バルビエ×ラブル-ル: ア-ル・デコ、色彩と線描のイラストレ-ション (鹿島茂コレクション 2)

著者 :
  • 求龍堂
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763012159

作品紹介・あらすじ

20世紀というモダン・エイジを象徴する2人のフランス人芸術家、バルビエとラブルール。彼等の作品との出会いは、まさに一目惚れ。あとは地獄の果てまでも…フランス文学者鹿島茂の膨大なコレクションを書き下ろし文章とともに紹介する第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 情報収集、素材集め用。バルビエがビアズリーに影響受けていたと知って、自分がこれほどまでにバルビエに惹かれる理由に納得。今一番好きなイラストレーターかもしれない。

    アール・ヌーヴォーがミュシャ無しでは語れないように、
    アール・デコはバルビエ無しに語れない。バルビエが書く女性のオリエンタルムード溢れるファッションがたまらなく理想的、、、

  • バルビエについて書かれた本ではおそらく最も解説が充実した堅牢な本。図版も豊富。

  • 鹿島茂コレクション展覧会の公式図録兼書籍。
    バルビエとラブルール、それぞれの生涯と、
    展示された書籍(新聞は製本)、版画類、イラスト、作品の説明。
    フランス・ナントで生まれ、裕福なコレクターの力添えで画家の
    道へ進んだ二人。しかも始まりは版画という共通さ。
    だが、かたや色彩豊かなファッション・プレートで、
    かたやドライな線描の際立つ挿絵で、独自の道を歩んでいく。
    個性溢れる二人のそれぞれの作品は、甲乙つけ難し。
    鹿島氏が収集にハマるのも納得するほど魅入らされました。
    また、静岡鳥の子紙が幾つかの作品に使用されているのにも注目♪

  • 鹿島茂氏のコレクション。掲載作品が多く見ごたえあり。

  • BS日テレの「ぶらぶら美術博物館」に登場した鹿島茂氏に触発されて購入した1冊。氏が長年にわたって情熱を傾け収集されたアールデコ期のジョルジュ・バルビエとジャン=エミール・ラブルールの2人の挿絵が収録されている。美しく独特な雰囲気・世界観をもつイラストは、見ているだけで魅了される。時々、書棚から取り出して眺めたい1冊です。

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著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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