妻が願った最期の「七日間」

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763137104

感想・レビュー・書評

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  • 【1.読む目的】
    ・浄化されたい。
    ・人生の節目を迎えるにあたって、いたって普通で平凡な仲の良い夫婦の最期の迎え方を知りたい。

    【2.気付きや気になった点、面白かった点等】



    【3.感想】
    ・東京駅でボロ泣きしながら読んだ。笑。泣くとわかってながらボロ泣き。涙なしには読めなかった。
    ・夫や家族への愛が随所で現れていて、純粋に眩しさを感じたし、出来ることなら同様の生き方がしたいと思った。
    ・本題とはズレるけど病は本当に突然にきて、そして自分自身への罪悪感を生んでしまうのだなぁとつくづく痛感。。
    ・まずは、父母に重なってしまう。父や母も60代半ば。健康でいて欲しい。
    ・そのときの感情や記憶、生きた記録を残せる日記っていいな。

  • 自分が同じ立場になったらどう思うんだろうってすごく考えました。自分が容子さんだったら同じように延命治療したくないと思います。でも自分の大切な人が病気になったら延命治療してほしい、生きて欲しいと思うと思います。生きるって当たり前すぎて何気なく生きているけれど生きることってすごく大切で奇跡なんだなと思いました。

  • 朝ご飯も食べずに、一気読みしてしまいました。幸い、今現在余命宣告されている訳ではないけれど、人間誰しも余命がある訳で、一日一日を大事に過ごしていかないといけないと感じます。

    いざ、不治の病で余命宣告された時、自分がどんな気持ちになるのか想像することしか出来ないけれど、家族や友人達に感謝出来る人間でありたいなあと思います。

  • 英司さんと容子さんの交換日記や、容子さんが日記に書かれた詩「七日間」には、お互いを想う夫婦愛や息子さんお二人と愛犬小春ちゃんへの愛、まだ生きていたいと願う希望や、少しずつ死ぬ事への覚悟をして行く姿を感じた。けれどこの本は病気の物語ではなく夫婦の絆の物語。

    夫婦と言っても元々は違う親、違う環境で育てられた人間同士。だから、考え方や価値観が違うのは普通の事。自分の事より相手の気持ちや体を気遣い、お互いに歩みより尊重し信頼し合って、それぞれの夫婦の形になって行く。
    だからどちらか片方の体が滅びてしまい、もう会えない人になってしまうと、たとえいつも心の中にいると思えるようになったとしても、やはり体の半分を取られたような気持ちになるのだろう。それが“夫婦になった”という事なのかも。

    親子や兄弟のように、血の繋がりに甘えた関係ではないからこそ成し遂げるのは難しいし、その難しさは結婚している年数が長くなるに連れてわかって来る。かけがえのない関係になるという事の難しさの基本は、たぶんお二人のように仲が良い事。

  • わたしにも大切な人がいますが、このように2人で歩んでいきたいと思いました。生活の中での小さな幸せを大切に。
    また、そんな人が亡くなった後も、また生きている間も心の中で共にいるという気持ちを常に持っていたいと思いました。
    とても読んでよかったです。ありがとうございました。

  • 朝日新聞の投稿欄に掲載され、SNSなどで大反響があったご夫婦の心優しい物語です。

    末期癌を宣告された妻と夫。今では珍しくない話かもしれません。

    死にいく妻の夫、そして家族への愛

    夫の妻への愛

    子どもたちの母親への愛

    愛がたくさん詰まった一冊に涙がとまりません。


    これは決して悲しいお話ではありません。

    「家族とは何か?」

    「愛とは何か?」

    そんな問いかけをもらったような気がします。

    その答えは私たち一人ひとりの中にあります。
    たまには昔のことを振り返って、また読み返したいと思います。





  • 健康は当たり前ではない。深い愛と繋がり、そして病気と向き合う孤独と失う喪失感。
    大切に生きたい。

  • やばい、めちゃくちゃ感動。妻は延命治療を望んでいない。五万人に1人の小腸ガンを患っても旅行したりして楽しんで。最後は苦しまずに穏やかに。でも夫はどんな形でも生きていてほしかった。妻の気持ちも夫の気持ちもわかるな。苦しみたくない、最後くらいはゆっくりしていたい。でも残される人たちはやっぱり1日でも長く生きてほしい。話せなくても生きてほしい。どうするのが正解なんだろう。余命何年って言われるのってすごく怖いよね。余命なんて誰が決めるの。統計を超えて生きる人はたくさんいるし。余命宣告ってすごく残酷なことだなって思ってる。この物語は何度も読みたいなって思う。

  • 第0回

  • 旅立たねばならない人の思い、残される人の思い。
    いついつの日か、自分にその時がきたらと色々考えます。
    いつも隣にいて当然と思っていた伴侶。
    一日一日を大切にしたいと思います

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