秘密結社LadyBirdと僕の6日間

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763136046

感想・レビュー・書評

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  • 母にたびたびまた難しいことばかり考えて、とあきれられる私の思いがこの本で言語化されていました。

    かっこよく生きたい。
    自分との約束を守りたい。
    大きなものを持ち上げることができる力が欲しい。


    諦めたり割り切ったりできるようになることが大人になるってことなのかと思っていました。
    天秤に乗せるものが足りなければ欲しいものは手に入らないだけですね。


    I noticed one fact.
    At some point, I stopped to do my best for everything I faced.
    I strived when I was a high school student because surrounding me was always self-directed.
    However, I realized that not many people behave like them and it is sometimes hard.
    I know that this is just an excuse.
    I should work hard in the company I work for even if I may leave it soon.
    Although it looks like a waste of time, it will become a good experience someday.
    The same can be said for learning English.


    今年目標であったTOEIC900点突破しました。

  • 主人公の颯太は高校3年生の夏休みに素敵な出逢いをした…今後の人生においてこのままでは駄目だと気づき、成長していく姿は頼もしく感じました!主人公の世代の子ども達に読んでもらいたい作品…私も高校生くらいの時にこの作品読みたかったなぁ…喜多川泰さんの作品はあったかい気持ちになります。

    • 辛4さん
      そうそう。
      若いころにこの本に出会っていたら、人生かわったよな~、という本、ありますよね。
      でも本読む人、少なくなっているように思います...
      そうそう。
      若いころにこの本に出会っていたら、人生かわったよな~、という本、ありますよね。
      でも本読む人、少なくなっているように思います。
      無理に勧めるものでもないし、むずかしいですね。
      2022/12/12
    • かなさん
      辛4さん、こんにちは!
      コメント、ありがとうございます。
      そう、若いうちに読んだら人生観変わったよねぇ…って思う本、
      結構ありますよね...
      辛4さん、こんにちは!
      コメント、ありがとうございます。
      そう、若いうちに読んだら人生観変わったよねぇ…って思う本、
      結構ありますよね!
      だから、子供たちに
      「この本読んでみて、すごくいいよ」ってすすめるんだけれど、
      取り合ってもらえませんね(^-^;

      実際私も子供たちの年代のころには
      親からは本すすめられたこともないし
      もし、すすめられたとしても見向きもしなかったかもしれません…。
      2022/12/12
  • どうして僕が今まで軌跡を起こすことができなかったのかがわかった一冊。

    自分との約束を守る。
    逃げて開花する才能なんて無い。
    今日一日さえできないやつにチャンスはない。

    表紙やタイトルからは想像もつかないほどに、色んな角度からグサグサと自分に刺さる言葉がたくさんありました。

    何度も手元に置いて、読み返したい本です。

  • ブク友さんのレビューを読んで…
    とても前向きになれる一冊だった。今からでも遅くない。自分との約束を守れるように。心の天秤が釣り合うように。
    「お天道様はみているよ」
    美鈴の想い人は颯汰かな?

    • かなさん
      nori-kokkosanさん、こんばんは!
      そうなんですよね、前向きになれるとレビューしてくれた
      nori-kokkosanさんの気持...
      nori-kokkosanさん、こんばんは!
      そうなんですよね、前向きになれるとレビューしてくれた
      nori-kokkosanさんの気持ち、すごくわかります(^^)
      美鈴の想い人、私は颯太だと思います。
      読んでいただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
      2022/09/16
    • nori-kokkosanさん
      こんにちは。
      普段の生活や仕事において、努力しても報われないことって結構あると思いますが、逃げずに向き合っていくことが大事ですよね。
      と...
      こんにちは。
      普段の生活や仕事において、努力しても報われないことって結構あると思いますが、逃げずに向き合っていくことが大事ですよね。
      とっても読後感が爽やかな青春小説でした(*^^*)
      2022/09/17
  •  この本を読んで、一気に喜多川さんのファンになりました。
     主人公の高校生の甘い考えは、私の若い頃とそっくりで、言い当てられているようで、何か懐かしい気持ちになりました。自分は大して度量もないのに、すてきな人が現れないかなとか、こんな風にやってくれたらいいなとか、相手に期待ばかりしていたことを思い出しました。
     また、年だけは大人になった自分が、これからの人生を見つめ直すこともできました。
    【心に残った言葉】
    「大切なのは未来視点だって。未来の自分から見た、今の自分っていう考え方。・・・未来の颯汰くんがいるよね。例えば40歳になった颯汰君。その未来の自分にとって必要な経験がたくさんあるのよ。辛いことや苦しいことを乗り越えるという経験もその中のひとつで、未来の自分にとって必要な試練を、今経験しているのよ」(P273)
    「ほら、受験勉強なんかも同じでしょ。今は苦しいけどさ、その苦しみから逃れなければ、いろいろ成長できるじゃない。そしたら、きっといつか、『ナイス過去の自分!』って言える日が来ると思うの」(P274)
     


