柴田元幸ハイブ・リット

著者 :
  • アルク
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本棚登録 : 105
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757414938

感想・レビュー・書評

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  • スチュアート・ダイベックの声を聴いたとき、正直ホッとした。大好きな作家の声が嫌いだったら困るな、と思っていたから。ぼそぼそと淡々とした声で読むこの作家をとても好ましく思えたのがなんだかうれしかった。

    小説家が自分の作品を声にして読む機会は、日本ではあまりポピュラーではない。だから、本人の声で聴けるというだけでも、私はこの本に出会えてよかったと思う。ラインナップはやはり、柴田さんらしくとても良いし、もちろん翻訳も心地よい。こんな風に小説を楽しむのも悪くないな、と思う。

    企画の良さに★ひとつプラスで5。

  • 編訳者まえがき/柴田元幸
    英語と文学を楽しむ『柴田元幸ハイブ・リット』/編集部編
    [Story 1]HAPPY BIRTHDAY by Barry Yourgrau
    [Story 2]FOILE A DEUX by Rebecca Brown
    [Story 3]THE GREAT DIVORCE by Kelly Link
    [Story 4]PET MILK by Stuart Dybek
    [Story 5]SNOWMEN by Steven Millhauser
    [Story 6]AUGGIE WREN’S CHRISTMAS STORY by Paul Auster
    著者・訳者紹介
    初出一覧・コピーライト
    (目次より)

  • 面白い!特にレベッカ・ブラウンが最高でした。翻訳ってこんな風になってるのか…って驚いたり逆に英語の見事な言い回しに驚いたり楽しかった。日常語までいくと語彙レベルが高くてちょっと苦戦。でも大体日本語で読んだことのあるお話だったので掴みが簡単だった。

  • 作家本人の朗読CD付き。貴重。

    ただ、別にハードカバーで出さなくても・・・持ち歩きにくいじゃん。

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著者プロフィール

1954年生まれ。東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。講談社エッセイ賞、サントリー学芸賞、日本翻訳文化賞、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。

「2023年 『ブルーノの問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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