食堂のおばちゃん (ハルキ文庫 や 11-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 1647
感想 : 127
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440561

作品紹介・あらすじ

焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴…。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説(著者によるレシピ付き)。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと、ホッコリしたものが読みたくって。。
    シリーズ7巻まで出ているよう。
    これは間違いないでしょうって、読んでみました。

    期待通り。。
    5編の短編連作。
    どれにも美味しそうな料理が登場しながら、ホッコリする人情話がたくさん。
    巻末にはレシピもあり、どれも試してみたいものばかり。
    これは続きも読まないと。
    楽しみです。。

    メモ
    「おまえ以外に惚れた女が出来たら、すまねえが俺は全部置いて、身一つで家を出て行くぜ。」

    • いるかさん
      地球っこさん 職人気質のいい男なんですが、見た目もかっこよく高倉健似で、奥さんは岸田恵子似の夫婦なんです。
      とってもいい子供夫婦も含めて良...
      地球っこさん 職人気質のいい男なんですが、見た目もかっこよく高倉健似で、奥さんは岸田恵子似の夫婦なんです。
      とってもいい子供夫婦も含めて良い夫婦なんですよ。
      地球っこさんのレビューもいつも楽しみにしています。
      これからもよろしくお願いいたします。。
      2020/08/24
    • 地球っこさん
      いるかさん、健さん似ですか!
      それは男前ですね(〃▽〃)
      奥様も素敵です。
      高倉健さんはエッセイ『あなたに褒められたくて』をだいぶん前...
      いるかさん、健さん似ですか!
      それは男前ですね(〃▽〃)
      奥様も素敵です。
      高倉健さんはエッセイ『あなたに褒められたくて』をだいぶん前に読んで、とっても魅力的な人だなあと好きになりました。
      つい、健さんのお名前が出たのでコメントしてしまいました 笑

      いるかさんのレビュー、わたしも楽しみにしてます。
      こちらこそよろしくお願いいたします☆
      2020/08/24
    • いるかさん
      地球っこさん ありがとうございます。
      ホッコリしたシリーズみたいなので、ちょっと続けて読んでみたいと思います。
      どうなっていくのか楽しみ...
      地球っこさん ありがとうございます。
      ホッコリしたシリーズみたいなので、ちょっと続けて読んでみたいと思います。
      どうなっていくのか楽しみです。
      つたないレビューですが、また感想を聞かせてください。
      2020/08/24
  • 読後感想、お腹空いた...。

    いや〜出てくる料理が只者ではない。
    手が込んでる。材料がいい。しかも原価も考えられていて。料理を出す時の手際の良さ。そして忘れてはならない愛情。最後には出てきたお料理のレシピ。私は特に小鉢の料理が気になったなあ。

    何故にこんなに料理がリアルなのかしら..と作者山口さんのことを調べてみたら、なんと本当に食堂のおばちゃんだったのですね。納得!

    おっと、料理だけの感想になってしまう。
    お話もとっても上手く料理に絡んでいて、ほっこりしましたよ。(え、これだけ?)

    すごい!10巻以上もシリーズで出てるんですね!
    これは読まないと。すごい読後お腹空くけど。

  • ☆4

    ずっと気になっていた「食堂のおばちゃん」シリーズをやっと読み始めました!
    最初はなかなか常連のお客さんの名前が覚えられず…「あれ?この人誰だっけ?」とページを遡ったりしたのですが、途中の章から徐々に慣れてきて最後まで楽しく読ませて頂きました❁⃘*.゚
    一子さんと二三さんが作るお惣菜が、どれもとっても美味しそうで♡お腹が空いてる時に読むのは大変かもしれないです( º^º; )

    たくさんのシリーズが出ているので、引き続き読み進めていきたいと思います。

  • こんな食堂行きたいなぁ。
    姑と嫁がこんなに仲良くなれたら素敵だよね。
    大きな事件もないのが物足りなくもあるけど、それが逆に安心して読めるっていう良さでもある。
    最後にレシピが惜しげもなく紹介されてたから、作ってみようかなぁ。

