- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761268954
作品紹介・あらすじ
「9セルメソッド」で考える世界一わかりやすいビジネスモデル構築法。「9つの質問」で利益が劇的に変わる。
感想・レビュー・書評
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BMCの要素+αをより分かりやすく説明したような内容。
具体的例やブラッシュアップのやり方なども豊富に書かれている。 -
9つの質問
①どんな用事を抱えている人をお客様にするのか?
②解決策として何を提示できるのか?
③どのように提案するのか?
④誰から儲けるのか?
⑤何で儲けるのか?
⑥どのようなタイミングで儲けるのか?
⑦どのような手順でやるのか?
⑧手順の中で何が得意なのか?
⑨誰と組むか? -
今抱えている課題を整理をするには、すっきりと使いやすい考え方でした。
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企画プランニングを如何に進めるべきかは、どの企業も頭を悩ませているだろう。
個人的な経験であるが、「これから企画」というケースでよく見られるのが、情報が多すぎる もしくは、少なすぎるのいずれかである場合が多い。
これは、何を明確にすべきかがはっきりしていないからかもしれない。
この本には、これらが非常にシンプルに定義されている。細かく顧客要求を挙げ、品質要素に展開するアカデミックなQFDとは異なり、企画コンセプト=儲ける仕組みを明確にするためのフレームワークが示されている。
この本で紹介されている「VRIO分析」で競争優位が見られない事業は、本当に頭を捻らないといけない。大いに参考にし、利用したい。 -
いかにして儲けるしくみをつくるのか、シンプルなフレームを数種類用いて考え方、整理の仕方をレクチャーしてくれる一冊。
ビジネスモデルを整理する9セルのマトリクスツールは実践的で使いやすい。言葉も平易なものが使われているため大変読みやすく、実際のビジネスシーンに活用しやすい知見が散りばめられている。
■ポイント
・まず顧客価値を考えよ、顧客中心主義
・利益が出ない3つの要因・・・決めるべきことの不足、決めたことの整合性、仕組みの陳腐化
・ニーズではなく、片付け無くてはならない用事に着目する
・支払った金額以上に感じるお得感こそが顧客価値
・何が売れているかではなくなぜ売れているか
・代替商品ではなく、代替可能なソリューション全てに着目して価格を決める
・誰から儲けるか、誰からは儲けないかを考えて決める
・儲けない顧客が儲ける顧客を連れてくる「顧客ミックス」 -
〝儲ける〟というと、あまり印象の良くない言葉ですが、ここでは〝顧客中心主義〟とイコールの使われ方をしています。世の中にどのような価値を提案し、提供するかということと同時に、どのように適正利益を得るかということを、フレームワークを使って考えてみましょうといった内容です。不況が長引き、デフレに慣れてしまって、適正利益なんて・・・と誰もが思いがちですが、その前に懸命に考えることを忘れていたのかもしれませんネ。本書では、価値を創出する考え方を、とても丁寧に分かりやすく解説されていますが、けれどそれ以前に、情報収集力と理解力、発想力、想像力は必要不可欠のようです。
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"2013年後半以降の世界経済、不動産市況を考える為に
それに関係する本をたくさん読んでいますが、
あわせてマーケティングの勉強もしています。" -
ビジネスモデルを研究する自分にとって、本書は分かりやすさと質の点で素晴らしい!すでに★4.5が着いているが、納得。
・多くの会社では、顧客満足と儲けを別の部署が担当しているが、本来なら同じ人たちが考えるべき。
★まったくそのとおり。
・顧客のニーズを探るのではなく、ニーズのもととなっている「片づけるべき用事」を探れ。
★同感。
●ビジネスモデル:
顧客価値について:だれに、なにを、どのように。
(どんな片づけるべき用事をもった人か、解決策として何を提供するか、第対策との違いをどのように表現するか)
利益について:だれに、なにを、どのように。
(誰から儲けるか、何で儲けるか、どのような時間軸で(同時かあとか)
プロセスについて:だれに、なにを、どのように。
(誰と組むか、強みは?、どのような手順で)
→これら9つの因子はすべて一貫して繋がっていなければならない。
●ヒットしている商品とは:買った「あとでも」よかったと思ってもらえている商品。
・価格はこちらが決めるが、価値は顧客が決める。
・万人にきく差別化などない!アイフォンだって老人たちには受けていない。
●顧客価値について:
・どのような用事をもつどんな人か、まで具体的に考えるべき。
男性、女性、子供、ではだめ。
40代家族連れでもだめ。
「家族でスポーツを始めようと思っているが、どんな道具が必要かわからないファミリー」
・「ふとればかち」つまり「不取れば価値」。つまり不便、不満、不確実不利益などをなくしてあげること。
●利益について:
・『ザ・プロフィット』で紹介された23の儲け方。
・全部の商品、全部の顧客から儲けようとするな。損して得とれ。
●プロセスについて:
・強みを棚卸ししてそれぞれについてVRIO分析:自社はどんバリューを持っていて、それが稀少か、模倣困難か、組織がうまく使えているか、で考える。そして顧客価値に基づいて考えると、✖や△がついたところでも、○になる可能性がある。