- Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760145546
作品紹介・あらすじ
月曜早朝の検討会議。それは、完璧な医師たちが、最も恐れる、医療ミス糾弾の場。成功するのが当たり前の世界で次につるし上げられるのは誰?巨大病院はこうして呼吸をする-迫真のノンフィクション・ノベル。
感想・レビュー・書評
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マンデー・モーニング=MMとは、院内の医療過誤を外科医全員で相互検証する、月曜日の朝の「つるし上げ会議」の通称。
時として患者死亡に至る事もある重大ミスをも共有する事で、チェルシー総合病院は、妥協を許さない理想の医療を目指す病院として尊敬を集めている。
架空の病院・チェルシー総合病院を舞台に、第一線で働く医師たちの、医師として人間としての活躍と苦悩、成功と失敗を描き出す、スケッチのような連作集。
小説というほどのストーリーはなく、ルポルタージュのよう。救急外来や難病の手術に挑む医師たちの姿は活き活きとして迫力十分。
密着ドキュメンタリー番組の、さらに裏側を見たような面白さだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知らない著者でしたが、訳が金原瑞人さんだったのできっと面白いだろうと。
予想通り、いやそれ以上の面白さでした。主要な登場人物がすべて素晴らしい人ばかりで、それぞれの悩みや葛藤を抱えながらも、より良い医療のあり方を実現しようとしていく姿に心を打たれました。この本読んでるときの私の状況は嫌なことがたくさん起こりキツイものでしたが、読みながら自分ももう少し頑張れるような気持ちにさせられることが多かったです。 -
面白かった~~
彼がそんな風に死んじゃうとは思わなかったけど
納得できました -
2015年7月新着
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チェルシー総合病院という架空の病院を舞台に、惜しまず働く医師たちの姿を書いたフィクション。
手術で何らかのミスを犯すと、月曜の早朝(マンデー・モーニング)に行われる公開裁判のような場「医療過誤検討会」でさらし者にされ、他の医師から容赦ない糾弾を受けるのだが、それにも関わらず優秀な医師たちはこの病院で働くことを誇りに感じ、患者のために献身的に尽くしていく。
プロフェッショナルである医師たちが持つ個人的な葛藤や欠点、突然襲いかかる悲劇も書いているのだが、やや出来すぎた人たちばかりが登場して美しくまとまった感もあり。米国でテレビドラマ化されたというのもうなずける。 -
アメリカで2013年にテレビドラマ化されたMonday morningsの原作です。
医療ドラマは大好きで、今まで見たのはER、グレイズアナトミー、Dr.HOUSE、プライベートプラクティス、しあわせの処方箋、ボディーオブプルーフ、ナイトシフトなどなどいっぱいありますが、全部を混ぜてごちゃ混ぜにした感じの連作短編集です。 -
期待値は下回った.テレビドラマのような進行をしている.
登場人物がたくさんいるので,ひとりあたりは話が短い.
展開もありきたりである.時間つぶしにはよい.