- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784759819342
作品紹介・あらすじ
200年におよぶ歴史をもつ科学捜査.実際の犯罪解決に役立てられ,ドラマや小説の題材としてたびたび取り上げられ,ある意味では身近なものでもある.しかし,DNA鑑定,指紋,毒物学,プロファイリングなどについて,どんなことを知っているだろうか.英国のベストセラー作家,ヴァル・マクダーミドは,科学捜査の現場を歩き,第一線で活躍する捜査官へのインタビューをとおして,性犯罪,放火,強盗,暴行,監禁などの事件解決に,科学捜査がどのように役立てられているかを,その発展の歴史とともに浮き彫りにする.犯行現場から法廷へといたる,科学捜査による証拠をめぐる旅.2016年アンソニー賞批評・ノンフィクション部門受賞作品,2016年エドガー賞犯罪実話賞ノミネート作品.
感想・レビュー・書評
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科学捜査の実例集。虫だ毒だ火傷だ血しぶきだと、食事中にはおすすめしないくらい生理的にきつい描写が多数。CSI、BONESなどの海外犯罪ドラマは主人公たちが万能すぎるにしても結構いい線ついているのが分かる。
科学者が謙虚に淡々と事実を積み上げている時に、弁護士が人格攻撃をしてきたら、陪審員は騙されないようにしなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館2017.11.10 期限11/24 読了11/19 返却11/21
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指紋、DNA鑑定、解剖、復顔、プロファイリング、昆虫学、毒物学などなど。科学捜査の概要とどのように発展してきたかをたどる本。
現代の科学捜査に興味があったので、そういう意味では期待とは違っていた。
具体的な事件の経緯と、その操作手法の発展の歴史が主。ミステリー小説さながらに、バラバラ死体が復元されたり墓が掘り起こされたりする。鑑定の未熟さや理解不足による過去の冤罪の多さにも慄然。
新しい手法が次々と生み出される科学捜査の広がり。「科捜研の女」が長期シリーズになるわけだ。 -
面白かった。邦題にもうちょい捻りがあればなー
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50079981 -
海外で行なわれている犯罪捜査、
中でも科学捜査、こういう括りは正確ではないが、
それに焦点を当てている。
今まで当たり前と思っていた捜査方法が実は時代遅れだったり、そもそも間違いだったりと、ドラマやアニメに出て来る捜査方法とは大きく違う。
刑事モノ、犯罪モノに少しでも興味がある方なら買って損はないだろう。
現実で犯罪に巻き込まれた時の対処方法を知る、
あるいは考案するのにも良き一冊。 -
原題:FORENSICS: The Anatomy of Crime (2014)
著者:Val McDermid(1955-) ミステリ小説家。
訳者:久保美代子 翻訳家。
装丁:時岡伸行
【書誌情報】
価格:3,200円+税
出版年月日:2017/07/10
ISBN:9784759819342
版型:4-6 440ページ
https://www.kagakudojin.co.jp/book/b297512.html
【メモ】
・著者のサイト。
〈https://www.valmcdermid.com〉
・著者ウィキペディア。
〈https://en.m.wikipedia.org/wiki/Val_McDermid〉
・サブタイのみ別タイトルになった。
“Forensics: What Bugs, Burns, Prints, DNA, and More Tell Us About Crime”
〈https://groveatlantic.com/book/forensics/〉
・目次ページを開いた瞬間、私はのけ反りました。
【簡易目次】
献辞 [i]
目次 [iii]
まえがき(ヴァル・マクダーミド 二〇一四年五月) [001-004]
第1章 犯行現場 005
第2章 火災現場の捜査 029
第3章 昆虫学 063
第4章 病理学 091
第5章 毒物学 125
第6章 指紋 163
第7章 飛沫血痕とDNA 193
第8章 人類学 231
第9章 復顔 263
第10章 デジタル・フォレンジック 291
第11章 法心理学 327
第12章 法廷 369
終章 407
謝辞 [413-414]
訳者あとがき(二〇一七年五月 久保美代子 ) [415-419]
クレジット [420-423]
おもな参考文献 [424-426]
索引 [427-435] -
テーマはおもしろいのに、文章構成と文章そのものが下手(原文が悪いのか、訳が悪いのか)で読んでいて苦痛だった。突然別の人物の話になるというパターンばかり。同一人物をファーストネームで書いたりファミリーネームで書いたりしてあってわからなくなり「誰これ?」とイライラ。味気ない、事務文書のような文体。これでミリオンセラー作家だというから驚く。
サイエンスノンフィクションとしてつまらない本。 -
ミステリを読むのも楽しいがこういったノンフィクションの科学捜査の本も面白い。事実は小説より奇なりといったところか。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou25201.html