- Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412476
作品紹介・あらすじ
20年前、母になった私(若葉)は、ふたりの子供と優しい夫に囲まれて、いつまでも幸せな日々が続くとおもっていた。けれど1996年の夏、ある事故が起こってしまう。そして2012年1月、成人式を迎えた"ひとり娘"の菜苗から、旦那と私は思わぬお願い事を告げられた。「かなちゃんのお仏壇を、だして」-覚えていたのか、菜苗!あの日から、いままで家庭内で触れずに過ごしてきた菜苗の双子の姉・香苗の存在を…この日をきっかけに、母と娘の不思議な日々が幕を開ける。双子姉妹と母親の愛あふれる感動長篇。
感想・レビュー・書評
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待望の新井素子新刊、しかもSF!
んん?となって、くすっとなって、最後ぶわっ!となる!
とゆー、イッツ・ア
・スペクタクル・ファンタジー・ママ・ワールド!!
って、なんのこっちゃ??
もう読んでくださいとしか言えない。多分これ以上書くと、ネタバレになっちゃうのー。のー。だから、駄目駄目だー!
です•̀.̫•́✧
坂井さん、男前です!彼女にとても似た人、ママ友にいますよw
作中で主人公と坂井さんが子供達の頭ワシャワシャする場面があって、思わず横にいた息子の頭ワシャワシャしたんですが、さすが小六。イマイチな感触…昔ワシャワシャの好きだった息子も「なんか、微妙…」と。
子供が大人になるほど、せつないママ心…(´;ω;`)
でも、これ間違いなく今年のベストです! -
SF
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すごく久しぶりに新井素子さんの作品を読んだ。
元々文体にものすごく特徴のある作家さんだったとは思うけど、それがさらに進化していて、とにかく読みづらく、「この描写必要だった?」と思うような描写が頻出して、一人称の主人公さえ「今はそういう話をしているんじゃなくて!」とか言い出す始末で話が進まず、何度も中断しつつやっと読み終えた。
疲れた。 -
飛ばし読み良いのかなぁ〜
なーんだ次はないなぁ -
中学生くらいのころ、夢中になって読んでいた新井素子さんの小説。久しぶりに読んだところ、あまりにも読みにくい。懐かしい文体だけど、受け入れられなくなっている自分に驚いた。読み進むのが辛いくらいだったけれど、それでも読んでいくうちに引き込まれるように読了。ああ、こういう世界を描く作家さんだったなと懐かしく思う。母と娘がのめり込んで行く状況に父はまったく関わってこないわけだけれど、最後に母がそれを「酷い人ではない、莫迦なだけ」と娘に言う。すごく腑に落ちる一言だった。