  • 特に気になった&ためになった所…
     
    ○知識っていうのは風船みたいなもんで、風船の中に入っている空気が知っていること、風船の外が知らないことだとすると、中にたくさん空気を入れて知っている事を増やせば増やすほど、風船が膨らんでいって、知らないこととの境界面が広がっていくんだよ。知れば知るほど、わからないことが増える。それに、どんなに風船を大きくしても、外の空気の方が圧倒的に多い。自分の無知さを思い知らされるわけだよ。

    ○未来の自分からの要望で、今の試練がある。今は苦しいけど、その苦しみから逃れなければいろいろ成長できて、きっといつか、「ナイス、過去の自分!」って言える日が来る。

    ○勉強ができるというのと、仕事ができるというのは全く別の能力といっていい。働くというのは、誰かと交わした約束をしっかり守ることで成立する、勉強するのは自分との約束を守ること。自分との約束を守ることのほうが遥かに難しい。

     大学生になる前までには読んでおいた方が良い一冊だと思いました。この本を読むことで、その後の人生がかなり変わってくる人が沢山出てくると思います。高校入学や大学入学のお祝いの品として誰かに贈りたいなぁと目論んでおります。

  • 自分と交わした約束を守れる人になる

    僕は努力する。だから、それにふさわしいものを与えてください。

    今が、今の仕事が一番楽しい
    そう言える自分になる!

  • 何もかも中途半端に終わらせていた主人公が、Ladybirdの人達と出会い、関わりながら、主人公が変化し成長していく物語だった。
    物語を読み進めていくにつれて、人生について深く考えることができる本だった。
    分かりやすく、かつ易しく書いてあるため、どの世代でもおすすめの本だ。
    人生について悩んだり、迷ったりした時には、
    またこの本を読みたいと思った。

  • 高校生のキラキラした青春の話はこちとら今求めていないんだよ…、と思いつつ読むのをやめようか迷った本でした。

    結果として、読むのをやめないでよかった。
    読むことができよかったなと思います。
    この本は私にとって小説でもあり生き方を教えてれる自己啓発の本でもありました。

    夢と言われても悩んでしまうのですが、
    前に進みたい、少しでも成長していきたい、そんな気持ちが自分にもまだあるので
    私は私の目の前のできることに本気で、自分の方法で、向き合っていく時間を増やしていきてたいと改めて感じました。例えば惰性の毎日の繰り返しに陥りがちな日々の仕事や生活の管理など。
    細々としたことですが私はこのような考えかたを知ることができてそれがほんの少しいい方向に変わった気がします。

    p207~の颯太の説明はそのまま私にも当てはまりました。泣きそうです。(笑)
    自分は自分をだませないしなんとなくかっこよくないことに気が付いている自分もいる。自分と交わした約束なんか破りまくる。

    こんな流れを少しでも断ち切るために
    自分で決めて、覚悟して、本気になって、行動して…
    もっと自分の人生を生きていきたいです。

    ぜひまた読み返して糧にできればと思います。

  • 読書仲間から勧められて、初読の作家さん。
    とてもよかった。

    最初の数十ページ、パラレルワールドに行く
    とかファンタジーな感じかな?
    (題名や装丁の雰囲気もあり)と思いながら読み進めると、痛いほどに現実の話し。
    自分の日々を読まされている?苦笑い。

    燻っていた主人公が題名の通り6日間で
    大きな成長をする。
    素直すぎ?と思う私はつまらない大人。
    18歳の主人公がこんなに素直に吸収していく
    素地があるのは、18歳までの彼がそう
    生きてきたからなんだろう。

    「未来視点」「心の天秤」「お天道様」
    とても響くストーリーがたくさんあった。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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