ぜんぶ行ってみたい!
    読書会も少し敷居が高いけれど、好きな本について語り合ったら一瞬で親友が出来そうですね。
    それから、、実は私も先日地元の軒先ブックマーケットに出店してみたので、一箱古本市のページには目が釘付けに。
    次回の棚づくりの参考にします!!(ほんと楽しいんですよ、一箱古本市)

    本について語り合えるお友達が欲しいなーと思ってる人は、この本読んで勇気を出して一歩踏み出してみたらどうでしょう?

  • ざっくりとBook sceneを掴むには良い。最後の対談がおもしろかった。3.11きっかけ云々と言い出す人はアレ?と感じてしまうが、対談自体のそれはよかった。作り手の顔や想いが見える・感じられるものづくりをしていかねばと感じた。タブレットのくだりはやや盲信的と思える発言だったが、電子書籍との差別化を顕在化させていくことがBook sceneに今後より求められるのだと改めて感じた。

  • 写真の扱いが大きく、その写真がオシャレで、思わず惹き込まれてしまう。
    それぞれのお店や活動、空間に対し、著者が何かしらの「思い」を抱いていることが感じられる一冊。
    きっと著者は本が大好きなんじゃないかな、というか、本が大好きな人でいてほしい、と強く思った。

  • 東京堂書店が、ブックカフェになってる!行ってみなくては…。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ブックカフェになってる!」
      1フロアだけじゃなく、1~3F全部にあるのが良いですね。
      「ブックカフェになってる!」
      1フロアだけじゃなく、1~3F全部にあるのが良いですね。
      2013/02/08
  • いきたい本屋、ブックカフェ、読書会等々、チェックできます。本のための本。

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