  • 一という姓は戸田恵梨香が出ていたSPECに出てきた。姑の一子と嫁の二三がやっているはじめ食堂の心温まる物語。

    カレーも良いけど、冷汁食べたくなった。早く6月こないかなぁ。昔ながらのカレーが絆を作る。

    鰯も良いなぁ。魚料理も大好きで肉料理も好きなので、ハーフアンドハーフにしてほしい。白和えが一子と二三の出会いを繋ぐ。日本食にはどこか不思議な力があるように思う。

    焼き鳥屋の跡継ぎもホッコリさせられた。
    冷やしナスうどんも美味しそうだ。万里も色んな意味で頑張れ。
    ビーフシチューでは亡き夫の供養と一子が言う。夫婦の絆っていいなぁと感じる。そして夫はすごい人だった。その人が好きだったら無理もする、我慢もする、そうありたい。
    巻末のレシピで作ってみよう。

    はじめ食堂で繰り広げられる物語ひとつひとつが料理とマッチしている。どれも美味しそうだが、題名になっている料理が深みを与えてくれる素敵な作品だった。美味しい料理とはじめ食堂の変わらぬおもてなしが優しく心を包み込んでくれた。

  • 第一印象はわた鬼こと、渡る世間は鬼ばかり。
    ただおばちゃんというか、お婆ちゃんの神対応がお客さんを包み込んでしまう。泉ピン子ではこうはいかない。(失礼)

    通いの食堂が欲しいとずっと思っていた。ちょっとひっかけて、お店の雰囲気にあったまって帰るみたいなお店。郊外に住んで車通勤している身ではないものねだりなんだけど。

    徒歩20分で頑張って通った居酒屋には三行半をつきつけられたばかり。そう、私は酒癖がよろしくない。あったかいものを求めて、なぜか求めすぎてしまうのだ。深夜2時3時まで粘って勘定にケチつけるような大人子ども。おども。
    「何者か願望」これが良くない。
    作品に関係ないところで寂しくなってしまった。

    通いの食堂って、みんな何km圏内なんだろ。

    食堂のおばちゃんシリーズを肴に一杯ひっかけよう。

  • いるかさんの感想を読んで。

     2020.8.30.  書店で購入。31日、読み始めている。お腹がすいたときに、読みたい本です。
     シェイプアップしながら、読んでいこうと思っています。 

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      りまのさん
      美味しそうな話みたいですね、ゆっくり寛ぎながら食事の出来る場所を見つけたい!
      りまのさん
      美味しそうな話みたいですね、ゆっくり寛ぎながら食事の出来る場所を見つけたい!
      2020/11/17
    • りまのさん
      この本の「はじめ食堂」は、サービスは良いし、メニューは、美味しそうだし、常連さん達は、仲良しだし、実在したら、訪ねてみたい、食堂です。
      この本の「はじめ食堂」は、サービスは良いし、メニューは、美味しそうだし、常連さん達は、仲良しだし、実在したら、訪ねてみたい、食堂です。
      2020/11/17
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      りまのさん
      行ってみたいですねぇ、、、
      りまのさん
      行ってみたいですねぇ、、、
      2020/11/17
  • いわゆる大衆食堂のおばちゃんとお客さんとの物語。
    洞察力が鋭く、さすが人生の先輩。人を見る目というか、言葉に深みが増しますね。

    変に繕わず、ありのままを出せるお店はみんなの憩いの場であり、心の拠り所なのかな。

    おかずを作る工程が丁寧に描かれているのでとても美味しそう。地元に根付いた食堂って本当、美味しいんですよねー。

    ほっこりするし、お腹が空く本でした。

  • いつでも母とを手にしてからすっかりファンになりました。どちらから読もうかと思い婚活食堂か食堂のおばちゃんかと、まあどちらも読みますけど、何故ならファンなので。経歴は知っていたけど、ここまで食について事細かくて専門で何よりレシピが存在する=ワンポイントアドレスの これは凄いってこと 築地市場外の店に食材に本物ですね。内容も佃島って気に入ったし常連組が嫌味がないので安心する 生い立ちもお母さん82歳も応援するってこと もう10出てるんだ知らなくて悔し涙 ほんと読みやすい 要もファンですね

  • 山口さんの本は『月下上海』に続いて2冊目。

    もとは亡舅が50年前に開いた洋食屋。
    夫が亡くなり、店を続ける決断をした二三。
    今は姑の一子と二人三脚で町の小さな食堂を営んでいる。
    安くて美味しい家庭的な料理。
    常連さんに支えられる店だ。
    そんな店で繰り広げられる小さなミステリー。

    山口さんご自身が社食のおばあちゃんをされていたのですよね。
    二三と一子の手際の良さは、山口さんならではかも。
    巻末に本で紹介されていたメニューのレシピが載っています。
    ちょっと作ってみたくなる!

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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