段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 113
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760150731

感想・レビュー・書評

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  • ミニシアターの予告で島津さんの活動を紹介した映画が紹介されていて「絶対に観に行こう!」と思っていたのにバタバタしていて見逃してしまった!

    で、本を読んでみた。

    うわ~やっぱりおもしろい~

    段ボールを使ったお財布!
    その段ボールに表れる地域性
    でもって、その段ボールを探しに世界へいくって!
    おもしろすぎる

    段ボールにお金を払った話やら
    段ボールがすぐに圧縮されちゃう話とか
    輸入品が多い国には輸入物の段ボールが多いとか
    段ボールがなかなか見つからない国とか
    お財布を盗まれちゃう話とか…
    なんと段ボールから見える世界は深いのか…

    あ~やっぱりこの映画見たかった~

    島津さんの活動…おもしろい!

  • 図書館で見かけて借り。

    ふうん、と思って手に取ってパラパラめくったら、段ボール財布の話が出て来て、
    「この人の話、Eテレかなんかで見たことあるぞ」
    と思って借りたのだった。
    段ボールからアップサイクル、各国のお国事情(食文化、物の流れなどなど)などが見えてくる。

    段ボール財布の作り方も載っていたので、今度作ってみたい。

  • みんながいらないと思っているもので、
    自分が大切に思えるものがあるということは、
    とても幸せなことかもしれません。

  • どうにか「ゴミ」を「お金」に変えるのに良いものが無いかと、いろいろ探しているうちに「アップサイクル」というシステム(?)を見つけ、そこから更に探していった結果、たどり着いたのがこの本でした。

    著者は段ボールを集めて、その段ボールで財布を作ったりする人です。コレクターでもあり、アーティストでもあるという感じでしょうか。

    段ボール好きが高じて、世界を巡って段ボール集めをしてしまうという、情熱はすごいなと思います。自分では、絶対に真似できません。こんな行動力は持っていないです。

    1カ国4~8ページ程度のエッセイなので、読むのに大変だということもなく、段ボール収集エッセイの後に写真と絵を交えての解説、所々にワークショップの話や、段ボールの話などが掲載されています。

    文字サイズが大きく、文章量もそこまでないので、気軽に読むことが出来ます。

    定番の詐欺に引っかかりまくったり、お金盗まれたり、かと思えばやたら親切な人に手伝ってもらったり、おすそ分けしてもらったりとか、ニヤリとしたり、ほっこりする場面も多いです。

    ただ、南アフリカ編だけは、妙にドキドキして読んでいました。この本を書いているから無事なのは当たり前なんですが、ヨハネスブルグの治安の悪さだけはどうにも…。

    結局のところ、当初の目的であった「ゴミ」を「お金」にということへのヒントは得られなかったです。本の内容そのものは面白かったのです。

    あと、段ボール財布の作り方もちゃんと掲載されています。

  • 「段ボールはモノを入れるもの」という発想ではなく、段ボールを通し世界の価値観を知ることができる。

  • 愛用者だから読まなくちゃね!映画にもなっている。でも、これ読んだからいいかな。笑

  • 好きを突き詰めていくことで、自分にとっての価値から他人からも求められる価値になっていく。そうなればマネタイズのタイミングができて、それを生業として生きていける。(マネタイズという今っぽい言葉を使ってみたかっただけですw)
    著者のように大企業をやめてその「好き」だけで生きていくのはなかなか難しいと思うので、やはり今の仕事をいかに好きになっておもしろくして、熱中できるよう自分を持っていくかが肝要なのかなと。
    それはそれでかなり難しいけどな。

  •  リサイクルとは違う”アップサイクル”は、不用品の価値をさらに高めるという考え。
     「不要なものから大切なものへ」
     段ボールを集めて世界を旅する男の旅行記。

     日本と同じく、段ボールがゴミとして扱われる国もあれば、環境先進国では段ボール自体がなかったり、途上国では段ボールが高級品でゴミではなかったりと、世界各国での段ボール事情は異なる。
     そんなことは段ボールに注目してみないと分からない。
     段ボールで生きていくと決めた男の視点がないと、見えてこない世界がある。

  • アップサイクルの良書。フライターグ愛用者のボクには興味深い本です。
    映画も面白かった。2018年のドキュメンタリー映画でいちばんよかった!

  • 段ボールで財布づくりという天命を見つけられた島津さん。 世界中に段ボール探しの旅に。。。すごいなぁ。 たくましさと羨ましさを感じた。 これ読むとグランドツアー・・・やりてえなぁになる ^_^

    この本にあった段ボール財布の作り方の通り、財布を作ってみた。一緒にブックカバーも。
    個人的にはブックカバーほうがいいかな。

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