世界インフレ時代の経済指標 目先のイベントにジタバタしない“大局観”が手に入る
- かんき出版 (2023年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761276706
作品紹介・あらすじ
❝最後にこれは特に日本人に伝えたいことですが、過去30年も続いたデフレ経済によって、皆さんの脳はデフレに慣れ切っています。つまりデフレ的な発想では、これからのインフレ時代を乗り切ることができません。❞(本書より)
今、時代が大きなパラダイムの転換点を迎えています。
相場の大局観は、経済指標で手に入れよう!
いま最も影響力のあるエコノミストによる、経済金融の教科書。
景気、金利、為替、株価、物価… 経済と金融のなぜ? がスッキリ!
物価や原材料の高騰、サプライチェーンの混乱、金利上昇をはじめ、現在の私たちを取り巻く経済と社会は大きな変化に見舞われ、近年にないほど先行きが不透明です。政治的対立や戦争が、金融相場のみならず「インフレ」という形で私たちの「日常」「暮らし」へと影響を及ぼしています。
現状を正確につかみ、未来を読む手がかりとなるのが「経済指標」です。シグナルを知ることで景気の変動に左右されることなく大切な資産を守り、着実に増やすことができます。
本書は、投資家や金融機関が参考にするオーソドックスな指標、指標を読む際に役立つ「複合指数」、景気を読むうえで指標となる企業などを解説する1冊です。投資家やグローバルビジネスに携わる人のみならず、これから経済を学びたい人を対象としていて、経済を読み解く羅針盤としての1冊となります。
感想・レビュー・書評
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面白かった〜!
エミンさんと言えば、言わずと知れた経済評論家だよね。
よくTwitterでツイートが流れてくるのを目にする。
日経平均が30万円になる!とかなり強気なフォーキャストをしているエミンさん。
思えば、この人の著作を読むのはこれが初めてだ。
株の指南とか、経済の基礎とかではなく、経済指標に特化した解説書というのは面白いね。
経済指標ってたくさんあって、初心者にとってはとっつきづらい。
けれど、本書では「見るべき指標○○選」といった感じで分かりやすくまとめられている。
例えば、アメリカの雇用統計は1種類だけではない。公的機関のものと、民間企業のものがある。民間の方がADRだったかな。
それから、指標には先行指数・一致指数・遅行指数がある、というのも改めて整理された。
株や金融の、本当に初心者には向かないけれど、ある程度知識がついてきた人にオススメの1冊かな?
ただ、せっかく読んだのに忘れてしまうのはもったいない。
ちょっと自分でダッシュボードでも作ってみようかな〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニュースで取り上げられる様々な指標をまとめて解説してくれている。
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指標の紹介本としては良いけど、どう使うかはかなり難しく、この本を読んだだけでは役立てることはできない。インフレ時代の心構えを書いた最終章は良かった。
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日本語なのに別の言語みたい笑
というのも専門用語が多く、詳しく知りたい人用に書かれたものだから
興味深かったのは中国でなく、次はインドやブラジル…それはなぜかという見解
インフレとデフレ
これからは米国だけでなく日本だってインフレがしばらく続く見込みなので、デフレマインドの日本人は今欲しいものは今のうちに買っておかないともういまの価格では手に入らない可能性があるということ -
読みやすい内容。
逆イールドカーブの説明は分かりやすい -
代表的な経済指標を先行性か遅行性かに着目して解説。指標を軸にした経済の解説本ともいえる。
終盤の日本政府視点のインフレの話は分かりやすく、興味深かった。 -
東2法経図・6F開架:331.19A/Y71s//K
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2023.06.21 著者のツイートより。
https://twitter.com/yurumazu/status/1670442067275952128 -
とても分かりやすい本。
今見ている経済指標の理解が進んだ。
巻末の平均的な金利水準は、20%という話と、指標でなく企業業績から先を見通す解説が面白かった。