まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし

著者 :
  • 学芸出版社
3.75
  • (5)
  • (7)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 191
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761513597

作品紹介・あらすじ

お金がない、無関心、旧態依然の組織…環境を嘆くだけでは始まらない。まずは自分から変わる必要がある。まちを経営するという観点で18年闘い続けてきた著者が、まちを変えるために必要な思考と、身に付けるべき7つの技術、そしてまちの活動に参加する段階から継続的な事業マネジャーになるまでの成長プロセスを解説する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/66742

  • 木下斉コーチの著書。





  • 長い時間をかけて読みました。
    コミュニティデザインに取り組んで、夢のような空間を作り上げている、北広島市「ふれて」のスタッフ小野崎ひとみちゃんから、借りました。

    コミュニティデザインを実践するうえで、大切なことを体系化してくれた本です。

    地域で活動を続けるために、稼ぐことの必要性、リーダー論などが書かれています。

    地域づくりで定評がある、木下斉さんの覚悟が読めました。
    付箋だらけになったな。

  • 勉強会+実践 

  • ・地域活性化とは「稼ぐこと」
    ・「お金がないから知恵が出る。お金があるから知恵がひっこむ」
    ・地域に必要な新しい業態を考えて企画し、ポップアップショップ(期間限定店舗)として立ち上げることは、地域活性化において極めて重要。
    ・遊休不動産を活用したリノベーション事業
    ・魅力的な店が一軒できるだけで、大きな変化を生みだす。
    ・地方には、ピンホールマーケティングが効く。
    ・事業の基本は希少性。どこにもないものをやる。営業を活かせる絞り方をする。

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 地域づくりサークル

    請求記号:601.1/Ki  
    所蔵館 2号館図書館

  • 地域でいかに稼ぐかということが書いてある。
    一人でのボランティア、団体でのボランティア、一人での事業、団体での事業という段階を踏んで経験を積むと良い。
    モチベーション維持も一つの技術。
    収入からまず利益を引いて、その残りが経費という考え方。

  • 商店街支援、まちづくりの論客である木下氏の以前の著書です。とはいっても2016年発行ですので、内容は最近のものです。
    「地方創生大全」と比較し、実際にまちに入り、どのような活動でいるべきか、何をすべきかを具体的に順序立てて説明しています。そのため、このような立場である人、これから携わっていくかたにとっては、マニュアル替わりになる1冊です。

    ▼成長プロセスのステップ
    ・属性:活動→事業
    ・時間軸:単発→継続
    ・責任:メンバー→マネジャー
    ▼まちを1つの会社として見立てた場合の要素
    ・まちへの流入増加
    ・まち内部での取引拡大
    ・まちからの流出削減
    ▼基本的な技術
    ①計画
    ・情報力(情報を集め、検証する)
    ・論理力(複眼的に分析する)
    ②事業立ち上げ
    ・構想力(自分のビジョンを描く、絞った戦略を立てる)
    ・実現力(プロジェクトを効率的に管理する、やる気を引き出し、良い結果を導く)
    ③継続
    ・組織力(みんなで取り組むからこそ失敗する)
    ・営業力(対象を絞り逆算で開発する)
    ・数字力(経営に関わる数字を見分ける)
    ▼共感されるビジョン
    ・挑戦するに値するという「意義性」
    ・達成できるかもしれないという「実現可能性」
    ▼まちづくりにおける戦略策定で重要なもの
    ・顧客
    ・競合
    ・供給
    ・規制

    <目次>
    はじめに
    第1章 思考編
    1.自分から始める時に必要な思考
    (1)受け身にならない。常に対案を作る
    (2)みんなではなく、自分がどうしたいのか
    (3)準備病から脱却し、まずはやってみる
    (4)「悩むこと」と「考えること」は違う

    2.グループで取り組む時に必要な思考
    (1)「自分たちでやる」から、「人に任せる」へ
    (2)説得ではなく、結果で見せる
    (3)「ないもの」で諦めず「あるもの」で勝負する

    3.革新的な事業に地域で取り組む時に必要な思考
    (1)いい人になることは二の次にする
    (2)再挑戦こそ本当の挑戦
    (3)稼ぐことと向き合う

    第2章 実践編
    1.成長プロセスのイメージ
    2.成長プロセスの基本ステップ
    3.ステップ別解説
    1 単発活動メンバー:自分のウリを持って取り組みに貢献しよう
    2 単発活動マネージャー:面白い企画を立てて参加者を率いよう
    3 継続活動メンバー:自己管理しながら要領よく動こう
    4 継続活動マネージャー:変化にも対応できる継続力を養おう
    5 単発事業メンバー:稼ぐための営業力を身につけよう
    6 単発事業マネージャー:複数事業を展開し、新たな事業モデルを創り出そう
    7 継続事業メンバー:事業の連鎖を生み、構造問題の解決を図ろう
    8 継続事業マネージャー:事業手法を体系化し、外とのネットワークを広げよう

    第3章 技術編
    1.基本的な技術を身につける
    2.情報力 情報を集め、検証する
    3.情報力 複眼的に分析する
    4.論理力 因果関係を整理する
    5.論理力 複数の要素を構造化する
    6.構想力 自分のビジョンを描く
    7.構想力 絞った戦略を立てる
    8.実現力 プロジェクトを効率的に管理する
    9.実現力 やる気を引き出し、良い結果を導く
    10.組織力 みんなで取り組むからこそ失敗する
    11.営業力 対象を絞り逆算で開発する
    12.数字力 経営に関わる数字を見分ける

    おわりに

  • 601.1||Ki

  • 著者の経験による街おこしの方法を述べた本。
    特に、以下の部分が心に刺さった。

    ・人の話を聞きすぎる問題。街の取り組みをスタートするうえで重要なことは、まず、自分がどうしたいかを考えること。
    ・まちづくりで大事なのは、主観のぶつかり合い。「あの人の夢に共感し、ぜひともに推進したい」と思ってもらえる人こそが、上に立つべき立場にある。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

木下斉
1982年生まれ。高校在学時からまちづくり事業に取り組み、00年に全国商店街による共同出資会社を設立、同年「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。08年に設立した熊本城東マネジメント株式会社をはじめ全国各地のまちづくり会社役員を兼務し、09年には全国各地の事業型まちづくり組織の連携と政策提言を行うために一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。15年から都市経営プロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事業機構等と設立し、既に350名を超える卒業生を輩出。20年には北海道の新時代に向けた「えぞ財団」を仲間と共に発足している。また内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザーも務める。著書『稼ぐまちが地方を変える』『凡人のための地域再生入門』『地方創生大全』等多数。

「2021年 『まちづくり幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木下斉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エラ・フランシス...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×