覚えない記憶術

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135162

作品紹介・あらすじ

暗記不要、努力も不要!記憶力が良くない人ほど効果が出る「覚えずに覚える」記憶術とは?

感想・レビュー・書評

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  • よく眠り疲れを溜め込まない。
    一度にたくさん覚えこまない。
    準備をして、1日、3日、7日で復習する。
    たくさん書く、人に話す、教える。
    がむしゃらに記憶しなくてもよい方法が、7章にわたって紹介されています。

  • 図書館にて借りた本。2016年発行だが、今でも十分通用する。
    これから勉強を始める全ての人に読んでもらいたい。記憶力とは何か、どうすれば効率的に試験に合格できるか、そして脳に良い記憶術とは何かが記されている。


    忘れないようにする=アウトプットすること。

    忘れるということは、学んだことが頭の中から無くなること。それは認知症の症状である。そうではなく、頭の引き出しに記憶がしまわれていて、それを引き出すようにしていくことが大切。引き出せるようにするためには、アウトプットを積極的に行うこと。

    ・試験勉強は参考書を読むことから始めるのではなく、問題集を解くことから始める。そして間違った問題を記録しておき、そこを参考書から引き出して解説を読む。

    ・過去問研究記憶術
    出題された部分について全てテキストのどこにあるかを探し、該当箇所を蛍光ペンで塗っていく。正答以外のひっかけ選択肢も出題されたということで蛍光ペンで塗る。→数年分行うと、どんな問題が、どの分野からどのくらいの難易度で出題されているかが分かる。

    ・勉強はまず重要な部分上位2割から始める。時間に余裕があれば残りの8割を暗記する。最初の1ページ目から平均的に勉強するよりも、効率的。

    ・単語帳を使うことで100%暗記できる!
    →作ったカードを「暗記済」「暗記中」「難問」の3つの束に分ける。覚えていないものを明確にして、覚えていないものの記憶に時間をかける。

    ・記憶の定着には睡眠が一番大切。6時間以上は確保する。
    →十分睡眠時間が取れない時には仮眠を活用。26分の仮眠で仕事効率が34%アップ。

    ・1週間に3回復習。1日3日7日後に復習することで、記憶が定着する。
    →逆に嫌な出来事は、一度ストレス発散で誰かに話したら、それ以上話さない。嫌なことが忘れられず記憶に残り、更にストレスが溜まってしまう。(カフェで女性が話している失恋話の例。)


    ・勉強も仕事も最初と最後は集中力が高まる
    →45分単位で5分休憩する方が90分単位で10分休憩するよりパフォーマンスが最大化する。

    ・勉強好きにするには得意科目をのばす。楽しく勉強が記憶力の効率が一番高い。

    ・作業が終わったら、机を片付けて、しっかり忘れる→頭から消すイメージ。

    ・決断は30秒で。

    ・TO DOリストを朝書いて、ドーパミンを出す。終わったら思いっきり消す→達成感を味わう!

    ・脳のためには有酸素運動がいい。ウォーキング、ランニング、サイクリング、エアロバイク、水泳、ダンス、エアロビクスなど。60分程度を週3回程度。

    ・スマホを見る人ではなく、スマホで見られる人になる→アウトプットが最強。インプットを減らしてでもアウトプットを増やすこと。


    覚えない記憶術がアウトプットの教科書だとすると、読んだら忘れない読書術はインプットの教科書とのことだそうで、是非そちらも読んでみようと思う。また、私はアウトプット大全も読んだが、内容が被ることもあるが、勉強法はこちらの本の方が詳しく書かれており、分かりやすかった。

  • 私にとっては良書でした。
    記憶力がいい悪い関係なく様々な情報を自分のものにしていくテクニックが書かれています。すぐに誰にでもできることが多くてよかったです。

    内容
    記憶を定着させるのはアウトプットすることが大切である。また読まれることを意識してSNS等を利用するといい。
    スマホでなんでも調べられる時代なので情報を記憶するのではなく情報がどこにあるか、その情報をすぐに引き出すことができれば記憶していることと同じである。
    その分検索では出てこない、自分の気づきを記憶、記録することが大切。などなど

    早速パソコンのファイルを整理したり、今まで淡々と行っていた読書もアウトプットを絡めてより自分の中に知識として蓄積していけるようにしてきます。

  • 「読んだら忘れない読書術」に引き続き購入しました。
    「読んだら忘れない」は特にインプット(情報を脳に入れる)で今回の「覚えない
    記憶術」は特にアウトプット(脳に入れた情報を外部に出す)についての内容でした。自分は特に物おぼえが悪く、仕事も覚えるまで時間がかかっていました。
    この本と「読んだら忘れない」を読んでから仕事でも新しいことを覚えるまでに前より時間がかからなくなった気がします。
    丸暗記よりもいかに情報を引き出すことができるかどうかが重要であることを学びました。思い出すための紐付けした鍵を持つようにするなどのヒントがありました。
    この本を読むまでは仕事に関して変に真面目で一つ一つ全て詰め込まなければいけないという考え方があり、処理が遅買ったのですが、以前よりも処理がスムーズになっている気がします。
    脳のメカニズムを用いた説明などもあり、イメージしやすい内容が良いです。
    自分は読書初心者で最近ビジネス本を読んでいますが、この本はとても読みやすくわかりやすいです。

  • 昔から覚えておくことが苦手、
    歴史や地理といった暗記科目も大の苦手
    だから理系に進んだ私。
     
    どうしたら記憶力を高めることができるのだろう、
    という悩みを解決してくれる1冊!
     
