小説NieR:Automata(ニーアオートマタ)少年ヨルハ (GAME NOVELS)
- スクウェア・エニックス (2018年7月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757557390
感想・レビュー・書評
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原作となるゲーム『NieR:Automata』のノベライズ、第3巻の“少年ヨルハ”です。
ゲームの前日譚となる舞台『少年ヨルハ』を小説化した、原作の世界観が広がる一冊でした。
女性型が多いヨルハ部隊ですが、男性型のみのヨルハM部隊が新設されます。
健気な少年兵といったメンバー構成ですが、ブラック教官や二号から醸し出される不穏な雰囲気が素晴らしい。
又、途中から合流するレジスタンス(脱走兵)の旧型アンドロイドにはヨルハに無い人間臭さがあって面白いです。
人類のように多様性を模して造られたアンドロイド達ですが、心身の痛みを背負い感情に振り回される彼らはもう人間そのものと言えるのではないでしょうか。
人類ではなく、個人となった彼らにこそ“栄光あれ”と言いたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニーアオートマタ ノベライズ3作目。登場人物たちは、今までのどの話よりも人間臭かった。
「記録」の形式を取って、登場人物それぞれの視点が切り替わりながら話が進んでいくので、少し分かりにくい部分もあった。
二号と九号は、どこまでも死と再会を繰り返す、悲しい運命を背負っていて、胸が詰まる。
何度も死ぬことを前提に戦場へ送られたМ部隊の生き様であり、9Sのルーツとなる物語。 -
セリフや一人称視点多め。名前が数字なのでもう少し容姿や細かい描写があったら想像しやすいのになぁと思ったが、そういえばラノベだった。Automataゲームプレイ後に読んだので、世界観は掴みやすかった。
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ゲーム、ニーアオートマタの前日譚。
ゲーム中に登場するヨルハ部隊で使用されている女型とは異なる、男性モデルのデータ収集を極秘に行うことを目的として実験モデルとして誕生した男性モデルのみで編成された部隊の話。
何度も任務に挑んでは生きては帰ってこれない彼ら。そのたびに任務前にバックアップしてあったデータで復元される。しかしそれは復元されたものであって、任務に挑んだ彼らはもういない。自分は何者なのか。そんな疑問も生まれる。
そんな中ただ一人死ぬことを許されないヒーラー型である九号。彼の役割は彼らのバックアップである。任務にて毎回予期せぬことが起こり部隊の誰かが死ぬ。それを復元する彼は彼らの苦悩を見てまた自身も彼らを救うことができなかったことを悔やむ。
そんな彼ら一人ひとりの未来へ繋がれなかった想いを綴る。
ゲーム本編に出てくる9Sとこの9号は同一モデルなのか、また短イ話にでてくるモデルと同じ番号同じ形式のモデルもでてきて、これも同一のモデルなのかなど色々考えながら読んだ。彼らの想いは未来へ続かなかったが、彼らの実験から得たことが本編に確かに反映されていることが読み取れる。例えばバックアップデータは直接本部サーバーに送られることになるなど。そんなことを見つけられたときはちょっとうれしかった。 -
ゼロとマインドアサシンのノベライズが何回も読み直すほど好きだった。
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NieRだからハッピーエンドは期待してなかったけれども、やっぱりですかーという気持ちと、最後もう少し情報プリーズと思った部分はどこか別の話で出てきたのかな、というのが気になりつつ、気づけば読み終わってしまった。もっと色々関連話あったら読みたいけど、Nierだからへこみそう。
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全体的に重かった。