- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760146093
作品紹介・あらすじ
意外と身近なところにある「暗渠」。「暗渠サイン」が、ありかをこっそり教えてくれます。
感想・レビュー・書評
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表紙や装丁から、かなりこだわっている。暗渠の説明にあえて過剰なほどの愛のこもった説明をしているのが面白かった。
暗渠に元々興味があったので読んでみたが、これを読めば、誰でもかなりの高精度で暗渠を見つけられるのではないかと思う。
暗渠探しにおけるマナーも書いてあり、暗渠にちょっと興味がある人にはぴったりの本。
実在する暗渠について細かく描写しているパートは正直読み飛ばしてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
暗渠自体の情報(地理情報など)は少ない。
2人の著者の暗渠考察・思いが、色々書いてある。 -
読み終わりたくないのに,巻を措く能わずで一気呵成で読了。
地誌的郷土史的型にも分析・分類型にも、どちらにも共感できる。
自分にも暗渠察知能力が備わってきたようなので、暗渠FWをおこなわないと、ね。 -
図書館で偶然見つけて借りました。買えばよかった!と大後悔するほどの大収穫でした。
水場の人々が暮らし生きてきて、水と共存する決意を感じる暗渠。水と戦った名残のような暗渠。埋めたりせき止めたりせず、フタをしたり道筋を変えたりと、水と人間の欲望の仲人のような存在の暗渠。水の事情に逆らわず水に沿って上手くやるのも一手と、静かに教えてくれる様々な暗渠の存在にしばし耽りました。思えば首都高も川の上…。
それにしても、写真やデータ、作表も豊富に載せたこの本の情報量は、圧巻の一言です。文章もシンプルで素直だから、暗渠への想いがそれだけ強く伝わってくる。しかも、巻末によれば本業が別にあるそうな…。
うーん、やっぱり手元に置いておきたい。 -
暗渠にいざなわれる名著。かなりニッチなところを攻めている,この世の大半はニッチだが。読むと思わず暗渠探索に出かけていきたくなる。ブラタモリ好きは読んどけ。
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水路にふたをし、道路にしてしまう暗渠。都会の細い道は、暗渠うなことが多い。それをマニアックに取材して回ったのがこれ。
うちの近くにも、あるよね。たどってみようかしら。 -
暗渠本の中では元祖的な存在。
雑誌「東京人」の記事、本書刊行の後、「初めての暗渠散歩」「暗渠パラダイス」で、暗渠界(←そんな業界あるんかい!)のスーパースターとなっていく。