アジア主義と近代日中の思想的交錯

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  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766423488

作品紹介・あらすじ

▼アジア主義の、孫文以降の中国における変容と日本での展開との相互作用を描き出す。

▼アジア主義は、アジア諸国の連帯を標榜しつつ、結果として日本においては帝国主義の正当化に利用され、中国においては国内の政治・軍事目的に利用された、いわば同床異夢の「幻視」であった。本書は、第一次世界大戦前後から日中戦争期に至るまでのアジア主義の思想的展開を、宮崎滔天、孫文らとその継承者を軸に考察し、日中の政治的帰結とともにその意味を再検討する。

著者プロフィール

嵯峨 隆(さが・たかし):1952年、秋田県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。博士(法学)。静岡県立大学名誉教授。専門は中国政治史、政治思想史。著書『近代中国アナキズムの研究』(研文出版、1994年)、『中国黒色革命論――師復とその思想』(社会評論社、2001年)、『アジア主義と近代日中の思想的交錯』(慶應義塾大学出版会、2016年)、『人物からたどる近代日中関係史』(共編著、国書刊行会、2019年)、『アジア主義全史』(筑摩選書、2020年)など。

「2021年 『頭山満 アジア主義者の実像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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