シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761272869

感想・レビュー・書評

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  • ◆◇━━━━━━━━━━━━
    1.この本を選んだ目的 
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    人材マネジメントの講義を受ける中で、1on1ミーティングは必須であることを学び、その中で勧められた書籍になります。
    今までも管理職として、不定期で1on1は実施しておりましたが、何か体系的な知識があって実施してきたわけではないので、あらためて、本来はどうあるべきものなのか?ということを理解するために読みました。

      
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    2.概要
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    「なぜ、今1on1ミーティングで人も会社も変わるのか」という説明からはじまり、実際に何を話すべきなのか、に続いていきます。
    具体的な内容が含まれていて、わかりやすいと思います。


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    3.感想
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    実際に10年以上、管理職という立場を経験して、メンバーとの関係性は概ね良好な関係性が気づけてきており、今までの取り組みはどうなのかな?という比較の対象として、情報をインプットする形で本を読みました。

    ちょうど、6月から入社2年目の子の1on1を、隔週でやることにしたので、そのためにも、ちょっと確認してみようという思いもありました。

    感想としては、こういう対人に関わるものを、書籍にあるフレームワーク当てはめて考えることは、ちょっと悲しいことだなと感じます。まぁ、それでも、こうあるべきだ、というものを,インプットしておくことは大切だと思います。

    私は深く読み込みせずに、ある程度読んだところで、まぁ、少し1on1をやってから、もう一度深く読んでみようと思ってます。この本の内容に引っ張られすぎるのも嫌なので。

    ゴールを設定せずに、ある程度の地図だけ頭に持っていて、あとは声を聞くことに注力する、ということだけ意識していきたいと思います。


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    4.具体的にどのような点を学習したか?
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    ①打ち合わせ時にゴールを設定しないこと
    ②どの状態にしていきたいかの地図は持っておくこと
    ③ちゃんと話しを聞くことで、信頼性に繋がっていくということ
    ④毎回確認するべきことがあるということ
    ⑤モチベーションがどのよつな状態か意識を向けること


    ■心身の健康チェック
    ・毎回必ず確認する
    ①体調の確認をする
    ②業務量の確認をする


    ■モチベーションアップ
    ・1on1の大きな成果の一つ。
    ・モチベーションアップには2種類
    ①マイナス面を最小化すること
     部下の話を聴ききる
     説得ではなく共感をしながら聴く
    ②プラス面を最大化すること
     毎回褒めるところを探す

    ■何を話すか、気をつけることは
    ①雑談でもよいが、雑談ばかりではダメ
    ②業務の細かい進捗の話はしない
    ③話すテーマのゴールは決める必要はない
     地図は必要

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    5.具体的にどのような行動をするか?
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    ■7つのテーマを意識した地図をつくる
    【信頼関係づくりステージ】
    ①プライベート相互理解
    ②心身の健康チェック
    ③モチベーションアップ

    【成長支援ステージ】
    ④業務・組織課題の改善
    ⑤目標設定/評価
    ⑥能力開発/キャリア支援
    ⑦戦略・方針の伝達


    ■隔週で実施する
    積極的傾聴を心がけ、聞くことに専念しよう。
    そして、ある程度実施したあとで、また、この本に戻ってこよう

  • 1on1ミーティング、これは是非やってみたいです。人材育成とは、実際には部下がいきいきとモチベーションを高めながら働く環境を整えることだというのがよく理解できました。

  • 新任OJTトレーナー、チームリーダーにオススメしたい一冊。1on1の面談で「何を聞けば良いか」「どう進めれば良いか」が体系的にまとまっています。

  • こちらも仕事で必要になったので、ナナメ読み。

    1on1の教科書的な立ち位置の本書。
    教科書としては優秀。
    具体的に部下とどんな話をしないといけないのかが書かれていて、
    突然、1on1が降ってきた管理職の人にとっては救いの一手になり得る本かと。

    個人的に気に入らないのは、「シリコンバレー式」、笑。
    ま、確かにシリコンバレーの要素は入れているのかもしれませんが、
    正直、盛ったタイトル感は否めない。
    あんまり、というかほとんど関係ないし。。
    (と言っても、これは著者の責任ではない気もしますが…。)

    上記個人的な好みは一旦横において、
    1on1を実際にやることになった人は、
    まずはざっと読んで1on1の概要を知るという意味で、
    この本は有意義なんじゃないかと思います。

  • 紙の本として再読した。

    部下が増えた中で、あらためて1 on 1の考え方、進め方を確認できた。
    信頼を築くこと、成長を促すこと、どちらにも振れてコンパクトにまとめられているなと、今回あらためて感じた。

  • 意味
    信頼関係が生まれる 単純接触効果 身近ほど知らない
    熱中したこと
    人のやる気 
    相手に受け入れられてると感じる関係性欲求
    自分にはできるという自己肯定感を持てる 有能さへの欲求 期待を伝える
    自立への欲求 物事を自分で決めた実感を、持って取り組む

    びっくり退職がなくなる
    ちょっとしたほうれんそうが行いやすくなる

    話す内容
    相手を自己開示させるためには、まず自分を自己開示する

    モチベーションの向上
    マインドトーク→自分の中のモヤモヤはぐるぐる回り続ける
    ほめる、承認する
    最近いいなと思う人いる→人に感謝することで自分の気持ちが前向きになる、言われた人もプラスの効果

    能力開発
    将来何がやりたい→ばつ
    会社としての将来像
    ビジネスパーソンとしての将来像
    そのほか(人間、家庭、地域の中で)の将来像

    ロールモデルをつくり、会社の評価を理解、会社にどう貢献できるかの視点

    実施時
    ネーミングにきをつける 人は言葉を食べる
    コージブスキー

  • 1on1について体系的に理解できる。人と関わる人は必読。

  • やり方よりもあり方という巻末のまとめにとても共感できた

    スキルを身につける動機が、部下のために貴重な時間にしたいと思う気持ちであれば、自然と相互理解は進むのではないかと感じた

    自分も上司にこんな風に関わってもらいたかったなと思う

    1on1という言葉だけが先行して、コミュニケーションすらままならない上司がまともに面談も出来てない中では、まずスキルを身につけることも大事なんだと思う

    少なくとも自分は部下の成長に寄り添える上司になりたい

  • かなり詳細に1on1の実戦経験値が書かれている。考え方よりもtips的な細やかなあれこれが書かれているので、細かな指導を受けるのを好む人には相性の良い本と思うが、読者の自由な発想を失わせる恐れもあるかなと思った。

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著者プロフィール

1973年生まれ。千葉県出身。組織人事コンサルタント。早稲田大学政治経済学部卒 Great Place to Work® Institute Japanによる「働きがいのある会社」2015、16、17中規模部門第一位の(株)VOYAGE GROUPの創業期より参画。
営業本部長、人事本部長、子会社役員を務め2008年独立。コーチング、エニアグラム、NLP、MBTI、EQ、ポジティブ心理学、マインドフルネス、ストレングスファインダー、アクションラーニングなど、10以上の心理メソッドのマスタリー。個人の意識変革から、組織全体の改革までのサポートを行う。
著書:『シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―』(かんき出版)がある。

「2020年 『対話型マネジャー 部下のポテンシャルを引き出す最強育成術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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