よくわかる学級ファシリテーション①―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)

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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759221473

作品紹介・あらすじ

教師が子ども達を信頼し力を引き出すためにはファシリテーション力が必要。どんな学級をめざし、どうかかわり、学び合うのか。最高のクラスをつくる効果的具体的な技を紹介する。学級経営に悩む教師に必読の入門シリーズ1冊目

感想・レビュー・書評

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  • 信頼ベースのクラスづくりのために、まず心の体力を温めることを大事にすること。
    怒っても感情的にならずに、終えたら切り替える。
    子どもに「どうしたい?どうするのがいいと思う?」という問い掛けを行う。
    教員もクラスの一員として、生徒と共にクラスをつくっていくという意識をもつ。
    子どもに、幸せな子供時代を送ってもらうために。

  • すごい勉強になった。
    やりたい!けどやるには勇気が必要、また、学年の発達段階にもよるなあと。

  • 幸せな子ども時代を支える信頼ベースのクラスづくり。そのために、心の体力を温めることを大事にする。注意や指導が増える教室は、子どもたちの関係性を冷やす。温めることの公平性。「はじめに」を読むだけでも、学級経営に対する著者の思いがありありと伝わってきた。

    先輩の先生方に教えていただいた内容は、ほぼ全て本書の内容に通じる。この先どうなっていたいのか見通しを共有する、トラブルにて最後に「どうしたい?どうしてほしい?」と聞くなど、子どもが自分の思いをもとに活動できる場を確保するのが大切。必要に応じて選択肢をこちらから示すのも有効な手段の一つ。

    他にも教室リフォーム活動、ホワイトボードミーティング、子どもの言葉でつくる学級目標など…
    どれも子どもが「自分ごと」として活動を捉えているからこそ意味がある。

    まずは「冷やす言葉」を減らすことから意識していきたい。

  • 具体的な学級づくりの方法が書かれていて、とてもためになる本。子供との関わり方を改めて考えさせれられた。関係を冷やすのではなく、関係を温める言葉かけや具体的な活動、教師は教えるのではなく、ファシリテーターになることなど、考え方を変えていく必要があるのだと感じた。

  • 聴き合う関係性
    ファシリテーションと一斉授業
    声かけ4:1
    素敵なこと声で可聴化
    可視化で共有
    どうしたい?
    子どもに答えを出させる
    教室移動とか並びかたとか話し合ってチャレンジしたら点数とかで振り返る
    チャレンジして振り返りのサイクル
    実際に例を示す。ペアトークの。最初は教員
    教員が怒らずに済む方法考える
    〜に向けたクラス目標。行事ごとに
    ハンドサインで振り返る
    読み聞かせのフォーメーション共有
    ゲームとか取り入れながら徐々にクラス会議で色々な人と隣になれるように
    例を出したり見本を見せるモデリング
    最初の1週間は仮のクラス目標を先生が用意
    失敗したときドンマイ
    毎朝読み聞かせ五分
    冷やす言葉出ないようにうまくゲームとか取り入れる
    話している人「お待ちしてます」
    子ども同士の注意は基本小声。
    待っている人待たせない。
    真剣に掃除をしないのは何度も注意されると掃除禁止
    他のチームの掃除見学

  • あこがれるが、自分が実践しようとするとまだまだ。信頼ベースって本当に難しい。だからこそ、実践と振り返りを繰り返す。自分自身を変えていくしかないのだから。今後も何度も読み直す一冊。


  • こんな人におすすめ

    初任者
    クラス作りに悩んでる人
    ファシリーテータについて学びたい人


    信頼関係構築のために様々なことが書かれてとても参考になります。
    しかもその活動などの目的がしっかり書かれてあります。
    目的なき実践に効果はないですからね。
    しかも導入例まで書かれてあり実践しやすいです。自分だったらどうするかも考えて取り入れてみてはどうでしょうか?

    クラスがしんどい、学級崩壊の原因は必ずといっていいほど、信頼関係の崩壊です。
    自分もクラスがうまくいかなくてとても悩んだ経験があります。〇〇先生の方がよかった。話しても目線が合わないなど。

    温かいクラス作りのためにわかりやすく実践か書かれています。特に初任者の方でどうクラスを経営していくか悩むと思います。この本はとても参考になります。
    例えば、
    自己紹介
    学級通信の書き方
    教室作りの仕方
    クラス作りの目標の作り方
    席替えの仕方
    子どもへの声かけ
    会社活動など。

    初任者でなくても私のようにクラス作りで悩んでる人におすすめです。
    まずは目的を持って実践していこうと思います。

  • 子どもたち一人ひとりの力を信じ「心の体力」を温めることで、信頼ベースのクラスをつくる具体的方法を提案します。幸せな子ども時代のために。OPAC → http://t.co/2fzTTr4VEq

  • 岩本先生イチオシの本

  • ちょんさんと岩瀬さんの本を集中的に読むことにした。方法に思想が貫かれていることが大切だなあ。方法論のない思想は役に立たなくて、自分や人を追い込むだけだし、思想のない方法の一人歩きは時に子どもを追い込む。
    この本を読むと心が暖まって、明日、ちょっと自分を変えようと思える。

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著者プロフィール

1970年、北海道生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として、4校で22年間勤め、学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2008年度埼玉県優秀教員表彰。2015年に退職後、東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座准教授に就任。学級経営、カリキュラムデザイン等の授業を通じて、教員養成、現職教員の再教育に取り組んだ。2018年3月に退職し、一般社団法人軽井沢風越学園設立準備財団副理事長に就任。2020年4月に幼小中混在校の軽井沢風越学園の開校を目指している。教師教育学会所属。大3、高1、小5の3児の父(2018年現在)。
主な著作に、『せんせいのつくり方――“これでいいのかな”と考え始めたわたしへ」(旬報社、2014年)(共著)、『最高のチームになる! クラスづくりの極意』(農文協、2011年)、『最高のクラスのつくり方』(小学館、2010年)他多数。

「2019年 『クリエイティブ・ラーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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