    覚えるには、
     
    ・事前準備が必要!
    ・楽しむことが必要!
    ・とにかくメモ!
    ・ストーリー化するのがよい!
    ・運動がよい!
    ・よく寝る!
     
    と記憶力に関係ありそうなことから
    あまり関係なさそうに思えることまで
    精神科医の樺沢紫苑さんならではの
    記憶力向上テクニックが満載です!
     
    人間は忘れる生き物。
     
    覚えられないことを悲観するのではなく、
    楽しんで「思い出せる」ことを意識して
    記憶力を向上させていきましょう!

  • 【自分用】まとめ
    日々樺沢先生のYouTube動画を見たり、ベストセラーの読書術の本を読んだ上での評価。
    個人的には、インパクト薄目でした。


    睡眠 運動 朝散歩 読書 バナナ
    TODOリストはアプリでもいいが紙の付箋が良い
    アウトプットは7週間以内に3回
    アウトプットはSNS投稿、人に話す、ブログに書く等


    私の頭の中には、
    小さい樺沢先生が既にいます。

    本をある程度読み進めると、その著者が自分の頭に住んで(⁉︎)くれるようになります。
    著者フュージョンです。
    これが出来たら最高ですよね。

  • 記憶にはインプットよりもアウトプットが重要。

    書くだけ記憶術
    ・テキストを何度も読むより、問題集をやる
    ・書く
    ・体験した直後に書く
    ・五感を活用
    ・口パク

    ストーリー化記憶術
    ・エピソード記憶にする
    ・語呂合わせ
    ・SNSに書く
    ・話す
    ・教える
    ・言語化する

    事前準備記憶術
    ・理解整理してから覚える
    ・まず全体を把握
    ・まとめノート
    ・過去問
    ・単語帳

    睡眠ルール
    ・睡眠6時間以上
    ・徹夜禁止
    ・寝る前に暗記

    学習計画記憶術
    ・1日3日7日後に復習
    ・暗記はまとめてやらない
    ・疲れる前に休憩

  • ・ 脳は6時間以上寝ないとリラックスできない
    ・ Power napは脳の覚醒に有効
    ・ 1,3,7日後に復讐(合計3回)すると記憶に定着する
    ・ 書くことは記憶につながる
    ・ ストーリー化すると記憶になる
    ・ 声に出してアウトプットすることは記憶になる
    ・ 忘れることでインプットが可能になる
    ・ 脳は2つのことを同時に処理できない
    ・ 復習しないと記憶できない
    ・ 脳を鍛えるには有酸素運動が必要

    上記以外にも多数の記憶術が記載されていた、今回私がアウトプットできたのは上記です。再読する予定です。

  • 前作を読んで気に入ったので、今作品の出版記念講演に行っちゃいました。著者ご本人から、生でお話が聞けるというのは、強烈なインパクトとして記憶に残りますね。こういう講演会ならまた行きたいなー。

  • ⚪︎同作者による前著、『読んだら忘れない記憶術』が面白かったので、本書を書店で見かけて即購入した。
    内容としては、前作は読書術に特化してるのに対して、今作は記憶術・勉強術に重点が置かれている。従来のただひたすら暗記に徹する詰め込み型を否定し、脳の構造・記憶のメカニズムの観点からの記憶術が書かれている。特に、記憶の4ステップ(理解、整理、記憶、反復)の話はとてもタメになる。
    一応前作と繋がりはあるものの、前作を未読でも楽しめるものとなっている。もちろん、内容的にも被る所があるので合わせて読むとより理解が深まるだろう。

    ⚪︎本書における重要なキーワードは、「アウトプット」するということ。インプットしたらとりあえずまずはアウトプットすること。本書では繰り返しその重要性が説かれている。
    中でもSNSを利用した、「ソーシャル記憶術」は今の時代ピッタリだろう。誰もが気軽に、感想や書評をツイッターやらフェイスブック、ブログなどに簡単に投稿することができる。また、そうすることによりSNSにアクセするたびに目にすることになるので嫌でも頭に入ってくるので、1週間以内に3回復習が自然とできるわけである。確かに、これはやってみると分かるが、これをするだけで記憶の定着さが格段に違う。自分の書いた感想やら書評を見返すと、その記憶が蘇ってくる。これなら誰もが簡単に出来るのでまずは試してみるといいだろう。

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著者プロフィール

1965年、札幌市生まれ。累計56万ヒット突破の人気Webサイト「札幌激辛カレー批評」(http://www.kabasawa.jp/)主宰者。2003年7月に著書『とっておき北海道 カレー50』
(アドネット刊)を刊行するなど、スープカレーをメインにカレー店の動向を精力的に追い
続けている。また、スター・ウォーズ研究家としても知られ、スター・ウォーズ研究のWeb
サイト「ホス・プレス」を運営。著書に「スター・ウォーズ新三部作完全解読本」(三一書房)、
「スター・ウォーズ完全基礎講座エピソードⅠ篇」(扶桑社、共著)などがある。

「2004年 『北海道スープカレー読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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