本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760148394
作品紹介・あらすじ
一八五〇年代、ゴールドラッシュに沸くアメリカ。夢を求めて西へ、西へ。旅する青年と林檎の木-曲がりくねった枝のように、別れては、また再び出会う。果樹園に芽吹いた、家族の再生の物語。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
19世紀、開拓時代の米国オハイオ州でリンゴ農家として開拓をするジェイムズ・グッディナイフと妻のサディ。厳しい状況の中53本のリンゴの木を育てられれば、土地が自分のものになると甘いリンゴの木を育てることを目指し継木をするジェイムズ。しかし、アル中のサディは酸味の強い品種でアルコール度の高い酒アップルジャクを作りたいと思っている。生まれた子どもの半分はマラリアで亡くなる過酷な時代。夫婦は、それぞれの主張を曲げず、険悪になっていく。そして、ある事件をきっかけに、おとなしいが働き者の息子ロバートは一人家を出て西へ向かう。
最近日本でも知られるようになってきたジョニーアップルシードやプラントハンターの存在がストーリーを支えている。「大草原の小さな家」のような理想的な開拓農家とは正反対の、それでいて過酷な時代をより忠実に味わえる作品なのかもしれない。
全2件中 1 - 2件を表示