国宝の解剖図鑑

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  • エクスナレッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767824550

感想・レビュー・書評

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  • 日本の至宝である国宝についての基礎知識と代表的国宝を
    紹介し、入門的に分かり易く解説している。
    ・はじめに  ・国宝の基礎知識
    1章 考古資料・工芸品 2章 絵画 3章 彫刻
    4章 建造物・歴史資料
    ・数で読む国宝 COLUMN、五十音順索引、参考文献有り。

    国宝とは何ぞや?誰が選ぶの?等の基礎知識に始まり、
    千点を超える国宝の中から45点の代表的な至宝を紹介。
    但し、書跡・典籍と古文書は無しなのが、残念。
    玉虫厨子、鳥獣人物戯画、金剛力士立像、厳島神社など、
    有名どころが紹介され、その見どころも簡易に記述。
    イラストもポイントが分かり易いような感じです。
    でも過去に行った「日本国宝展」の図録を引っ張り出して見たら、
    片輪車蒔絵螺鈿手箱など、実物は溜息つくほどに美麗、
    伝源頼朝像は大きくてびっくりしたのを思い出しました。
    実際に現地で見た阿修羅像や中尊寺金色堂などは、
    遥か過去の至宝が遺されていることの奇跡に感動したなぁ。
    やはり実物を実際に見るのが良いから、
    この本が、国宝と出会いに行くきっかけになれば良いかも。

  • 国宝をざっくりとながらも、イラスト付きで分かりやすく、かつ興味を湧かせるように解説をしたもの。
    こうしてみるとよくもまだまだ見知らぬ国宝が沢山あることと、えっ?!これも国宝やったんやと思うものもある。
    流石に全てを紹介することはできないが、考古資料、工芸品、絵画、彫刻、建造物などとカテゴリー分けをしてて読みやすい。
    こう見てみると国宝とは、今までに日本で創造し脈々と形成し受け継がれてきた、まさに日本を示す宝で、それは人類にとっても有益なものとも言えよう。
    興味が湧いたら実際に見学にいくのもいいだろう。

  • 世間で話題という話を聞いて手にとったのだが、たいして面白くはなかったな。国宝の20%を占める書跡・典籍について触れられていないのも残念。

  • 日本の国宝について仏像・建築・絵画…など章立てで有名所をおさえて紹介。
    パラパラ読めて楽しめる一冊でした。
    絵で紹介しているので、ポイントがわかりやすい反面、実際の画像もみたいなと思ってしまったのでスマホで検索かけながら読み進めました。
    興福寺の阿修羅像の手が正中線からズレている話など、実際に見に行った時にこのことか!と感じられるエピソードなども散りばめられていました。
    転勤で関西に住んでいるので、国宝が近くにある環境のうちに色々観て見聞を広めたいと思えました。

  • 国宝に関して基礎知識が学べる。関西に多いみたいなのでぜひ見に行こうと思う。

  • 和歌山の古神宝類を見てみたい……

  • 相当以前に買ったまま積読になってましたが、やっと読みました。
    国宝のうち30点ほどについて見どころを解説していく本ですが国宝を写真ではなくあえて精緻な絵で紹介しているのがポイント。絵だとポイントが判りやすいのと実物を見たい気持ちが高まるのが良いですね。
    紹介されている国宝は大体見たことがあるのですが気づいてないポイントも書かれていて、もう一度見て確かめてみないと、と思うものもありました。

  • 知りたい情報がコンパクトに纏まっており、もっと調べたい気分にさせてくれる。

  • 国宝をただ眺めているだけではもったいない!
    繊細なイラストと解説で代表的な国宝を解説する「国宝入門書」とも言える良書。
    この本を手に紹介された国宝を改めて鑑賞すれば、目から鱗は間違いなし?

  • 国宝の基礎知識と、お勧めの品々、見どころが掲載された本。見るべき箇所がイラスト入りで解説されていて、国宝を見ても、「フーン」で終わっていた私には、大変、面白かった。国宝は、この本が書かれた時点で、1110件あるらしいが、全国に散らばっているそうなので、この本を片手に、日本一周を計画するのも楽しそう。

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著者プロフィール

監修:佐藤晃子美術ライター。日本、西洋の絵画をやさしく紹介する書籍を多数執筆する。明治学院大学文学部芸術学科卒業。学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了(美術史専攻)。著書に『国宝の解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『画題で読み解く日本の絵画』(山川出版社)、『この絵、どこがすごいの?』(新人物往来社)、『常識として知っておきたい日本の国宝50』(河出書房新社)など。

「2023年 『音声ガイドで 聴く名画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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